【2020年6月17日】トヨタ新型ハリアー フルモデルチェンジ最新情報まとめ!発売日や価格は?次期デザインは?【SAC】

トヨタ新型RAV4は2019年に復活販売されて以降、一躍売れ筋人気ヒット商品になりました。先代RAV4は手頃なSUVだったものの、一度は不人気でフェードアウト。そこで心機一転、新型RAV4は高価格路線で商品力を高めたことで結果的に成功を収めました。

そのためトヨタ新型RAV4の価格帯は意外と割高。一方、トヨタの高級SUVブランドといえば「ハリアー」。このハリアーは芸能人や有名人の愛車として広く購入されて人気。ただし、RAV4と価格差が少ないこともあって、直近のハリアーの販売台数は低下傾向にあります。

car-geek.com

ちなみにハリアーとRAV4の比較記事も参照。

そこで今回カーギークでは「トヨタ新型ハリアーのフルモデルチェンジ最新情報」をまとめてみました。

発売日は2020年6月17日?

まずは「発売時期」の最新情報。2013年12月に発売した現行ハリアーはいつ頃フルモデルチェンジするのか?

トヨタ新型ハリアーの発売日は「2020年6月17日」になりそう。予約注文が正式に可能となるのは5月15日とのこと。既に新型ハリアーは4月13日に正式発表済み。

当初予想より5日ほど遅れたことからも分かるように、実際のフルモデルチェンジももう少し遅れる可能性がありそう。トヨタも某ウイルスについて言及済み。ただ今後の先行きは見えない部分が多いものの、それでも予定通り2020年6月にはフルモデルチェンジすると予想。

car-geek.com

ちなみに、次期ハリアーと同じく2020年には三菱新型アウトランダーPHEVや日産次期エクストレイルのフルモデルチェンジが予定されてます。一方、トヨタ新型86のフルモデルチェンジは当初の2020年から少し遅れそう。別記事もご参照ください。

次期ハリアーは海外でも発売へ!

初代ハリアーは「レクサス・RX」の兄弟車として発売されてました。その後、2013年の現行3代目ハリアーにフルモデルチェンジする際、レクサス・RXから独立して国内専売車として発売されてる。要するに海外でハリアーは発売されてなかった。

でも、トヨタとマツダがアメリカ・アラバマ州に合弁の組み立て工場(MTMUS)を新たに設立し、ここで「新型ハリアー(海外名はヴェンザ)」を2021年以降に製造することが決まってます。そのため現行ハリアーは国内専売車でしたが、次期ハリアーは海外展開が視野に入ってる。

RAV4の発売が日本国内だけ遅れたように、今度は新型ハリアーがアメリカ国内だけ発売が遅れるカタチ。実際、ヴェンザは10年程前からアメリカで発売されてたものの、2018年頃に一度販売終了してる。さながらRAV4の日米逆バージョンといったところ。

car-geek.com

ただし、アメリカ国内も某ウイルスの感染拡大が止まっておらず、海外でも新型ハリアーのフルモデルチェンジが順調に行われるかは不透明。

新型ハリアーのデザインはキープコンセプト?

続いては「外観デザイン」の最新情報。新型ハリアーは2020年のフルモデルチェンジで大胆に見た目が変わるのか?はたまたキープコンセプトしちゃうのか?

d9089d547127479619cbc786dad621bb 500x273

(トヨタ新型ハリアー サイド画像)

トヨタ新型ハリアーの「外観デザイン」がこちら。いわゆるキープコンセプトですが、全体のフォルム感はスタイリッシュに仕上がってる。全高が下がってBMW・X4のような流麗なクーペSUVとして雰囲気がガラッと変わってるはず。トヨタ車はダサいとは言わせないぞ、という気概も感じます。

今後新型ハリアーはSUVというよりも、「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」と表現した方が正しいかも。トヨタ・RAV4が登場したことでハリアーの販売台数が低下傾向。RAV4はオフロード性能が高いSUVと差別化するとしたら、ここに着地するしかなかったのでしょう。

4ac1ec1334f6b1584381440169277cec 500x286

(ベストカー2019年10月26日号 講談社)

色んな自動車雑誌が新型ハリアーの次期デザインを予想してましたが、ベストカーの予想が最も近かったかも知れない。やはり現行ハリアーのデザインは好評。ほぼ批判するような声は少なく、ハリアーの高級感あるデザインはフルモデルチェンジ後も引き続き採用されたカタチ。

ちなみに、新型ハリアーの車体色は「全7色」とのこと。ツートンカラーは相変わらず設定されないっぽい。

リア周りも基本的にキープコンセプトだが…

ということで新型ハリアーの内外装のデザインを更にチェックしていこうと思います。

fb8ddb761296bc103ef1d9ef7d4553c4 500x378

(トヨタ新型ハリアー フロントマスク画像)

まずは新型ハリアーのフロントマスク。ヘッドライト下部やグリル下部に流線的なメッキガーニッシュが横切ってるのが印象的。やや中途半端な感じも否めませんが、サイド感をより演出したかったのか。

でも特徴だった鷹のエンブレムが消えて、トヨタのエンブレムが刻印されてること。マツダ新型CX-5のようと揶揄する声もありましたが、ここは評価が分かれそう。やはりハリアーは高級車。先代ハリアー持ちの人からしたら色々思うことはありそう。

cbee37f67aaf53d0a49e9335e7367cb3 500x258

(トヨタ新型ハリアー リア画像)

続いては「リア周り」の画像。レクサス新型UXのような横長一文字のリアコンビネーションランプを採用してるのが印象的。既に新型ヤリスや新型カローラにも採用されてますが、今後のトヨタ車の一つの象徴となるアイコンになりそう。

ちなみに、次期ハリアーのフェンダーアーチモールは流行りのスクエアタイプは採用されませんでした。

4deb4ddaa7b75a1858e5af92bea3506c 500x261

(トヨタ新型ハリアー リア画像)

一方、リアコンビランプは突き出たように立体的に成形。これは今回のフルモデルチェンジでルーフが後ろ下がりの傾斜が強まったことで、結果的に「突き出たように見える」だけだと思います。逆に言うと、フルモデルチェンジ後の新型ハリアーは「室内空間」が犠牲になる可能性が高そう。

新型ハリアーの内装の質感はどう?

続いては「内装インパネ周り」の最新情報。

43983ce86abc79f3c4d0de91b82ca2cf 500x213

(トヨタ新型ハリアー 内装インパネ画像)

ソフトパッドやステッチがあしらわれるなど、新型ハリアーの内装もやはり質感は高いと思います。ただし、フルモデルチェンジ前と比べて、新型ハリアーの内装がどこまで進化したかというと?内装デザインもキープコンセプトに近く、新型ハリアーと先代ハリアーの違いは見出しにくい。

例えば、ハンドルも現行ハリアーGRのようなスポーティーなものを採用しても良かったか。メーター周りも全面に液晶ディスプレイを採用し、もっと流行りのデジタルメーター感を演出しても良かったはず。わざわざフルモデルチェンジを待った甲斐があったかというと?

2e99ed713a2dc3505a3f5a039f2913e8 500x326

(トヨタ新型ハリアー 内装ダッシュボード周り)

ちなみに、前述の鷹のエンブレムはダッシュボード周りに移植されてます。「意味ねーだろ」というツッコミもあったとかなかったとか。どうせならクラウンのようにハンドル部分に刻印すれば良かったのに。

TNGA-Kプラットフォームの採用で車体サイズも拡大か?

続いては「シャシー」の最新情報を解説。

新型ハリアーの目玉は「TNGAプラットフォーム」の採用にあります。

TNGAプラットフォームは2015年にフルモデルチェンジしたプリウスに初めて採用されたシャシー。車体の剛性感が高まるだけではなく、重心が低く設計されて走りがスポーティーに進化。また室内空間が広がって居住性や実用性が増すメリットも。

新型ハリアーには「TNGA-Kプラットフォーム」が採用される。これはトヨタ・カムリと同じシャシー。だから現行ハリアーと比べると、フルモデルチェンジ後は一回り上のプラットフォームに進化。そのためフルモデルチェンジ後の車体サイズが拡大される予定。

具体的には、新型ハリアーの車体サイズは4745×1855×1650mm(全長×全幅×全高)になりそう。ホイールベースは2690mm。

フルモデルチェンジ前と比べると、全長は現行比で+20mm、全幅は+20mm、全高は-40mm。ホイールベースは+30mmとなってます。全高は低く設計されるなど、新型ハリアーの「SAC化」の影響が主要諸元から見て取れます。

とはいえ数字だけ見ると、フルモデルチェンジ後のフォルム感はそこまで大きく変化はしてないのか。

フルモデルチェンジ後の搭載エンジンはどうなる?

続いては「搭載エンジン」の最新情報。トヨタ新型ハリアーのエンジンラインナップはどうなるのか?

結論から書くと、新型ハリアーの搭載エンジンはRAV4と共通化されそう。

だから具体的には「2.0L直4ガソリンNAエンジン(M20A-FKS)」と「2.5L直4ハイブリッドエンジン(A25A-FXS)」の二種類になります。排気量だけで比べると、フルモデルチェンジ前後で大きく変化はありません。

一方、ガソリン車の変速機には「発進ギア付きのダイレクトCVT」が採用されそう。他にも「8速AT(スーパインテリジェント8速オートマチック)」が採用されるという情報もありますが真偽は不明。

それぞれの搭載エンジンの詳細なスペックを見ておくと、「2.0L直4ガソリンエンジン(M20A-FKS)」は最高出力が126kW(171PS)/6600rpm、最大トルクが207Nm(21.1kgm)/4800rpm。

また「2.5L直4ハイブリッドエンジン(A25A-FXS)」の最高出力は131kW(178PS)/5700rpm、最大トルクが221Nm(22.5kgm)/3600~5200rpm。電気モーターは前輪が88kw(120PS)/202Nm(20.6kgm)、後輪が40kW(54PS)/121Nm(12.3kgm)になります。

○新型ハリアーはオフロード性能を求めない

そして、ハイブリッドの4WDには「E-Four」がいよいよ採用されます。リアモーターを搭載する簡易的な4WDシステム。それでも新型ハリアーはSUVですから、従来の電気モーターの出力が従来より強化される可能性も。

ただし、新型ハリアーにはRAV4の試乗でも評判が良かった新型4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」は搭載されない見通し。

この4WDはトルクベクタリングを間に採用することで、全車輪に伝える駆動力の制御を最適化。左右の両輪を独立して制御できるため、高い走破性やトラクションコントロール性能が確保。また「ディスコネクト機構」では2WD走行時には細かく駆動力を停止し燃費向上も期待できる。

でも前述のようにRAV4と差別化が図られるため、オフロード性能を追求しない次期ハリアーには新型4WDを設定しないと判断したそう。他にもオフロード優先のRAV4に対して、次期ハリアーは足回りも更に乗り心地優先の味付けが施されそう。

一方、現行ハリアーの後期モデルから投入された「2.0L直4ガソリンターボエンジン」は引き続き搭載されるという情報もあります。ハリアーの価格帯に幅を持たせる意味でも、やはり「中間グレード的な存在」として必要かも知れない。

また新型ハリアーの高級路線を強めるため、フルモデルチェンジ後は「3.5L V6エンジン」の搭載も噂されてます。この情報が事実であれば、次期ハリアーの価格帯は最大で600万円を超えてくる可能性すらあります。

新型ハリアーもフルモデルチェンジで高価格路線必至?

続いては「価格や値段」の最新情報。

まず新型ハリアーのグレード展開を確認しておくと、安い順に「S」「G」「Z」の三種類になります。現状だとまだ新型ハリアーの価格は公式発表されてませんが、それでもフルモデルチェンジ後の価格帯は相当値上がりしそうです。

何故なら、新型ハリアーは2020年のフルモデルチェンジで「高級車路線」が更に強まるから。SAC化(クーペフォルム化)もその一環。

例えば、ナビ周りもディスプレイオーディオが標準装備される予定。他にもナビ周りは車載通信機(DCM)やTコネクトなども標準装備。インフォテイメントシステムには「Entune 3.0 Audio」も採用。第2世代トヨタセーフティセンスが標準装備されて安全装備も進化。

◆2.0ガソリンの値段

  • S…299万円
  • Gレザーパッケージ…341万円
  • Z…393万円
  • Zレザーパッケージ…423万円
  • (4WDは+20万円)

◆2.5ハイブリッドの値段

  • S…358万円
  • Gレザーパッケージ…430万円
  • Z…452万円
  • Zレザーパッケージ…482万円
  • (4WDは+22万円)

以上が新型ハリアーの価格一覧になります。ガソリン車とハイブリッド車の価格差は59万円。新型ハリアーはターボモデルが消滅したこともあって、それなりに価格差は出たように見えるかもしれない。

一方、先代ハリアーのエントリーグレード(ガソリン車)が300万円だったことを踏まえると、フルモデルチェンジ後も価格帯は現状維持にも見えますが、売れ筋の中間グレード以上の価格を見ると+10万円以上の割高。

おそらく売れ筋グレードになるレザーパッケージの価格帯を比べると、フルモデルチェンジ後は+40万円ほど割高になってます。新型ハリアーのガソリンモデルは、先代ハリアーのターボモデルと価格帯が似通ってる感じになります。

またハイブリッド車も同様にエントリーグレードは30万円ほど大幅に割安になってるものの、やはり売れ筋の中間グレード以上は数十万円ほどの割高になっております。いわゆる客寄せパンダ的なグレードが新型ハリアーにも設定されてます。

新型ハリアーのおすすめはレザーパッケージだが…

続いては新型ハリアーの装備面の最新情報をチェック。

結論から書くと、新型ハリアーのおすすめグレードは「レザーパッケージ」。これはかつての特別仕様車的なグレードになります。

このレザーパッケージには本革シート以外にも、「ステアリングヒーター」や「快適温熱シート&シートベンチレーション(運転席+助手席)」「運転席オートスライドアウェイ」「シートポジションメモリー」「運転席8WAY & 助手席4WAYパワーシート」も標準装備されます。

ただし、助手席もパワーシートになるのはレザーパッケージのみ。他にもシートヒーターもレザーパッケージのみに採用されそう。これまでも先代ハスラーを見ても、シートヒーターは特別仕様車にしか設定されてこなかったので新型ハリアーでも同様の傾向。

だからレザーパッケージの装備はかなり充実してるものの、新型ハリアー全体で見るとそこまで装備のお得感はないのかも。とはいえ中間グレードを選択すれば、ガソリン車で340万円、ハイブリッド車で430万円。そこまで割高感はないか。

例えば、最上級グレードの「Z」の装備を見ても、19インチアルミホイールやカラーヘッドアップディスプレイ、ブラインドスポットモニター、ハンズフリーパワーバックドア、LEDハイマウントストップランプなどが標準装備されます。

他にもロゴ付きのドアミラー足元照明やイルミネーション付きスカッフプレート、12.3インチTコネクトナビ(9スピーカー)なども標準装備されますが、どれもZグレードでしか装備できない。つまり、他の下位グレードでは選択不可。

オプション装備に関しても、360度パノラミックビューモニターやダイハツ新型タフトでも話題になったガラスルーフも最上級グレードのZ専用オプションになります。良くも悪くも、グレードによって差別化が図られてます。

逆に考えると、エントリーグレードの「S」の価格帯は非常に安かったと思いますが、装備面はかなり削られてることが予想できます。そういう意味で新型ハリアーの価格帯はやっぱり割高感が強まったとは言えそう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました