トヨタのロゴマークやエンブレムと言えば、やはり誰もが思いつく画像のマーク。
中にはアルファードやヴェルファイアなどトヨタマークを採用してない車種も少なくないですが、クルマに詳しくない方でも一度は街中で見かけたことがあるはず。外国のドライバーにもおなじみでしょう。
そこで今回カーギークではトヨタのロゴマーク(エンブレム)に隠された意外な秘密を解説したいと思います。
トヨタのロゴマークが採用されたのは1989年
まず例のロゴマークがトヨタ車に採用された歴史から解説。
実はこのトヨタのエンブレムが初めて採用されたのは意外にも「1989年」。今から約30年前と割と最近の話。ちなみにトヨタのロゴマークが初めて採用された車種は高級車のセルシオとのこと。
意外っちゃ意外。
じゃあ、それ以前のトヨタ車は何のロゴマークを付けていたのかというと、車種ごとによって違っていた模様。アルファードやヴェルファイア、クラウンといったオリジナルのエンブレム採用する車種は、その名残を継承しているカタチ。
○トヨタのグローバル戦略が例のエンブレムを生んだ?
この理由を考察すると、おそらくトヨタディーラーの存在が関係していそう。
トヨタには現在トヨペット店やトヨタカローラ店など、たくさんの系列店が存在する。仲が良いのかと思いきや、割とバチバチ競い合ってる。だからこそトヨタの販売数が伸びてるものの、それぞれのディーラーは個性を出す必要もある。
つまり、そこら辺との兼ね合いや差別化の狙いもあって、トヨタ車は車種ごとに「統一感」を出さない工夫をエンブレムで表現していたのかも知れない。特に過去において。
一方、トヨタはグローバル展開も進めていかなければいけない。その中でブランドの統一感を出せないのは販売戦略上において不利。そこで生み出されたのが例のトヨタのエンブレムなんだと思います。
未だに全車種においてトヨタマークが採用されていないことから、トヨタは海外の消費者と国内のディーラーの板挟みになっているのかも知れません。
トヨタ・86のエンブレムにはSUBARUマークが?
そして面白いのがトヨタ・86のエンブレム。
同じくトヨタマークのロゴが刻まれているものの、実はエンブレムを剥ぎ取るとウラには「SUBARU」のマークが刻まれているらしい。この理由はシンプル。
86はスバルのBRZの兄弟車。つまり86はSUBARUが生産してるから。ある意味、当然っちゃ当然。他にもスバルマークが刻まれている部品があるらしい。
この理屈を借りるのであれば、ヴィッツやパッソ、タンクなどのロゴのウラには「DAIHATSU」の文字も刻まれている可能性も。お暇なら是非トヨタマークのロゴを剥ぎ取って、確認してみて下さい。
ただ2020年に86はフルモデルチェンジを予定しているため、その後はどうなっていくのかは…。
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