マツダのコンパクトSUVが「CX-3」。
2018年6月のマイナーチェンジではディーゼルターボエンジンの排気量が1800ccに拡大されるなど、新型CX-3の試乗評価は上々でした。一方、2019年に投入されたマツダ新型CX-30の発売でCX-3の販売台数は一気に8割ほど落ち込みました。
車名通り、CX-30はCX-3よりも車格が大きいため室内空間が広く、シャシーも新しい。同じ排気量同士で比較すると両者の価格帯はさほど違いがないこともあって、CX-3の勝ち目はなし。CX-3はこのまま一度もモデルチェンジせず販売終了の噂も流れてる。
そこでマツダ次期CX-3の最新情報に迫ってみたいと思います。
次期CX-3は2022年夏にフルモデルチェンジ?
まずは「発売時期」の最新情報。そもそもマツダ新型CX-3はフルモデルチェンジされるのか?
マツダ新型CX-3の発売時期は2022年夏と報じるのはマガジンXの最新情報。フルモデルチェンジするか不明と言われていましたが、どうやら次期CX-3の開発は進んでいる様子。2020年中に販売終了するという噂もありましたが、2021年秋以降もCX-3の発売は続いてる。
考えてみると、CX-30のベース車両は「MAZDA3」。いわゆるCセグメントカー。それに対してCX-3のベース車両は「MAZDA2(旧デミオ)」。だからCX-3とCX-30の車格が違うのは当たり前なんですが、MAZDA3ベースのSUVを発売された以上、MAZDA2がベースのSUVがいずれ発売されるはず。
つまり、それこそがマツダ次期CX-3ということ。
MAZDA3やCX-30のシャシーには「スモールアーキテクチャ」という新型プラットフォームが採用されており、次期MAZDA2にも搭載される予定。減価償却のことなどを考えたら、やはりMAZDA2ベースの次期CX-3は当然投入されるはず。
フルモデルチェンジを機にCX-3は改名?
ただ当初はマツダ新型CX-3は「MAZDA3(アクセラ)ベースに進化する」と言われていました。でも既にCX-30がその椅子に座っている以上、MAZDA2ベースのSUVが開発されるとしたら数字の部分は合わせてくるはず。
つまり、新型CX-3はフルモデルチェンジを機に「CX-2やCX-20」に改名される可能性もありそう。MAZDA3とCX-30の両者の関係性を考えたら、CX-20に改名すればMAZDA2がベースであることは一目瞭然。
ここらへんは次期CX-5のモデル名もどうなるか。CX-5はMAZDA6がベース車両ですが、数字の部分は合ってない。またいずれCX-50という新型車も発売されると言われており、マツダはブランド戦略を気にしてる割に数字部分にこだわりはない?
一方、マツダ次期MAZDA2のフルモデルチェンジ時期は2021年中と言われていましたが、確たる情報はなし。もし次期MAZDA2の発売時期が2022年以降に遅れると仮定したら、新型CX-3の投入時期も相応に遅れて2023年以降になるパターンもありそう。
新型CX-3は「1.5LスカイアクティブX」を搭載?
続いては新型CX-3のその他の最新情報を解説。
まずパワートレインは「1.5LのスカイアクティブXエンジン」が搭載されるという噂。スカイアクティブXエンジンは、ディーゼルエンジンのように圧縮着火でガソリンを燃焼させる。そのため燃費やトルクの太さが売りとされます。
初めて搭載された車種がMAZDA3だったんですが、排気量は2.0Lでした。そこでマツダ次期CX-3では「1.5L」にダウンサイジングして投入されると言われています。ただマツダから公式発表されてる情報ではないので、2022年中に達成できる技術なのかはやや疑わしい。
またマツダ新型CX-3のデザインに関しては、いわゆる「クーペSUV」に進化すると報じるのはマガジンXの最新情報。室内の広さや実用性の面でCX-3はCX-30には勝てない。そこで新型CX-3では「スタイリッシュさ」を露骨に追求するのは自然な話。
既にマツダは中国では「CX-4」と呼ばれるクーペスタイルのSUVを発売されており、仮に新型CX-3がCX-20に改名するとしたら国産車では珍しい「クーペSUV」として発売していくのかも知れない。
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