トヨタの高級セダン車が「クラウン」。
現行15代目クラウンは2018年6月に発売。シャシーはTNGAプラットフォームに刷新されて、走りが大幅に進化。車載通信機(DCM)が全グレードに標準装備されるなど、トヨタ初の「繋がるクルマ(コネクテッドカー)」に進化したことも話題を呼びました。
ただ早くも次期16代目クラウンの発売情報が流れているそう。
そこで今回カーギークでは「トヨタ新型クラウンのフルモデルチェンジ最新情報」をまとめてみました。果たして16代目新型クラウンの発売時期は?次期クラウンはどう進化するのか?ついにSUV化してしまうのか?

発売日は2022年6月下旬?
続いては「発売日や発売時期」の最新情報。
トヨタ新型クラウン16代目の発売日は2022年6月下旬頃になりそう。
現行15代目クラウンは2018年6月に発売していることから、モデル周期はちょうど4年。当初自動車メディアでは2024年発売などと予想されていましたが、直近の半導体不足に伴う大幅な生産減少を考慮しても異例の短さになります。
2.0L直4ターボモデルは2月10日の時点で受注できなくなっており、2022年3月14日に全てのグレードの最終受注が終わっている模様。そして、2022年4月29日には現行クラウンの生産そのものが終了しています。まさにモデルチェンジも秒読みの段階。
ちなみに翌月の2022年7月にはトヨタ新型シエンタがフルモデルチェンジするとも言われます。
新型クラウンは「4ドアクーペ」に変身?
続いては「クーペ化」の最新情報。
どうやら新型クラウンの標準モデルそのものは「4ドアクーペ」に生まれ変わりそう。
新型クラウンも6ライトウェイトスタイルは変わらないものの、フルモデルチェンジ後はよりクーペらしい流麗なフォルム感が強まりそう。
他にも巨大なフロントグリルが目を引くものの、左右のヘッドライトが細長いガーニッシュと一体化したデザインに仕上がっております。これはトヨタが2022年以降に投入する電気自動車・bZシリーズのような顔付きに近い。
そのためクラウン史上で最も薄味な顔付きになりそうですが、逆に言うとデザイン面からは次期クラウンは今後のBEV化も強く匂わせます。
また次期クラウンは「クラウンプラス」と一部グレードで名乗るとされます。レクサス系の車種でプラスと命名されるモデルはPHEVモデルになるため、いずれ次期クラウンのPHEV化も予感させます。
続いて新型クラウンのリア周りのデザイン。流行りの横一文字とまでは言えないものの、細長いガーニッシュで左右のコンビランプを連結させた横長デザインに仕上がっています。4連マフラーもレクサスのような横長のマフラーに変わりそう。
またクーペフォルムが強まることも相まって、新型クラウンのハッチゲートはスープラのように「リアウィンドウと一体型で開くタイプ」に変わりそう。

【クラウンクロス】新型クラウンはSUV化確定?
続いては「トヨタ新型クラウンのSUVの派生モデル」の最新情報を解説します。クラウンはかねてからユーザー層の若返りを図ろうとしていたため、SUV化はもはや既定路線。既存のトヨタ車を例に考えると素直に【クラウンクロス】と名乗るはず。
次期クラウンはクーペスタイルに進化するため、クラウンクロスはいわゆる【クーペSUV】に仕上がる可能性が高そう。クラウンクロスは「高価格帯のSUVラインナップの充実」も兼ねているはずなので、ハリアーとの差別化も意識されるか。
そのためフォルム感はかなり流麗さが際立つものの、フェンダーアーチモールには樹脂製パーツをあしらうなど、ハリアーよりはしっかりSUVテイストも強かったりします。
新型クラウンクロスの価格帯は500~600万円以上になりそうですが、ハリアーの強力なライバルになりそう。カローラやヤリスの時と同様、クラウンクロスの発売日は一年ほど遅れて2023年夏以降とも言われます。販売のテコ入れを考えると「後出し」の方が効果的という判断もあるか。

クラウンクロスの開発は凍結?
ただし、クラウンのSUVモデルの開発が凍結されたとはベストカーの最新情報。トヨタの販売ディーラーから猛反対にあって、まさかの土壇場で開発凍結されたとのこと。理由はサイズ感の巨大化。
2021年に発売された中国専売車が「クラウンクルーガー」という新型SUV。中身はクラウンとは全く関係なく、北米専売車の「ハイランダー」。そのため車体サイズは4950×1930×1730mmと、ランドクルーザープラドと比べてもデカい。
仮にクラウンクロスを発売すると仮定した場合、このサイズ感に匹敵する可能性があった。確かにクラウンクロスを発売するとしたら、ランクルプラドなどの存在が霞む?とはいえ、こんなモデルチェンジ間近で発売中止という事態が本当に起きるのか?
半導体不足などで開発が一時的に先送りされているだけとは考えたいところ。
一応、新型クラウンからは「ステーションワゴン」タイプの派生モデルが更に発売されるという情報もありました。でもSUVの開発が頓挫した事実が確かであれば、次期クラウンの【クーペ】【SUV】【ワゴン】といった多角化路線も暗礁に乗り上げたのか。

新型クラウンは「FF駆動車」になる?
続いては「シャシーやプラットフォーム」の最新情報。
まず現行15代目クラウンはTNGA-Lプラットフォームと呼ばれるFR用シャシーが採用されております。これはレクサス現行LSにも採用されているものと同じですが、15代目クラウン向けに小さめに再設計しているオリジナルのシャシーになります。
ただ次の16代目クラウンからはFF用の「TNGA-Kプラットフォーム」が採用される可能性が高いです。つまり初代からずっとFR駆動車だったクラウンが初めて【FF駆動車】に生まれ変わります。やはり「将来的なBEV(ピュアEV)化」も関係してるのか。
新型クラウンの車体サイズは4900×1850×1450mmと言われているため、フルモデルチェンジ後は全幅がやや広がる感じ?ただFF駆動車は室内が広がるため、外観デザインはより大胆にクーペフォルム化しやすい狙いもあったのか。
ちなみに、新型クラウンは「マツダ製シャシー」を採用すると報じられた過去もありました。FR駆動を維持するためマツダ次期CX-5やマツダ次期MAZDA6と同じラージアーキテクチャを採用するとも言われていたものの、結果的にはデマ。

新型クラウンの搭載エンジンは?
続いてはパワートレインの最新情報。
トヨタ新型クラウンの搭載エンジンは「ハイブリッド」と「ターボ」の二種類に絞られます。
まずはハイブリッドのエンジンには「2.5L直4ガソリンエンジン(A25A型)」が引き続き流用されます。ただFF用プラットフォームに変わることもあって、エンジンは縦置きから【横置き】に変わります。3.5Lハイブリッドは廃止される公算。
また四輪駆動モデルには「DIRECT4」と呼ばれる新開発のフルタイム4WDを採用します。これはリアルタイムでトルク配分や前後重量配分を最適に可変させるトルクベクタリングを組み込むため、実質的にはFR的な挙動も楽しめる代物となっている。
トヨタでは評判の4WDシステムでレクサス新型RZ450eという電気自動車にも採用されているものとなります。
そして、ガソリンエンジンにはレクサス新型NXなどにも搭載されている「2.4L直4ターボ(T24型)」が設定されます。ガソリンターボも同様、RAV4と同じ電子制御式のダイナミックトルクベクタリングを採用し、走破性の高い4WDシステムを搭載する予定。
このターボモデルは「クラウンプラス」という車名で発売するという情報です。
ちなみに駆動方式に関しては、標準グレードのみが「2WD(FF駆動)」を用意されて、それ以上のグレードは「全車4WD」となる模様です。当初は2WD仕様は完全に排除される方向にあったっぽいですが、これは新型クラウンは「脱FR化した」と意地でも言わせないため。
一方、次期クラウンは燃料電池自動車(FCV)のトヨタ新型MIRAIのシステムを流用する説もまことしやかに流れていましたが、現状だと眉唾情報でしょう。

FRセダン版の次期クラウンは2025年にモデルチェンジ?マジェスタとして復活?
一方、FRセダン車の次期クラウンの開発も急遽決まったとはベストカーの最新情報になります。現行クラウンの残価率は低下傾向にあってセダン車の人気低下を物語っているものの、それでもセダン需要は底堅い。FR版クラウンの次期モデルは必要とのこと。
だったらわざわざFF化した意味がないやんという気もしますが、現行クラウンのナロー版のGA-Lプラットフォームを流用するそう。当初はお役御免となる予定でしたが、再び一から開発することからFRクラウンの次期モデルは2024年から2025年頃に発売が遅れそう。
当初は法規対応のための一部改良を施して、現行クラウンを併売していく噂もありましたが、この情報そのものは誤報だった模様。
また、この次期FR版クラウンが「マジェスタ」として復活する可能性があります。
マジェスタとはクラウンの最上級モデル。1991年発売の9代目クラウンに最初に設定されて、先代14代目クラウンでは3.5L V6エンジンを搭載するなど、ノーマルクラウンとはさまざま差別化が図られていました。
そのため16代目クラウンでも専用のエクステリアを採用し、ロングホイールベース化が図られて居住性や走りが高められるとも言われます。
新型マジェスタのパワートレインにはレクサス新型NXなどにも搭載されている「2.4L直4ターボ(T24型)」が設定されるという噂も。これと変速機(トルコンAT)との間に小型の電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッド方式(eアクスル)が採用されそう。
これはレクサス新型RXのRX500hと同じものと見られますが、新型クラウンマジェスタは「スポーツ仕様」として売り出される模様です。
コメント
残念なお知らせです!
トヨタを代表するフラッグシップセダントヨタクラウンが生産終了するみたいですよ!
トヨタを代表するフラッグシップセダントヨタクラウンが無くなるのは本当に悲しいです
ネットでも結構話題になってましたけど本当なんですかね?
クラウンが売れなくなったと言っても
2020年1~9月の累計販売は1万6000台。
一方同期間のアクアは2万7000台、ランドクルーザープラドが1万4800台。
カムリに至っては8430台しか売れてないことを考えると、
決してクラウンが売れてないわけでもないと思うんですよね。
トヨタのセダン車をレクサスブランドに集約するとしても、
肝心のレクサスがセダン車のラインナップを減らしてますからね。
昔より売れなくなったとしてもクラウンの利益率は高いはずなので、
さすがに生産終了の可能性は低いと思いたいです。
日本のトヨタクラウンと言うクルマ67年以上も続いたクルマです。SUVだ何てッ❕とんでもないです。セダンタイプのトヨタクラウンの方が必要です。センチュリーは、最高級なセダンです。カムリは、ハイブリッドのみのセダンです。カローラセダンはスポーティーなクルマです。カローラアクシオはベーシックな5ナンバーサイズのコンパクトセダンです。スバルのセダン マツダのセダンも健在です。ライバルである、日産のセダン 三菱のセダン ホンダのセダン ダイハツのセダン スズキのセダンも復活して欲しいです。
クラウン6月にわずか4年でフルモデルチェンジされますね。新世代の4ドアクーペサルーンクラウンプラスとクーペベースの派生suvや来年には最高級クラウンマジェスタが5年振りにフルモデルチェンジされます。4ドアクーペ派生suvとマジェスタがFFベストカーでは現行クラウンセダン5月に法規対応ため小改良でエンジンは売れ筋の2.5ハイブリッドのみでグレードは売れ筋RSアドバンスやRSハイブリッドG、ハイブリッドSそしてGエグゼクティブと言ったグレードになるんでしょうね。クラウンセダンは個人タクシーやハイヤーそして、銀行や証券会社の法人社用車に使うからFFではなくFRですね。去年のトヨタevではbizセダンが登場これをクラウンセダンのev版を販売したらどうでしょうか。クラウンのほかに2019年に販売終了したマークX是非カムバックして欲しい。ターボハイブリッドや、ハイブリッド、evも是非販売したら売れると思います。
クラウン6月にわずか4年でフルモデルチェンジされますね。新世代の4ドアクーペサルーンクラウンプラスとクーペベースの派生suvや来年には最高級クラウンマジェスタが5年振りにフルモデルチェンジされます。現行クラウンセダン5月に法規対応ため小改良でエンジンは売れ筋の2.5ハイブリッドのみでグレードは売れ筋RSアドバンスやRSハイブリッドG、ハイブリッドSそしてGエグゼクティブと言ったグレードになるんでしょうね。クラウンセダンは個人タクシーやハイヤーそして、銀行や証券会社の法人社用車に使うからFFではなくFRですね。去年のトヨタevではbizセダンが登場これをクラウンセダンのev版を販売したらどうでしょうか。クラウンのほかに2019年に販売終了したマークX是非カムバックして欲しい。ターボハイブリッドや、ハイブリッド、evも是非販売したら売れると思います。
コメントありがとうございます。
既存の現行クラウンが併売される情報などもう少し掘り下げて解説しておきました。
ベストカー6月10日号に新型クラウンが来月6月に発売されます。クラウンに期待されたsuvタイプが開発凍結されました。またFRクラウンの開発が急遽決定発売が2025年もしくは2024年中にデビューする可能性もあります。最初のクラウンFFベースの4ドアクーペ登場ですね、クーペサルーンスタイルが期待が高まります。スポーティーなワゴンモデルも遅れて追加ですねそしてFRクラウンはやはりセダンになくてはならない存在な車です。エンジンは売れ筋のハイブリッド、新開発2.4ターボが登場後はピュアev,fcvもしくは水素エンジンも発売して欲しいねBMWの直6ハイパワーモデル3.0ツインカムターボも出て欲しいね。
ベストカー6月10日号に新型クラウンが来月6月に発売されます。クラウンに期待されたsuvタイプが開発凍結されました。またFRクラウンの開発が急遽決定発売が2025年もしくは2024年中にデビューする可能性もあります。最初のクラウンクーペサルーンスタイルが期待が高まります。スポーティーなワゴンモデルも遅れて追加ですねそしてFRクラウンはやはりセダンになくてはならない存在な車です。エンジンは売れ筋のハイブリッド、新開発2.4ターボが登場後はピュアev,fcvもしくは水素エンジンも発売して欲しいねBMWの直6ハイパワーモデル3.0ツインカムターボも出て欲しいね。
コメントありがとうございます。追記しておきました。
ただ来月モデルチェンジするという状況で、
派生モデルの開発凍結が土壇場で決まるもんなんでしょうか?
単なる部品不足、リソース不足で開発が延期されただけだと個人的には思いたいです。
いくら車体サイズが大きいと言ってもSUV需要は根強いし、
クラウンサイズのSUVもライバルは言っても多くはないと思うので。