【感想】新型ヴェルファイア アルファード 試乗徹底レビューまとめ【口コミ評価評判】【おすすめ長所短所】

2017年12月25日、トヨタ新型アルファードとヴェルファイアがマイナーチェンジ。「こんな忙しい年の瀬に何してくれてんねん」とトヨタディーラーの中の人は内心思ったかどうかは不明。

ただマイナーチェンジではあるものの、トヨタ新型アルファード・ヴェルファイアが進化した部分は意外と多いらしい。

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そこで今回カーギークではトヨタ新型ヴェルファイアとアルファードの試乗インプレッションをレビューしてみたいと思います。これまで新型クラウンの試乗レビューなども執筆してきたので、今試乗レビューが少しでもアルヴェル購入時の参考になれば幸いです。

新型アルファード・ヴェルファイアの内外装は更に質感アップ

まずは新型アルファードとヴェルファイアの内外装をチェックしたいと思います。アルファードとヴェルファイアはそれぞれ違いはあるものの、基本的に見た目以外は大きく変わらないため個別で改めて比較はしてません。

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(新型ヴェルファイア 内装インパネ)

最初は内装インパネ周り。先代アルファード・ヴェルファイアと違って、インパネ周りに木目調デザインが全グレードであしらわれるようになりました。実際に試乗した方が質感の高さが伝わると思います。

確かにアルヴェルは割高ではあるものの、ガソリン車なら最低でも300万円台半ばぐらいから購入できることを考えたら、この内装の質感は実はお買い得感があるのかも知れない。600万円ぐらいの高級輸入車と言われても、なんら遜色はないでしょう。

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(新型ヴェルファイア 内装室内空間)

横から新型アルヴェルの内装をチェックすると、本当に居心地が良さそうなシートをしてることが雰囲気的にも伝わります。エアロ仕様の「エグゼクティブラウンジ」というグレードでは、シート表皮にプレミアムナッパーレザーが採用されており、更に乗り心地は上質に進化。

新型エグゼクティブラウンジは更に装備が充実

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(新型ヴェルファイア)

そして「エグゼクティブラウンジ」ではLEDシーケンシャルターンランプが前後に標準装備されました。

いわゆる流れるように点灯するLEDライト。それ以下のグレードに関しては+7万円ぐらいで設定できるようなんですが、その程度の価格差なのであればいっそ全グレードで標準装備しても良かったぐらい。

やはり新型アルファード・ヴェルファイアのブランド力を高める意味では、下手な捨てグレードは必要ない。そこまでしてアルヴェルが欲しいなら中古車を買うか、もう一つ下のノアヴォクを購入すればいいだけですから。

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(旧型と新型ヴェルファイア)

エクステリアを改めてチェックすると、新型ヴェルファイアは先代・先々代と比べるとここまで進化を遂げてる模様。かなりイカつく仕上がった感もありますが、存在感がハンパない。

未だに「トヨタ車はダサい」と主張する方もいますが、少なくともそんな評価はできないでしょう。むしろ昔のヴェルファイアの方が断然ダサかった気がします。

新型3.5L V6エンジンの試乗評価(アルファード・ヴェルファイア)

ということで本題。まずはマイナーチェンジで大幅に進化した3.5L V6エンジンの試乗評価をレビューしたいと思います。

具体的なスペックを見ておくと、最高出力が301PS/6000rpm最大トルクが36.8kgm/4600~4700rpm。マイチェン前から出力は+21馬力、トルクは+1.7kgmほどアップしてるそう。0-100km/h加速もマイチェン後は8.5秒→8.2秒に進化。ハイブリッドのアルヴェルより2秒ほど速い。

つまり新型アルファード・ヴェルファイアの動力性能は「上質で軽快」

変速機も6速ATから8速ATに換装されたことで、新型アルファード・ヴェルファイアのアクセルレスポンスは更にシャープに進化。実行回転域も100rpmほど下がったことも手伝い、ダイレクト感あるトルクの吹き上がりの気持ち良さに貢献。

もちろんアルファード・ヴェルファイアの車重は2.1トンと相当重い。しかもマイチェン後の新型では更に体重が増加してる。ただ「0スタートからアクセル全開で加速すると2100kgもの車重を感じさせないスムーズな加速が気持ちいい」と評価するのはベストカーの試乗記事。

高速道路の合流などでアクセルを踏むと、その瞬間にホイールスピン!一気に獰猛になるセッティング」が施されてると、新型アルヴェルのV6エンジンを評価するのはプレイボーイの試乗記事。

また、この新型8速ATは「ATのデメリット」にありがちな変速ショックは極めて乏しい。やはり変速のギア数が増えたのが大きいのか、その分だけ新型アルファード・ヴェルファイアは速度の微調整が容易になったことで疲労感も軽減してることでしょう。

まさに新型V6エンジンは突き抜けるような高出力を誇ります。

○新型ヴェルファイア・アルファードの乗り心地も向上

一方で、新型ヴェルファイア・アルファードの静粛性は高い。実はエンジン以外でも進化しているそう。

例えばV6エンジンモデルだと、ステアリングはV6専用の新型制御が採用されてる。そのためハンドリングの安定感が向上。「狭いS字カーブもほぼ水平感覚のままスイスイと意のまま」と評価するのはカートップの試乗記事。

またマイナーチェンジ後は、構造用接着剤を各所に増加。新型ヴェルファイア・アルファードの車体剛性はアップしており、そのことが操縦安定性にも寄与。他にも新設計のダンパーや吸音材が増加されており、新型ヴェルファイア・アルファードの室内の快適性や居住性がアップ。

プレイボーイの試乗記事では「二列目シートのムダなブルブル振動が消えた」と新型ヴェルファイア・アルファードの乗り心地を評価。もはや快適すぎて自分では運転したくなくなるほどとのこと。

まさに新型ヴェルファイアやアルファードは、走りに余裕感が増したことが「高級ミニバンとしての上質さ」に寄与してるのではないか。ロードノイズ低減など、新型ヴェルファイア・アルファードは運転してても乗ってても割と目覚ましい進化を遂げている模様。

マイナーチェンジ後の新型アルファード・ヴェルファイアのカタログ燃費は10.8km/L(JC08モード)とリッター1キロほど向上。実燃費にはほぼ影響してないと思いますが、ムダなアクセル操作が減るため思った以上に良い作用をもたらすか?

2.5L直4(HV)エンジンの試乗評価(新型アルファード・ヴェルファイア)

続いては新型アルファード・ヴェルファイアの「2.5L直4エンジン(+ハイブリッドエンジン)」の試乗評価をレビューしたいと思います。

乗り心地に関しては、やはり2.5L直4エンジンでも同様に素晴らしいものがあります。新設計のダンパーなどを採用したことでロードノイズが低減。やはり二列目シートの快適性が目に見えて向上。先代アルヴェルユーザーほど体感できるレベルかも。

まるで「レクサスに乗っているような気分」「レクサスLSよりも高級に感じた」と新型アルファード・ヴェルファイアの乗り心地を評価するのはベストカーの試乗記事。操舵性に関しても応答速度は早く、新型アルファード・ヴェルファイアは重心が高いミニバンではあるもののスッと素直に曲がってくれます。

2.5L直4ハイブリッドの試乗に関しては、とりわけ静粛性が高い。カートップの試乗記事では「車内の静かさは高級サルーン以上」と形容されてるのも納得。3.6L V6ほどの急激な加速感はないものの、力強いトルク感に不満はなし。

2.5L直ハイブリッドは新型アルヴェルの穏やかな乗り味と一番しっくり来るグレードかも知れません。

○2.5L直ガソリンの試乗評価はイマイチ?

ただ価格が一番お手頃な「2.5直4ガソリン」の試乗評価は、そこまで劇的に改善されてはおりません。相変わらず新型でも動力性能は月並みであり、車重2トン超えるアルファード・ヴェルファイアとの相性はそこまで良くないでしょう。

新型アルファード・ヴェルファイアの色んな試乗記事や試乗動画を見ても、この2.5L直4ガソリンの新型アルファード・ヴェルファイアの評判はマイナーチェンジ前後で劇的に改善されたとまでは言えなさそう。

それでも元の出来が良く、新型アルヴェルの車体の剛性感や静粛性そのものはアップ。内外装の質感向上や進化した自動ブレーキの標準装備化など含めて考えたら、ドライバーズカーとしての商品力は確実に増してることは間違いない。

もちろん新型アルファードやヴェルファイアは「無理して買いたい高級ミニバン」ではあるものの、やはりお財布には限界があります。アルヴェルも所詮はファミリカーであることも考慮すると、2.5L直4ガソリンは相変わらず現実的な妥協点とは言えそうです。

ちなみに新型トヨタセーフティセンスの詳細については別記事を参照。この新型トヨタセーフティセンスの評判も良い。また半自動運転(ACC)も可能なので、新型ヴェルファイア・アルファードでこそ最大の強みを発揮しそう。

更に王者感が増した新型アルヴェル【試乗まとめ】

以上、カーギークによる新型ヴェルファイア・アルファードの試乗インプレッションまとめでした。

さすがにアルヴェルは大型ミニバン。あくまで操縦安定性やふらつき感は推して知るべしだと思いますが、従来からある乗り心地の良さと相まって「まさに圧倒的な余裕感」は新型アルファードとヴェルファイアを買ってよかったとつくづく思わせてくれるはず。

どうしても価格やコスパを考慮すると、実際には2.5L直4ガソリンや2.5L直4ハイブリッドを買う人は多いんでしょうが、アルヴェルらしい「王者感」に相応しいのは3.5L V6エンジンになるのかなーと個人的には思いました。

わずか短時間試乗するだけでも至福の気持ちを与えてくれるため、実際に新型アルファードやヴェルファイアを購入すれば、つくづく所有欲を満たしてくれるはずです。特に中高年のお金持ちが多いと思うので、新型トヨタセーフティセンスで大きな事故も減らせるのも大きなメリット。

ちなみに2020年頃に新型アルファード・ヴェルファイアのフルモデルチェンジが予定されてるらしい。また【比較】オデッセイ vs アルファード・ヴェルファイアなども併せてご参照ください。

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