自動車パーツにはサンバイザーやメーターバイザーなどがありますが、今回カーギークで取り上げるのが「ドアバイザー」。わりと多くのドライバーが付けてるので勘違いしがちですが、ドアバイザーは意外とオプション装備。
そこで新車購入時にドアバイザーは必要なのか?不必要なのか?今更感はありますが徹底的に解説してみたいと思います。クルマ選びの参考に読んでください。ちなみに画像のホンダ新型N-BOXの試乗レビューも興味があればどうぞ。
【解説まとめ】そもそもドアバイザーとは?
まず簡単にドアバイザーとはそもそも「何の目的」で設置されているのかを解説。
ドアバイザーとは、サイドウィンドウの上部のラインに沿うように設置されてる樹脂製のカバーのこと。ドアバイザーのデザインやサイズは様々存在し、サイドウィンドウの大半を覆うようなドアバイザーを装着している車も。
○ドアバイザーの目的は「雨よけ」
一言でまとめると、ドアバイザーの主な目的は「雨よけ」。そのためドアバイザーをそのまま「雨よけ」と呼んでいる人も。
ドアバイザーがあることで落ちてくる雨を遮り、また天井から滴る雨粒もサイドウィンドウよりも離して落とせる。そのため雨天でもサイドウィンドウを6cm7cm程度開けても、ドアバイザーがあれば車内に雨が直接入ってくることは少ないです。
例えば車内の空気を入れ替えたい時に、ドアバイザーは便利。室内と外気温の差から窓ガラスが曇ることも防げます。交通事故を減らす点でも、ドアバイザーは意外と有用。特に喫煙者にとってはドアバイザーは重宝する機会が多いはず。
ドアバイザーは基本的に必要
結論から書いちゃうと、ドアバイザーは基本的に必要。もちろんなくてもいいんですが、ドアバイザーは装着しておいた方が前述のように雨天時は便利で役立ちます。
実際、もしドアバイザーがない状態で窓ガラスを開けると、たとえスキマが1cm程度であっても雨が目に見えて車内に侵入してきます。ドアバイザーはケチる装備ではない、といったネット上の評判もあるぐらい。
また交通事故防止の観点から、ガラスの曇りを減らせることもドアバイザーの大きなメリット。もちろん窓を開けなくても窓ガラスの曇りは減らせますが、やはり一番手軽な方法。ドアバイザーはそこを手助けしてくれる。
○雨よけ以外のメリットは?
雨天時でも窓ガラスを開けられるということは、周囲の音を聞けるので状況を把握しやすくなる。パトカーや救急車、踏切音などがいち早く察知できるので、ドライバーは的確な対応を取りやすくなる。
またドアバイザーがあれば窓ガラスの少しのスキマから泥棒が工具などを入れにくくなり、ドアのロック解除を防ぐことが可能。やや大げさではあるものの、ドアバイザーは防犯効果を一定程度はもたらします。
後付けで装着する場合、ドアバイザーの価格は純正品だと工賃込みでも数万円程度で購入することが可能。もし新車購入時にドアバイザーをオプションで選ばなかったとしたら、是非後から装着しましょう。
ドアバイザーを装着する2つのデメリット
ただドアバイザーのデメリットも存在します。
実際、新車購入時にドアバイザーを装着しない方は全体の1%程度はいる模様。逆に、どんだけドアバイザーが普及してんねんって話ですが、最後はドアバイザーを敢えて装着しないおすすめの理由を考察して終わります。
ドアバイザーの最たるデメリットは「騒音」。どうしてもサイドウィンドウとドアバイザーとの間で生まれる空間が「風切り音」を増長させる。またサイドウィンドウを掃除する時、ドアバイザーとの空間が掃除しにくいのもデメリット。
あとドアバイザーは装着すると「見た目的にダサい」と感じる人もいます。
実際、自動車メーカーの写真や画像を見ても、多くは「ドアバイザー非装着時」の写真が多いのはそれが理由。輸入車が外車でドアバイザーはセットオプションで用意されていないことも。
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