日産自動車の高級ミニバンが「エルグランド」。もちろん日産のミニバン車といえばセレナがまっさきに思い浮かびますが、エルグランドはミニバンの中でも珍しく走りに特化してる。ライバルにはホンダ・オデッセイなどが挙げられると思います。
ただ日産エルグランドの発売年は2010年8月と車両設計は相当古い。2020年秋頃に新型エルグランドはマイナーチェンジを施したものの、トヨタ・アルファードやホンダ・オデッセイと比べてテコ入れの頻度も少ない。
そこで今回カーギークでは「日産新型エルグランドの最新フルモデルチェンジ情報」を徹底的に解説したいと思います。自動車雑誌では次期エルグランドの情報が流れては消えていますが、果たして本当にフルモデルチェンジするのか?
発売日は2023年後半?
まずは発売日の最新情報を解説。
日産新型エルグランドの発売日は2023年夏から冬頃と見られています。これまで新型エルグランドは販売終了されるという噂も根強かったですが、それでもモデルチェンジの足音そのものは着実に踏み鳴らされていると考えていいのかも知れない。
事実、次期エルグランドの開発車両が確認されているとかいないとか。そのため現行エルグランドは2010年8月に発売されていることから、モデル周期は約13年超といった感じになりそうです。
ただ新型エルグランドの最新情報は浮いては消えていくの繰り返しでした。新型エクストレイルの日本国内への導入すら年単位で遅れていたことを踏まえると、個人的には五分五分ぐらいの眉唾情報かなと思ったりもしています。
ちなみに2022年秋以降には次期セレナのフルモデルチェンジが予定されており、ライバルのトヨタ新型アルファードも2022年後半頃にフルモデルチェンジすると言われてます。
新型エルグランドの次期デザインは?
続いては次期デザインの最新情報。
まず新型エルグランドのフロントマスクは「ARIYA風の顔付き」に仕上がることは想像に難くないでしょう。ただ新型フェアレディZのような例もあるので、新型エルグランドも日本独自のデザインを追求する可能性も微レ存か。
またサイドを見ると、角張ったフォルム感のボクシーさが強まったデザインに仕上がるそう。水平基調のルーフに、垂直度合いが高まったサイドガラスなど、フルモデルチェンジ後は走りや運動性能を追求した流麗なスタイルから【室内空間を重視した機能美スタイル】を目指すはず。
とりわけリアフォルム感は顕著に角張った雰囲気が強まるか。だから車格こそ違いますが、2022年5月にフルモデルチェンジするホンダ新型ステップワゴンのように、最近は原点回帰(完全なBOXスタイル)を目指すミニバン車が目立つ模様です。
他にもリアテールランプもメッキガーニッシュと組み合わせることで、流行りの横一文字デザインに仕上る模様。
パワートレインはe-POWER一択?2モーター式に?
続いてはパワートレインの最新情報を解説します。
新型エルグランドのパワーユニットは1.5L直3 VCターボエンジン(KR15DDT型)をベースにしたe-POWERになりそう。新型エクストレイルやノートに搭載されるハイブリッドシステムと同じ。ガソリンエンジンで発電し、その電気を使ってモーター走行する。
だから、現行エルグランドに搭載の3.5L V6エンジン(VQ35DE型)と2.5L直4NAエンジン(QR25DE型)はお役御免。いわゆるダウンサイジングが行われて、新型エルグランドはキックスなどと同様にハイブリッド専売車になりそう。
ただ新型エルグランドは車体サイズが大きいため、発電用のターボエンジンは最高出力が204PS、最大トルクが30.6kgmまで引き上げられるそう。直3ターボエンジンでここまでのスペックはなかなか見られない。スポーツカーに近いレベル。
また電気モーターの出力も180~200PS程度まで引き上がられそう。基本的には電気自動車のリーフ並のスペックに仕上げられるか。だから現行エルグランドの3.5L V6エンジンよりもスペック的には若干見劣りはしそう。
他にもアウトランダーPHEVと同じユニットが搭載されて、新型エルグランドにも「プラグインハイブリッドモデル」がいずれ投入されるという情報もあります。現状だとミニバン車のPHEVモデルは皆無に近いため、後塵を拝する新型エルグランドが風穴を開ける?
少なくとも三菱が誇る4WDシステム(AYCなど)を組み込むことでデリカD5などのように、新型エルグランドはミニバンらしからぬ走破性を実現する可能性もあるか。前後2個の電気モーターを搭載した四輪駆動(4WD)に進化する情報もあります。
プラットフォームはルノー製?
続いてはプラットフォームなどの最新情報を解説します。
新型エルグランドのプラットフォームはルノー=日産が共同開発した「CMF」と呼ばれるシャシーが新たに使われそう。既に新型ノートにもCMFプラットフォームは採用されていますが、新型エルグランドには「新型エクストレイル(三菱新型アウトランダーPHEV)」と同じものが流用されそう。
車体サイズは4980×1850×1815mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは3000mmといった具合に、プラットフォームは一新されるものの全体的な大きさはモデルチェンジ前とほぼ変わらない模様です。
それでもノートなどを例に考えると、車体剛性が高まることでe-POWERの高い加速力を活かせる可能性が高い。外観デザインは後述しますが、角張ったフォルム感が強まるものの、現行エルグランドらしい走りの楽しさはアップしそう。
他にも安全装備では「プロパイロット2.0」が新たに設定されます。ただ新型エルグランドも価格帯は比較的割高とは考えられますが、さすがに標準装備とまでは行かないか。
コメント
エルグランドは燃費が悪い燃費大幅に伸ばしてなおかつ馬力あがれば俺は買うでしょ
新型日産エルグランドは2024にEVが出るみたいですよ!