レクサスで最も売れているブランドが「RX」。
レクサス現行RXの発売は2015年10月と古いものの、車格が更に小さいNXやUXよりも販売台数は多かったりします。日本国内だと大きめのSUVですが、世界的にはちょうどいいサイズ感なのか、RXの安定した人気っぷりが伺えます。
そこで今回カーギークでは「レクサス新型RXのフルモデルチェンジ最新情報」を解説しようと思います。次期RXはいつ発売されるのか?ちなみに開発コードは900B、車両型式はAL30型になります。

発売日は2022年10月?2023年に遅れる?
まずは発売日の最新情報。
レクサス新型RXの発売時期は2022年10月前後と予想されております。新型NXや新型LXがそうであったように、2022年4月には早くもワールドプレミアされそう。現行RXは2015年10月に発売されていることから、モデル周期はちょうど7年。
2021年にはレクサス新型NXもフルモデルチェンジするなどコロナ禍であっても各自動車メーカーは頑張っていますが、やはり半導体不足の影響は思っている深刻なのか、レクサス新型RXの発売時期は2023年初旬に遅れるとも言われます。
少なくとも発売日は2022年後半まで遅れる公算は高いか。
ちなみに2022年秋頃に発売される新型車としては、日産新型セレナなどがフルモデルチェンジすると言われてます。
新型RXのシャシーは?三列シート仕様は消滅?
続いては搭載エンジンやシャシーの最新情報。
レクサス新型RXのシャシーには新型NXと同じ「GA-Kプラットフォーム」が採用されます。引き続きFF車になります。TNGA設計のもとに新開発されたDセグ向けシャシーとして、ハリアーやRAV4などにも採用されております。
ちなみに、新型RXと同じく2022年にフルモデルチェンジを予定しているトヨタ次期ランドクルーザープラドの兄弟車はレクサス・GXになります。トヨタは現在SUVラインナップを強化してるため、いずれ次期GXが日本導入される日も遠くはないか。
新型RXの車体サイズは4900×1895×1710mm(全長×全幅×全高)と予想されます。ホイールベースは2850mmになります。基本的にフルモデルチェンジ前と大差なし。
一方、現行RXに設定されている三列シート仕様の「RX450h L」は消滅する予定。どうやらそれに代わるモデル「TX」が2023年以降に発売されるんだそう。ただレクサス・TXの日本導入は予定されていないため、三列シートSUVを欲しい人はLX一択になるのか。
ただ新型RXは三列シート仕様が引き続きセールスポイントになるという情報もあるなど、やや錯綜気味。それでも新型LXのような豪華な後席センターコンソールを配置した【4人乗り仕様(エグゼクティブ)】は新たに設定されません。

【グレード名】レクサス新型RXのパワートレインは?
続いてはレクサス新型RXのパワートレインとグレード名を解説。
結論から言うと、レクサス新型RXのパワートレインは新型NXと共通化されます。RX450hに搭載の3.5L V6ハイブリッドなどは廃止されて、全車が4気筒エンジンになります。今後アルファードやクラウンからもV6エンジンは消滅し、レクサス・LSやLCのみに集約されそう。
そしてグレード展開は現行RXはRX300とRX450hの2グレードだけでしたが、新型RXでは倍の4グレードに増えます。
○RX350は2.4L直4ターボ搭載モデル
まず【RX350】というグレードには「2.4L直4ターボエンジン(T24型)」が搭載されます。最高出力は279PS、最大トルクは43.8kgm。先代RXと比べると約40馬力以上もパワフルに進化します。これは既にNXにも搭載されていますが、次期RXではFスポーツ以外のグレードも展開される模様です。
駆動方式は2WDと4WDが用意されます。変速機もNXと同じく電子制御式の8速ATが採用されそう。
○RX350hは2.5Lハイブリッド搭載モデル
【RX350h】というグレードには「2.5L直4ハイブリッドエンジン(A25A型)」が搭載されます。電気モーター(182PS/27.5kgm)を含めたシステム出力は240馬力を超えます。
現行RX450hは3.5L V6エンジン(262PS/34.2kgm)が組み合わさっていたためスペックは見劣りするものの、新型RX350hカタログ燃費はWLTCモードで20km/Lを超えそう。
駆動方式は2WDと4WD(電子制御式フルタイム4WD)が設定されます。54PS/12.3kgmの電気モーターが後輪タイヤに組み合わされて、前後75:25から50:50までトルク配分を自動的に行うことで走破性と操縦安定性、燃費性が両立されているそう。
○RX450h+はプラグインハイブリッドモデル
【RX450h+】はいわゆる「PHEV(プラグインハイブリッド車)」になります。先程のRX350hと同じシステムが流用されるものの、床下には18.1kWhのリチウムイオン電池を搭載し、システム合計出力は309PSを発揮します。
このRX450h+は満充電時でEV航続可能距離は80kmを超えるんだそう。
またNX450h+とは違って、新型RX450h+では後輪モーターのみを除外した2WD仕様が新たに設定されそう。その分だけ燃費性能や走破性能は見劣りするものの、価格面で優位に立つのかも知れない。そのため価格差はNX450h+と意外と大差ない?
○RX500hはeアクスルを組み込んだマイルドハイブリッドモデル
【RX500h】は先程の「2.4L直4ターボエンジン(T24型)」と、8速ATの変速機との間に簡易の電気モーター(eアクスル)を組み合わされる4WD仕様になります。前後駆動力の配分が自在に制御できる最新鋭の4WDシステム「DIRECT4」を搭載。
「DIRECT4」では電気モーターと後輪が直結しているため、これまでの電気式4WD以上に駆動力を瞬発的に発揮できるそう。どうやら後輪モーターは非常に強力なものが採用されることで、後輪モーターだけで走行も可能とか?
そのためRX450hは「FR駆動車」に近い挙動が体感できるそう。レクサス・RXの最上級グレードということもあって、優れた走りと高い環境性能が両立されているという触れ込みです。
ちなみに同じく2022年にはレクサス新型RZ450eといったBEVモデルが投入されるものの、現状としては新型RXのBEVモデルが投入される予定はありません。
新型RXの次期デザインは?
続いては次期デザインの最新情報。
レクサス新型RXの「フロントノーズ」は新型NXのようにストンと切り立った先端に変わります。アロー型のポジションランプは現行RXより高い位置に配置される予定。端的に言うと、塊感が強い顔付きに変わる感じか。
またレクサス車特有のスピンドルグリルは中身は格子状の模様があしらわれる一方、グリルの形状そのものはシンプルな台形型に変わりそう。ヘッドライトに近い部分にメッキガーニッシュをあしらうとことで、一見するとスピンドルグリルとは分からないようにする模様。
逆にサイドのデザインは傾斜したルーフなどは踏襲されて、新型RXでも引き続き大胆なクーペスタイルは維持されます。クォーターピラーがブラックアウト化される部分は、やはり現行RXと同じ。ここらへんは新型NXとのデザインの差別化も意識しているのか。
ただクォーターピラーの角度がより垂直方向の度合いが増すことで、車内空間はやや拡大されるか。
リア部分はUXから続く横一文字型のテールランプを採用します。
だからレクサス新型RXのデザインも「UX」がベースにありそうな気はします。2021年10月にフルモデルチェンジした新型NXも外観デザインもUXに近かったことから、次期RXもその方向性に歩むのも不思議な話ではないか。
ただ新型RXのパワートレインはNXにほぼ準拠しているため、デザインも「NX風の延長線上」となれば面白味に欠けそう。レクサス新型LXはかなり特徴的な顔付きで発売されたように、新型RXももう少しはっちゃけたデザインで差別化を図る可能性も?
内装や安全装備は?
続いては内装に関する最新情報を解説。
新型RXのインパネ部分には【14インチの大型ディスプレイ】を搭載します。メーターにも大型の液晶パネルに置き換わって、先進的な雰囲気を強める模様。また立体的に表示するAR型ヘッドアップディスプレイを採用し、ナビのルートなどを表示。
さすがに内装デザインはNXには準拠しないと思いますが、装備面で近未来感を強めるモデルチェンジになりそう。
事実、新型RXの安全装備を見ると「ADAS(先進運転支援システム)」も最新バージョンに換装されて、
手放し運転が可能なハンズオフドライブが可能になりそう。ホンダ・レジェンドがいち早く商品化した自動運転レベル3に匹敵するとか。
また後席シートは最大48度までリクライニングできるように進化します。現行RXにも標準装備されるシートーヒーター以外にも、ベンチレーション機能が備わる予定だそう。
新型RXの価格帯は?
続いては価格の最新情報を解説します。
RXのグレード構成は合計4グレードが設定されているんですが、そこから【標準仕様】【バージョンL】【Fスポーツ】と更に細分化されます。ただ現時点ではまだ詳細は判明していないため、ざっくり価格情報を予想したいと思います。
2.4L直4ターボ搭載の【RX350】の価格は550~650万円と予想。NX350の値段は599万円とそこそこ割高でしたがFスポーツしか設定されていなかったため、新型RXでは標準仕様も新たに設定されたと仮定すると、その前後ぐらいの価格帯に収まると見た。
2.5L直4ハイブリッド搭載の【RX350h】の価格は580~700万円と予想してみる。NX350hの値段が520~608万円だったため、そこから50~100万円ほど加算したら程よい価格帯に収まりそう。ただし、AWDモデルは更に50万円以上は割高になります。
それでも現行RX450hの値段が638~757万円だったことから、結果的に割安な価格帯にはなりそう。
PHEVの【RX450h+】の価格は790~840万円程度と予想してみる。NX450h+が714~738万円だったことから、新型RXではそこから+50万円以上は割高になるか。一方、新型RX450h+は2WDも設定されるとも言われているため、NXとの相対的な価格差は縮まるはず。
一方、マイルドハイブリッド車の【RX500h】の価格は不明。商品としての売りもいまいち伝わらないため、どこまで高くなるのか全く読めません。それでも500という数字の大きさを考えると、RX500hの価格帯は700万円台半ば以上にはなりそうか。
どのみちNX250のようなエントリーモデルは存在しないため、レクサス新型RXの価格帯はそれなりにパンチが効いた値段から始まるに違いない。
コメント
ベストカーさんデザインなら本当にこんな感じなのかな?
マガジンXさんは気持ちいいぐらい外してくれますけど…ベストカーさんはメーカーと繋がってる説もあるし…
そろそろレクサスにもメルセデスやBMWのようにクーペしたいるバージョンも用意してほしいです!
RX300ってウラヤマ (^p^)
確かにベストカーさんって、意外と確度高い予想ぶっこんできますよね。
驚くぐらいピンポイントだったりするので自動車メーカーさんとゴニョゴニョ
ただ個人的にはNXのデザインとはもう少し差別化してほしい気も。
そういう意味で、次期RXの「クーペSUVモデル」も期待がふくらみます。
確かに日本メーカーではほとんど充実してない弱点ですしね。
プスンプスンと安っぽい音を奏でるトヨタ四気筒エンジンか。
ダウンサイジングと合わせてコストもダウン、値段は上がるんですね。