メルセデスベンツの最高級モデルが「Sクラス」。
マイバッハと呼ばれるさらに高級なモデルも用意され、2017年にはSクラスはビッグマイナーチェンジを施しました。エンジンラインナップにV6エンジン、V8エンジンなどが新たに投入されるなど、商品力が充実。
そこで今回カーギークではメルセデスベンツ新型Sクラス(W223)の最新フルモデルチェンジ情報をまとめたいと思います。価格的に購入できる人も日本では少ないと思いますが、新型Sクラス(W223)はいつフルモデルチェンジするのか?
新型Sクラス(W223)の発売時期は2019年後半以降
まず最初は発売時期。メルセデスベンツ新型Sクラス(W223)はいつフルモデルチェンジしてくれるのか?
結論から先に書いておくと、メルセデスベンツ新型Sクラスの発売時期は2019年後半頃と予想されております。2019年秋頃のフランクフルトモーターショーに出品するという情報があり、同年に2020年モデルとして発売される予定。
現行Sクラス(W222)は2013年にフルモデルチェンジしたため、約6年に次期モデルが投入されるカタチ。これまでのSクラスのモデル周期から考えると、至って平均的な周期。もちろん世界デビューと日本発売の時期が異なるのは一般的。
でも現行Sクラスの発売は遅れなかったを考えると、次期モデルでも同じく日本国内での発売時期は世界デビューと大きくズレることはないはず。そのため新型Sクラス(W223)は日本国内の発売時期は遅れても2020年代前半にフルモデルチェンジすると考えていいと思います。
新型Sクラスはフルモデルチェンジでデザインが一新される?
続いては「次期デザイン」に関する情報。高級車は特にフルモデルチェンジしても見た目は刷新されず、いわゆるキープコンセプトが多い。次期Sクラス(W223)も同様なのか?
結論から書くと、新型Sクラス(W223)はフルモデルチェンジ後も大きく見た目は変わらなさそうです。
実際既に新型Sクラスのテストカーは走行しているものの、大きくフォルムは変更されていないためフルモデルチェンジ後も引き続き、現行Sクラスの雰囲気が踏襲される予定。
ただ2018年にフルモデルチェンジした新型Aクラスのフロントマスクは意外と変更点が多く、LEDヘッドライトが薄型なシンプルなものに変化してる。フルモデルチェンジ後はさながらアウディ風?
そのため新型Sクラス(W223)でも同様に、ヘッドライトの形状はよりシンプルに設計される可能性が高い。次期Sクラスのフロントグリルなども多少カジュアルなものに変わると指摘するのはフルモデルチェンジ情報に定評があるマガジンX。
○主要諸元はフルモデルチェンジで変わらないものの…
一方、シャシー骨格は「MEAプラットフォーム」なるものに一新。
新型Sクラスの主要諸元も5200×1900×1500mm(全長×全幅×全高)とほぼフルモデルチェンジ後も変わらないものの、車体サイズはやや拡大。そして、次期Sクラス(W223)の車体はかなり軽量化されそう。
具体的には、フルモデルチェンジ後の車体には「カーボンファイバー素材(CFPR)」や「アルミニウム素材」を目に見えて多用するとのこと。既にメルセデスベンツの中の人が公言しており、新型Sクラス(W223)は大幅な軽量化が予想されます。
現行Sクラスの車重は2トンを有に上回っているものの、おそらく新型Sクラス(W223)の車重は2トンを下回ることはほぼ確実か。特に海外では環境規制が強まる一方のため、様々な法規制をクリアする点でも既定路線。
ただし、新型Sクラス(W223)のプラットフォームそのものは現行モデルのものを踏襲されます。
フルモデルチェンジ後も電動化は既定路線だが…
続いては「エンジンラインナップ」の最新情報。
結論から書くと、新型Sクラス(W223)のパワーユニットは現行W222のものが基本的に流用されます。マイルハイブリッドを組み合わせた直6ターボエンジンなど、基本的にフルモデルチェンジ後もグレード構成は大きくは変化しなさそう。
ただし、全エンジンで「48Vマイルドハイブリッド化」が施される見通し。つまり、4気筒ディーゼルやV8ターボなど全車でハイブリッドシステムが組み合わされる。現行Sクラスと同様に、ディーゼルHVが日本国内で設定されるかは不明。
またメルセデスベンツは、現在「EQ」と呼ばれるピュアEVを開発中で、今後はEQA、EQBといったモデルを投入される予定。新型Sクラスに関しても、EQSと呼ばれるピュアEVがいずれ販売される。
前述の新型プラットフォームも「電動化」に合わせた開発が行われていた模様。
新型Sクラスの自動運転システムは「レベル3」に進化か?【フルモデルチェンジまとめ】
メルセデスベンツ新型Sクラスのフルモデルチェンジでは、とにかく先進装備の充実が強化されます。
例えば、ナビシステム。最新のAI機能を搭載した音声入力システムが搭載されます。また拡張現実(AR)などにも対応するなど、まさに先進感たっぷりのガジェット機能が追加。スマホ連携との様々な展開が期待できます。
液晶ナビのディスプレイのサイズは「テレビ並みのサイズ」になるとか。
ちなみに既にいち早くフルモデルチェンジする新型Aクラスにも搭載されるということなので、新型Aクラスの方が非常にお買い得に見えてしまうのがやや難。ただ新型Sクラスはもちろんそこでは留まりません。
今回のフルモデルチェンジでベンツ新型Sクラスの自動運転システムは「レベル3」にいよいよ進化するらしい。既にアウディ・A8などは世界トップクラスの自動運転システムを導入しておりますが、新型Sクラス(W223)も半自動運転と呼べる精度まで機能が高まる。
だから総括すると、メルセデスベンツ新型Sクラス(W223)のフルモデルチェンジの目玉は「軽量化」と「ハイテク化」とまとめることができそうです。
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