【感想】トヨタ新型RAV4 試乗徹底レビューまとめ!乗り心地とかの評判は?

トヨタ・RAV4は2016年に販売終了していたものの、この度3年ぶりに日本国内に再導入されました。

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(Instagram)

ということで、今回カーギークではトヨタ新型RAV4の試乗の感想を徹底的にレビューしていこうと思います。乗り心地などネット上の評判などもついでにまとめてた。

トヨタ新型RAV4の外観デザインの評判は?

まずはトヨタ新型RAV4の「内外装」を評価。

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(トヨタ新型RAV4 ノーマルモデル)

新型RAV4のノーマルのモデルのデザインがこちら。

「トヨタ・ハイラックスに似た顔付き」などの評判もありますが、アメリカで最も売れてる乗用車だけあって、顔付きは力強くて清潭。日本人の感性にも響くデザイン性ではないか。

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(トヨタ新型RAV4 Adventure)

また新型RAV4にはルーフレールなどを採用したアクティブなモデル「Adventure」も設定。

この「Adventure」は先程のノーマルグレードとは違って、六角形のフロントグリルを採用。特にフォグランプ周辺のマッシブ感や立体感が他のグレードとは違うところ。

またエンブレムなどはフロントグリル内に収めたほうがデザイン的にはしっくり来るか。そう考えると先代RAV4の顔付きはC-HRと同じだったため、ノーマルグレードはややC-HRの面影が残るか。

一見すると似たような雰囲気の両者ですが、やはり新型RAV4は「Adventure」の方がデザイン的にはイカしてる。

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○新型RAV4はサイドから見てもカッコいい!

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(トヨタ新型RAV4 サイドリア画像)

またトヨタ新型RAV4はサイドやリアから見てもカッコいいと思います。

スクエア型のフェンダーアーチモールは樹脂パーツをあしらって、オフロード感を演出。トヨタのSUVには意外と樹脂パーツを採用したSUV車は少ない。サイドのプレスラインも抑揚が効いてて良い。

リア周りはややオーソドックスな雰囲気はするものの、やはりスポイラーなど黒い樹脂パーツも生かしてスポーティーに仕上がってる。タイヤのホイールデザインもカッコいい。

良くも悪くもC-HRほど個性的ではなく、新型RAV4は「無難にカッコいい」という表現が似合う。都会的な雰囲気と泥臭さが絶妙に入り混じったデザイン。

そしてバックドアもC-HRほど視界性が悪くなく、新型RAV4は実用性も絶妙に生かされてるソリッド感あるデザインと評価できそう。色んな試乗レビューを見ても、新型RAV4の外観を酷評するような感想はほとんどありませんでした。

【大きさ】トヨタ新型RAV4の車体サイズまとめ

続いては新型RAV4の主要諸元をチェック。

結論から書くと、トヨタ新型RAV4の車体サイズは「ハリアーとC-HRの中間サイズ」といったところ。具体的な車種で例を挙げると、ちょうどスバル・フォレスターとサイズ感がほぼ同じになります。

ちなみに「Adventure」は若干全長と全高が大きいものの、それ以外のモデルと基本的なサイズ感は同じです。あくまでデザイン性を高めるバンパーなど、外枠のパーツが違うだけ。

○トヨタ新型RAV4(Adventure)の主要諸元

  • 全長…4610mm
  • 全幅…1865mm
  • 全高…1690mm
  • ホイールベース…2690mm
  • 最低地上高…200mm
  • 室内長…1890mm
  • 室内幅…1515mm
  • 室内高…1230mm

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トヨタ新型RAV4の内装の質感はどんな評判?

続いてはトヨタ新型RAV4の「内装インパネ周り」の試乗感想。

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(トヨタ新型RAV4 内装インパネ画像)

結論から評価すると、トヨタ新型RAV4の内装の質感は割と高めです。

ハリアーほどではないにしても、取り立てて酷評したくなる部分は皆無に近い。水平基調のインパネ周りは視界性に優れており、ダッシュボード周りも触り心地はまずまず上々。

またシートのステッチ加工などオレンジの差し色が要所要所で目を引き、直線的に縁取るような銀色のメッキ加飾もアクセントとして効果的で面白いと思いました。

新型RAV4の内装は非常に清潔感がありつつも、中長期的に飽きさせないデザインに仕上がってるのではないか。

またコンソールのドリンクホルダーも左右に2個設置されており使い勝手が良く、収納ボックス付き(USBあり)のアームレストも非常に巨大。新型RAV4の室内の広さも垣間見える。

ダイヤル操作はやや軽さはあるものの、シフトレバーなども操作性が上々。エアコンの温度表示も大きめのデジタル数字で見やすくて良い。

他にもバックミラーにはデジタルインナーミラーを採用するなど、デザインのカッコ良さと機能性の良さが両立された好感が持てる内装だと個人的には思いました。

○【室内】新型RAV4の荷室の大きさや広さは?

続いては「室内や荷室空間の広さ」を評価。

結論から書くと、トヨタ新型RAV4の室内空間は広いです。

例えば、後部座席の足回り空間は非常に広々設計。おそらくハリアーの後部座席よりも広め。またルーフも後ろ下がりに傾斜してないこともあって、後部座席の頭上空間も上々。

一般的な身長の男性が同乗しても、トヨタ新型RAV4を狭いと感じる人は少ないでしょう。また後部座席用のエアコンの吹出口やUSB端子なども用意されており、利便性が高いのもポイント。

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(カートップ6月号 交通タイムス社)

そして、新型RAV4の荷室空間も最大で580Lと非常に広いです。

例えば、フォレスターの荷室開口部幅が最大で1300mmに対して、新型RAV4は1355mm。荷室フロア長もフォレスターが1856mmに対して、新型RAV4は1880mmと上回る。

もちろん微々たる差ではあるものの、リアシートを前倒しするとフルフラット空間ができあがるため、新型RAV4では「車中泊」も余裕でお手の物でしょう。

だからトヨタ新型RAV4は外観や見た目に注目しがちですが、実用性に軸足を置いた中身に設計されてる。やはりアメリカで売れてるだけあります。

トヨタ新型RAV4の搭載エンジン一覧

走りの試乗を評価する前に、まずトヨタ新型RAV4に搭載されてるエンジンを紹介。

結論から言うと、搭載エンジンは「2.0Lガソリン」と「2.5Lハイブリッド」の二種類になります。実は2018年に発売されたレクサス新型UXのそれと同じ構成。

ただし、新型RAV4はレギュラー仕様。その分だけやや走りは劣化するものの、その分だけ燃料費や維持費が安くなります。やはりトヨタとレクサスの違いは大きい。

ちなみに、新型RAV4ではガソリン車もハイブリッド車も2WDモデルが設定されてるのは最廉価グレードの「X」のみ。トヨタ新型RAV4の駆動方式は基本的に4WDと考えていいでしょう。

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○新型RAV4(2.0L直4ガソリンエンジン)

  • 形式…M20A-FKS
  • 最高出力…126kW(171PS)/6600rpm
  • 最大トルク…207Nm(21.1kgm)/4800rpm
  • 車両重量…1590~1630kg
  • 燃料タンク容量…55L
  • カタログ燃費(WLTC)…15.2km/L

○新型RAV4(2.5L直4ハイブリッドエンジン)

  • 形式…A25A-FXS
  • 最高出力…131kW(178PS)/5700rpm
  • 最大トルク…221Nm(22.5kgm)/3600~5200rpm
  • 前モーター…88kw(120PS)/202Nm(20.6kgm)
  • 後モーター…40kW(54PS)/121Nm(12.3kgm)
  • 車両重量…1670~1690kg
  • 燃料タンク容量…55L
  • カタログ燃費(WLTC)…20.6km/L

【試乗感想】新型RAV4の乗り心地や静粛性の評判は?

ということで新型RAV4の試乗本題。

結論から書くと、まずトヨタ新型RAV4の乗り心地は上々です。

やはりカムリと同じTNGA-Kプラットフォームが採用されており、さながらセダン風のマイルドな乗り心地が体現。トヨタ的には「SUV風カムリ」と新型RAV4を位置付けているとか。

新型RAV4は車内の遮音性は高く、後部座席との会話も余裕で可能。ガソリンエンジンも静粛性が高く、「高周波の音が入ってこない」とは河口まなぶ氏の試乗動画。

運転席シートは8ウェイパワーシートを採用し、新型RAV4はドライビングポジションを自在に設定。「姿勢変化が少なく腰高感も抑えられてる」とはカートップの試乗レビュー。

重厚感があるドアは開閉音も高級感があって良い。しっかり広い室内空間も相まって、新型RAV4の居住性は快適。

○【感想】加速感はハイブリッド「E-Four」がヤバイ!

続いては「加速性能」の評価。

まず2.0Lガソリンエンジンはそれなりにトルクが太いため、街中だと割と元気に走ってくれると思います。少なくとも、トヨタ・C-HRの1.2Lターボと比べたら全然加速してくれる。

また一速の発進ギアを搭載したダイレクトシフトCVTも、回転数だけ先に上がるラバーバンドフィールは少なく、ステップATのようなダイレクト感ある走り出しはスポーティー

ただし、そこまで刺激的な吹き上がり感はない。またハイオクとレギュラーの違いもあるのか、レクサスUXよりも+100kgほど車重が重いため、あえて比較すると新型RAV4の走りに鈍重さは残るか。

しかも、RAV4のガソリンモデルにはアイドリングストップ機能はなし。燃費性能で見劣りするのがマイナスと評価できましょう。

一方、新型RAV4はハイブリッドの4WD「E-Four」の加速感がヤバイ。E-Fourと聞くとプリウスのそれを思い浮かびますが、全く比較にならないほどリアモーターがめちゃんこ力強い。

FFベースなのにモーターによる力強いトルクによりFRっぽい走りが味わえる」と新型RAV4ハイブリッドを評価するのはカートップの試乗レビュー。「普通の4WDとは明確に違う」とはベストカーの試乗レビュー。

まさに新型RAV4ハイブリッドは後ろからグイグイと押し出してくれるようなスポーティーな加速感がガソリン車以上に体現されてる。

ただし、一方で「鼻(フロントノーズ)が重い感じがある」とは河口まなぶの試乗動画。「軽やかさや運転のこなしやすさではガソリン車に分がある」と評価する新型RAV4の試乗感想も。

ここらへんの走りの違いは好みが分かれそう。

○【4WD】ダイナミックトルクベクタリングの操作性が抜群!

続いては「操縦安定性」の評価。

結論から書くと、やはりTNGA-Kプラットフォームを採用したこともあって、新型RAV4のハンドリング性能はそもそも高めです。前述のようにそこまで腰高感はなく、良い意味でSUVらしくはない。

そして、新型RAV4で注目すべきは「3種類の4WD」。

実は3種類の4WDが用意されてる。ミドルグレード以下には普通のパートタイム4WD、ハイブリッドには「E-Four」。そして、上級モデルのみに設定される「ダイナミックベクタリングコントロール」と呼ばれる4WDの走りがヤバイです。

普通の4WDは前輪タイヤ、後輪タイヤに、それぞれ駆動力が決められた割合で配分される。パートタイム4WDはノーマルガソリンは50:50、ハイブリッドのE-Fourは20:80といった具合。

でも、新型ダイナミックベクタリング4WDは更に「左右のタイヤ」に細かく駆動力を配分することが可能。だから、旋回性能や悪路走破性、操縦安定性が抜群に優れてる。

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(カートップ6月号 交通タイムス社)

だから随分前から雪上試乗など行っていた自動車雑誌の試乗レビューでは、ダイナミックベクタリング4WDでは急な下り坂や有り得ない凸凹道もタイヤが一切空転せずに走破できちゃってる。

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(五味康隆 YouTube)

五味康隆氏の試乗動画では「すんげー曲がる」「運転が上手いとドライバーが勘違いしちゃう」などダイナミックベクタリング4WDの走りを評価。

他にも「トヨタの本気度が垣間見える」と新型ダイナミックベクタリング4WDの走りを評価する試乗の感想が多い。

だから東日本大震災並の災害で道路が陥没しまくっても新型RAV4なら安心レベル。逆に言うと、ここまで本格的な4WDで普段どこを走るねんって感じ。

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【値段】トヨタ新型RAV4の価格一覧まとめ

最後はトヨタ新型RAV4の価格一覧をチェック。結局、コスパは高いのか低いのか。

  • X…261万円
  • G…320万円
  • G・Zパッケージ…335万円
  • Adventure…313万円
  • ハイブリッドX…320万円
  • ハイブリッドG…382万円

以上がトヨタ新型RAV4の値段になります。

車格と同様に、C-HRとハリアーの中間ぐらいの価格帯。更に厳密に言えば、ハリアーの2.0Lガソリンの価格帯に「RAV4の全グレード」がちょうど収まる感じ。

とりわけ「ダイナミックベクタリングコントロール4WD」を搭載したG・ZパッケージとAdventureは、それぞれガソリン車ですが300万円台前半とハイブリッド並の価格帯。

だから比較的割高っちゃ割高だとは思いますが、オートホールド付きの電動パーキングブレーキ、全車6スピーカー、ステアリングヒーターなどが標準装備されるなど新型RAV4は装備面で充実。

また上級グレードには足をかざすだけでハッチゲートを自動的に開閉できるハンズフリー機能や電動で開閉できるグラスルーフも設定。内装の質感なども考慮すると妥当な値段かも。

ただし、新型RAV4にアダプティブヘッドライトはなし。アダプティブヘッドライトとはステアリング角度に応じて、ヘッドライトの照射角度も動くという代物。コーナリング時などに便利。

例えば、ハリアーやフォレスターにはアダプティブヘッドライトが標準装備。フォレスターに至っては歩行者用エアバッグも搭載されてることを踏まえると、新型RAV4の価格帯を考えると先進装備の物足りなさも残るか。

前述のようにアイドリングストップ機能は未設定な点など、色んな試乗レビューを見てると「ツッコミどころ」もなくはない。ポルシェでもアイスト機能が備わってる時代ですからね…。

【試乗総括】トヨタ新型RAV4の感想レビューまとめ

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以上、カーギークによるトヨタ新型RAV4を試乗した感想でした。

値段は決して安いとは言わないものの、新型RAV4は「カジュアルさと上質さと機能性が高い次元で成立してるSUV」とカーギークでは評価してみる。

オンロードでの乗り心地も上質でありながら、ダイナミックベクタリングコントロール4WDは同クラスのSUVの中でも飛び抜けて優秀なオフロード性能を誇ってる。

まさにトヨタが本気を出して作ったクルマこそが新型RAV4。

正直、トヨタ・C-HRを購入するぐらいなら、頑張って新型RAV4を買いたい。一方でハリアー並の上質さはないものの、新型RAV4の実用性は非常に高く、「道具」としてゴリゴリ使いたい場合はおすすめ。

○【総合評価】トヨタ新型RAV4のおすすめグレードは?

トヨタ新型RAV4の個人的なおすすめグレードは「G・Zパッケージ」か「Adventure」。とりわけデザイン性に優れたAdventureが無難におすすめ。

最廉価の「X」が260万円と飛び抜けて安いだけで、それ以外の価格はほぼ同じ。だから、本格的な4WDシステムが搭載されないミドルグレードの「G」をわざわざ選ぶメリットはない。

逆に新型RAV4にとにかく乗りたいだけなら、C-HRの価格帯とあまり変わらない最廉価「X」でも十分だと思います。第2世代トヨタセーフティセンスも標準装備で安心。

アイドリングストップ機能がないのは気がかりですが、燃料タンク容量は55Lと大きいため、燃費性能に問題があっても実用性で大きな問題はなし。

もちろん維持費や燃料費にメリットはないものの、新型RAV4はレクサス・UXと違ってレギュラー仕様。そこらへんでトヨタ的には「お財布に優しくしましたよ」ということか。

一方、燃費性能やオンロードでの加速感を楽しむなら、320万円の「ハイブリッドX」が素直におすすめです。もはやハイブリッドはX一択。

何故なら、ハイブリッドGは380万円といきなり+60万円ほど割高になるため、ここまで来るとハリアーも視野に入ってくる。さすがに60万円近い価格差を考えたら、個人的に選択しづらい。

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