「マイバッハ」と言えば、世界最高峰の高級車ブランド。最初はエンジンメーカーとして創業されたマイバッハは、その後、紆余曲折を経て2015年に「メルセデスベンツ・マイバッハSクラス」として復活したことは記憶に新しいと思います。
（autoevolution.com）
このメルセデスベンツ新型マイバッハSクラスが早くもフルモデルチェンジする模様。
そこで今回カーギークでは「メルセデスベンツ新型マイバッハSクラスのフルモデルチェンジ最新情報」を徹底解説してみたいと思います。フェラーリ並に基本的に購入できる人は限られると思いますが、思いを馳せながら読んでみてください。
発売日は2020年後半？
まずは発売時期の最新情報。
ベンツ新型マイバッハSクラスの発売時期は2020年後半頃と見られております。実際、新型マイバッハSクラスは「2021年モデル」として開発が進められており、少なくとも2020年中のフルモデルチェンジは確定的と言ってもいいでしょう。
ちなみに初代マイバッハが2002年、二代目マイバッハSクラスが2015年に発売されていることから、今回のフルモデルチェンジで実質的には「3代目」に当たります。
もちろん、これは海外での発売時期の話。一般的に輸入車が海外でフルモデルチェンジしても、日本国内で同時に発売されることは少ない印象。逆も然り。やはり新型マイバッハSクラスでも同様なのか？
ただし、2015年に復活した二代目新型マイバッハSクラスは海外での発売とほぼ同じでした。初代マイバッハも実はメルセデスベンツ横浜スタジオでデザインされるなど、実は日本とのゆかりも深いのがマイバッハ。
そのため今回の3代目新型マイバッハSクラスの発売が遅れたとしても、2021年春頃までにはフルモデルチェンジする可能性が高そう。
ベース車両はやっぱり次期Sクラス？
続いてはシャシーなど中身の最新情報を解説。
結論から書くと、新型マイバッハSクラスのベース車両は次期Sクラスになります。車名が変更されてないことからも分かるように、フルモデルチェンジ後も引き続きSクラスがベースです。
ベンツ次期Sクラス（W223）のフルモデルチェンジ最新情報もあわせてご覧いただくとして、新型マイバッハSクラスの車体サイズは更に拡大され、パワートレインは「V8エンジン」や「V12エンジン」が引き続き搭載される予定。
一方、環境規制に対応するためにV8エンジンなどもマイルドハイブリッドが組み合わされて燃費性能を高める可能性も高く、それでいて最高出力は500馬力半ばに匹敵するパワーを保持されるというのだから楽しみ。
また直6エンジンと組み合わせた「PHEV（プラグインハイブリッドモデル）」が新たにマイバッハにも投入されます。
そして、安全装備では「レベル3の自動運転技術」が標準搭載される予定。具体的にはハンズフリー（手放し運転）は当たり前として、次期マイバッハSクラスはアイズフリー（目を離して運転）することも可能になるはず。
将来的には2024年頃を目処に「レベル4の自動運転技術」も確立する予定とのこと。送迎車として使われてることも多いと思うんですが、運転手がいらない時代も来るのか。マイバッハの開発にメルセデスベンツもかなり力を入れてることが読み取れます。
マイバッハの次期デザインは？
続いては「次期デザイン」の最新情報。
（autoevolution.com）
新型マイバッハGLSの次期テストカーは既に海外で走行しており、その偽装ゴリゴリの姿がこちら。それでもヘッドライトの形状やフロントグリルのデザインなどが、今回のフルモデルチェンジでガラッと一新されてることが読み取れます。
（マイバッハGLS）
具体的には、2019年から海外では発売が開始してる「マイバッハGLS」とフロントマスクは共通化されそう。グリルはトヨタ・センチュリー風。ヘッドライトはベンツのSUV車らしく随分と丸みを帯びてるため、マイバッハSクラスは新型Aクラス風に仕上がるはず。
（マイバッハGLS）
新型マイバッハSクラスの内装面もマイバッハGLSと共通化されるはずですから、フルモデルチェンジ後は大型液晶ディスプレイを採用するなど、リア部分にも新たにアームレスト付近にディスプレイを配置するなど更に近未来感が強まりそう。
逆に言うと既視感が強いデザインは否めず、マイバッハオンリーの独自感はフルモデルチェンジ後も少ないものの、「Sクラスの上級仕様」という位置づけはフルモデルチェンジ後も変わらないのでしょう。
（現行マイバッハSクラス）
改めて現行マイバッハSクラスのデザインを確認しておくと、雰囲気がいかにガラッと変わってるかが分かるはず。
新型マイバッハSクラスの「価格」はどうなる？
続いては「価格や値段」の最新情報。
確認しておくと、初代マイバッハの価格帯が約4100万円からでした。一方、Sクラスの上級モデルという位置づけとなったせいか、二代目マイバッハSクラスの値段は2400万円～2900万円と下がったことは大きな話題になりました。
それでも最近の新車はフルモデルチェンジのたびに値上がる傾向が大衆車から高級車まで幅広く見られる。実際、現行マイバッハSクラスにしても改良のたびに値上がりして、当初よりいつの間にか数百万円ほど割高になってたはず。
そのため今回の三代目新型マイバッハSクラスは「初代に近い価格帯」になるのではないかと予想してみる。つまり、「3000万円台の価格帯」は余裕で見えてくる値段になるはず。少なくとも、今回のフルモデルチェンジで値下がりすることはなさそう。
おそらく、ベース車両となる次期Sクラスの値段も更に割高になることは容易に想像できそうです。
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