ホンダ新型N-VAN 最新情報まとめ【Nシリーズ初の商用車】【N-PRO】

ホンダといえば、もはやN-BOXと言われるぐらいになりました。逆にN-BOX以外が売れていないと皮肉られるほど。既にカーギークでは【比較】N-BOX vs タントといった比較記事もレビュー済み。

それだけホンダが軽自動車の新車市場で成長したとも言えます。一昔前まではスズキやダイハツの後塵を拝していたのが懐かしい。それに一役を買ったのが先程のN-BOXを代表とする「Nシリーズ」。

このNシリーズをN-WGNを最後に新型モデルが投入されていないんですが、ただこの度ようやく新型Nシリーズが投入されます。しかも軽商用車。

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その名も「N-VAN(エヌバン)」。ホンダが現在発売しているバモス(アクティ)の後継車種という位置付け。軽商用車も市場的にはそこそこ大きく、このN-VANの存在は既に数年前から話題になってた。

そこで今回カーギークではホンダ新型N-VAN(エヌバン)に関する最新情報をまとめてみました。新型N-VANの価格はいかほどなのか?またN-VANの発売日はいつなのか?

ちなみに既にホンダ新型N-VAN試乗インプレッションはレビュー済み。【比較】N-VAN vs N-BOX【比較】N-VAN vs ハイゼットカーゴといった比較記事も良かったらご覧くださいませ。

新型N-VANの発売時期は2018年7月頃?

まずはホンダ新型N-VANの発売日。一体いつ頃エヌバンは登場するのか?

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結論から書くと、新型N-VANの発売時期は2018年夏頃。既にホンダの公式サイトでは新型N-VANのティザーサイトが先月から公開中。そこにはハッキリと発売日は「2018年夏」と書かれております。

更に具体的な発売時期を予想するのであれば、新型N-VANの発売日は2018年7月か8月頃だと思います。2018年6月頃と予想する自動車メディアもありましたが、夏というニュアンスを考えると6月ではやや時期はズレそう。

実は新型N-VANの発売時期は2017年と予想されてたため、投入時期はかなり遅れたカタチ。新型N-VANのベース車両となるN-BOXが2017年夏にフルモデルチェンジしたため、そこら辺との兼ね合いが発売時期の遅れに繋がったと推察されます。

実際、新型N-VANはベースのN-BOXよりも進化しており、その内容については後述。

ちなみにN-VANのキャッチフレーズは「N for Work」とのこと。NシリーズのNは「乗り物」を意味しているため、まさに新型N-VANは「働くクルマ(商用バン)」を売りにしている模様。

新型N-VANはN-BOXベース(主要諸元まとめ)

何度も書いてますが、ホンダ新型N-VANはN-BOXベースになります。そのため新型N-VANの主要諸元もN-BOXと同じかと思いきや、答えはNO。

○ホンダ新型N-VANの主要諸元

  • 全長…3395mm
  • 全幅…1475mm
  • 全高…1815mm
  • ホイールベース…2520mm

新型N-VANの予想主要諸元がこちら。軽自動車には規格が定められてるので全長全幅こそ同じですが、新型N-VANの全高はベース車両のN-BOXの全高を大きく上回ります。ダイハツはウェイクの商用車版も発売してることを考えると、N-VANのハイルーフ仕様はもっと高くなるか。

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新型N-VANの見た目デザインを改めて確認しておくと、車体カラーにはブルーなども設定される予定。おそらく画像はハイルーフ仕様。

またグレードや価格については後述しますが、ヘッドライトにはフルLEDが採用されているなど、軽商用車としては思えないほど新型N-VANは装備面などが充実していることが分かります。

○新型N-VANは自家用車としても使える4ナンバー仕様

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車体カラーがブラックの新型N-VANを確認すると、パット見はN-BOXと大差ない印象。ただドアの持ち手などは完全に商用車仕様。いずれN-BOXの比較記事も書いてみたいですが、N-VANは自家用車として登録できる4ナンバー軽貨物車に設定。

そのため従来の5ナンバー軽貨物車よりも、新型N-VANは税金面でお得になっております。

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新型N-VANの内装インテリアの画像がこちら。N-BOXと比べると色んな意味で違いが多そうですが、意外と質感は商用車としては悪くないか。ホンダ的には「傷が目立ちにくい内装」を追求したとのこと。

また一方、収納スペースなどは新型N-VANが大きく上回っている雰囲気。ここらへんの軽商用車としての商品力を追求した結果、新型N-VANの発売時期が大きく遅れた可能性がありそうです。

まさに「ホンダのMM思想」がなせる技なのか?

○新型N-VANのカタログ燃費はN-BOXを超える?

だから新型N-VANに搭載されるエンジンも、既にN-BOXに搭載済みの新開発のVTECエンジン(S07B型)が採用。NAエンジンのスペックは最高出力が58PS/7300rpm。最大トルクが6.6kgm/4700rpm。ちなみに新型N-VANの変速機はCVTと4WDが設定。

新型N-VANのカタログ燃費は25.6km/L(2WD)と予想する自動車メディアもいました。ただ「商用バンが速すぎる理由」でも触れましたが、商用車の車重は一般的に乗用車より軽量になる。

だから、もしかすると新型N-VANのカタログ燃費はN-BOX(27.0km/L)を上回る可能性もありそうです。少なくとも現行アクティのカタログ燃費が最大で17.6km/Lのため、新型N-VANは相当な低燃費に進化することは間違いない。

 

新型N-VANは「FF車」でも十分広い

現行アクティは駆動方式はMR方式を採用しているものの、新型N-VANはFF方式に変更されております。何故、商用車にはMR方式が多かったのかというと、やはり室内空間をとにかく確保して積載性を高めるため。

じゃあ、新型N-VANはFFにして大丈夫なんか?って話。

ただ、ご存知のようにN-BOXはFF車であっても室内空間が十分広い。エンジンは縦置きに配置され、センタータンクレイアウトという技術も手伝って、当然N-VANでも同様に空間的な犠牲は最小限に留まると考えられます。

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実際に荷室空間を確認すると、新型N-VANの荷室長は1630mm、荷室高が1365mmと予想されております。現行アクティと比べると新型N-VANは荷室高は16cmほど上回るカタチ。N-VANは荷室長でこそ見劣りするものの、そこはシートアレンジなどで対応できるというホンダの判断。

例えば、新型N-VANにはビールケースが40個、ダンボール箱が71個も積載できるとのこと。だから新型N-VANは商用車の中でもトップクラスに室内が広く、また実用性に優れた軽自動車になりそう。

ホンダ新型エヌバンは「ピラーレス」になる!!

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ホンダ新型N-VANはシートアレンジもかなり徹底して追求されており、運転席以外のシートを格納できるダイブダウン機能が付いてる。このことが新型N-VANの積載性を大きく高めてくれてる武器の一つ。

商用バンのためリアシートは極めて簡素であるとは言え、完全にフルフラット空間が実現されてることが伺えます。ホンダはセンタータンクレイアウトを採用しているため、ここまでフルフラットに仕上げるのは実は難しかったのではないか。

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そして、新型N-VANで更に注目したいのが「大開口のピラーレス」である点。あくまでピラーレスは左側サイドのみっぽいですが、これまでダイハツ・タントのみが所有してきた武器をホンダ新型N-VANがついに手にしたカタチ。

新型N-VANの助手席開口部はなんと1580mm。成人女性一人分ぐらいの間口の広さが確保されてる。

「新型エヌバン=ピラーレス」の情報を報じてるのはベストカーぐらいだったんですが、まさにドンピシャの予想的中。かなり大胆な商品展開のため「信憑性は今のところ不明」と書いた自分が恥ずかしい。

○商用車とピラーレスの組み合わせは非常に面白い!

そのため「商用車×ピラーレス」は非常に面白い組み合わせだと思います。タントはお子さん向けにアピールしてますが、考えてみると実はピラーレス機能は大きな荷物を積み込む商用車の方が日常的に重宝しそうな商用車向けの機能。

新型エヌバンの売れ行き次第にはなってくるものの、ベース車両であるN-BOXもいずれピラーレス化する可能性は高そう。実際、新型エヌバンの乗用車版は「N-BOX+の後継車」として発売される噂。新型N-VANピラーレス説を言い当てたベストカー情報なので間違いないか。

他にも新型エヌバンの床下は二重底になってるんじゃないかという情報もあったりして、エヌバン(N-VAN)はN-BOXをただ単にベース車両にしただけではなく、商用車としていかにテコ入れされていることが伺えます。

ただピラーレス化すると車重は増加するため、先程は新型N-VANのカタログ燃費がめちゃくちゃ良くなると予想したものの、結果的にベースのN-BOXと大差ないカタログ燃費に落ち着く可能性がありそう。

ホンダ新型N-VANは「価格」も商用車の域を超える?

ただ反面、新型N-VANの価格は相当割高になりそう。何故なら、新型N-VANも同様にホンダセンシングやオートハイビームが標準装備化されるから。ホンダセンシングレス仕様も設定されますが、価格面では期待薄でしょう。

○ホンダ新型N-VANのグレード構成

まずホンダ新型N-VANのグレード構成を確認しておくと、全6グレードが設定されます。

「G」はエントリーグレード。「L」は装備が充実した高級グレード。「+STYLE」は乗用車としても使えるモデル。「FAN」はフルLEDヘッドライトが採用され、「COOL」はスタイリッシュデザインが追求されたモデルとのこと。

「G」と「L」が軽商用車としてのグレードであり、車体カラーは銀と白の2パターンのみ。「+STYLE」以降は専用色が用意されるなど、乗用車ウケを狙ったグレードだと推察されます。

そのため「G」と「L」以外は荷室高などが低く設定されており、「COOL」以外のグレードは全てハイルーフ仕様とのこと。またターボエンジンも「FAN」と「COOL」にのみ設定されます。

○ホンダ新型N-VANの価格予想

  • G…125万円~
  • L…140万円~
  • +STYLE…137万円~
  • FAN…170万円~
  • COOL…158万円~

カーギークによる新型N-VANの予想価格がこちら。

ホンダ現行アクティの価格は115万円から購入できますが、ホンダ新型エヌバンの価格帯は130万円ぐらいからになると予想してみる。実際、自動車メディアの最新予想でもN-BOXの価格帯(138万~194万円)に匹敵すると指摘。

ただ新型N-VANの「G」「L」にはオートハイビームが装備されず、またホンダセンシングレス仕様も用意されていることから、新型エヌバンの価格は最大で10万円以上は割安に設定されそう。

とはいえ、ライバルであるスズキ・エブリイが90万円台から購入できることを考えたら、新型N-VANの価格帯は軽商用車としては割高感が強くなりそう。だからホンダ新型エヌバンで唯一気がかりな点があるとしたら、この割高な価格設定。

N-BOXは割高な価格設定でも売れていますが、N-VANは所詮商用車。価格面は決して無視できないジャンル・だと思うので、そこがエヌバンの販売状況にどう左右するか?といった所です。

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