【2018】ジープ新型コンパス 試乗インプレッションまとめ【評価・長所・短所etc】

スポンサーリンク

最近はもっぱらSUVと呼ばれるジャンルの新車が人気。クルマ好きじゃなくても、パッと思いつく最たるブランドが「ジープ」。

このジープから最近2017年12月2日にフルモデルチェンジした車種と言えば、新型コンパス。先代コンパスは2006年に発売されたため11年ぶりの大幅テコ入れ。ちなみに日本市場でも海外と同じタイミングでフルモデルチェンジしたこともあって、ジープの力の入れようが見て取れます。

そこで今回はジープ新型コンパスの試乗インプレッションをまとめたいと思います。最近フルモデルチェンジしたばかりということで、既に先立って試乗していた自動車雑誌から感想や評価を集めてみました。購入時の参考にして下さい。

ジープ新型コンパスの内外装をチェック!

まずはジープ新型コンパスの基本情報をおさらいしたいと思います。

ジープ新型コンパスの車体サイズは4400×1810×1640mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2635mm。日本車で例えると、トヨタ・C-HRやホンダ・ヴェゼルと日産・エクストレイルの中間ぐらいサイズ感。コンパクトSUVとカテゴライズするのはやや苦しいかもですが、新型コンパスは「CセグメントSUV」のジャンルで捉えるといいでしょう。

(左・グランドチェロキー 右・新型コンパス)

そこでジープの最上位モデル・グランドチェロキーを比較した画像を見ると、新型コンパスはグランドチェロキーにデザインを寄せていったことが分かります。新型コンパスはツートンカラーも用意するなど、今回のフルモデルチェンジでデザインの質感が上がったとも言えます。

ちなみにジープは今後チェロキーなどもフルモデルチェンジを機に、最上位のグランドチェロキーにデザインを統一していく予定らしい。

またジープ・レネゲードと比べると全高は50mmほど低く、全長は145mmほど長い。それだけ新型コンパスの方が全体的なフォルムは若干クーペ的ですらあります。さながらランドローバー車を彷彿とさせる近未来感もほのかに漂うのも、きっと気のせいじゃない。

一方で、コンパクトSUVの中ではほとんど見られないスクエア型のホイールアーチジープなど、きっとオフロード車好きにはたまらない要素も取り込んでる。数年前にレネゲードを発売して話題を集めましたが、この新型コンパスも意外となかなかの伏兵。

新型コンパスの内装は意外とおしゃれ

ジープ新型コンパス 内装インパネ

新型コンパスの内装インパネを見ると、こんな感じ。価格帯が300万円台のため質感がめちゃくちゃ高いかと問われると微妙ですが、割りと今時っぽいスタイリッシュな内装。シルバーの加飾トリムなど、若者でも問題なく乗れるポップな雰囲気はします。

「古いアメ車」から抱くイメージとは、良い意味でかけ離れてるのではないか。確かにプレミアム感があるっちゃあります。ちなみに日本向けの新型コンパスはインドで生産されてるんですが、そこの労働者は若者が多いこともあってか初期品質は他の国の工場より高かったらしい。

新型コンパスは誰にでもおすすめのオンロードSUV!

続いては試乗記事の本題。ジープ新型コンパスの走りの評価を見たいと思います。

簡単にエンジンスペックをおさらいしておくと、新型コンパスには2.4L直4マルチエアエンジンだけ搭載されています。海外だとエンジンラインナップはもう少し豊富なようですが、そこは致し方なし。

この2.4L直4エンジンの最高出力は175PS/6400rpm、最大トルクは229Nm/3900rpmを発揮。レギュラーガソリン仕様だけあって、スペック的には「まずまずかなぁー」といったレベル。ちなみにマルチエアエンジンの特徴は「油圧でバルブを押し下げる」ため燃費に寄与するとか。

だから新型コンパスの走りは良くも悪くも街乗りに最適なSUVに仕上がっています。スピード感こそないものの、鈍重さもない。ストローク量も長いため、「アクセル開度にスムースに応じる」と評価するのはカートップの試乗記事。

変速もスムーズであり割りとキビキビと走ってくれるため、新型コンパスの走りには洗練すら感じることも。ステアリングのグリップは太くて握りやすく、「日本にジャストサイズなボディー」というもあって割りと扱いやすそう。まさに新型コンパスはシティーユースなSUV。

ちなみに新型コンパスは、グレードによって駆動方式などが違います。具体的には「Sport」と「Longitude」はFF+アイシン製6AT「Limited」は4WD+ZF製9AT+デフロック。この4WDモデルはステアリングで走行モードやACCなどの設定を変更可能。

だから新型コンパスは走りもグレードによって違います。

新型コンパスはFFと4WDのどっちがおすすめ?

続いては新型コンパスのそれぞれの走り心地や乗り心地を詳しく見たいと思います。

まず「コンパス Longitude」以下のグレードはFF車だけあって、車体も110kg以上も軽い。そのため走りはより軽快感が強く、走りそのものは楽しい。driverの試乗記事では「軽快に走るFFモデルが好印象」と評価されていました。

ただ燃費性能は優れているものの、FFモデルは乗り心地は良くも悪くもフラット。「Longitude」以下のグレードでは17インチタイヤを装着しているのも、実際は燃費性能を重視した結果。だから車重の軽さが結果的に走りに貢献してるだけ、と考えることも可能か。

逆に4WDモデルの「コンパス Limited」はFFモデルほどの軽快さはないものの、多段ATのおかげで立ち上がりは実にスムーズ。そのためFFと比べても、走りに鈍重さはなし。また「コンパス Limited」はレザーシート仕様。

そしてパフォーマンス性能を重視した18インチタイヤを装着しており、乗り心地はFFよりも快適性は明確に増す。4WDの特性もあって高い路面に対するグリップ力を発揮するなど、「コンパス Limited」の走りや乗り味はまさに大人向け仕様。

ただ9ATは9速まで入ることは少なく、基本は持て余し気味。最近は10速ATなんてのも発売されていますが、日本の道路事情を考えるとやはりトランスミッションは8速ぐらいで十分そうです。それ以上は街中だとほぼお飾りでしかなさそう。

ジープ新型コンパス 試乗・評判・口コミまとめ

以上、ジープ新型コンパスの試乗評価をまとめた記事でした。

一応、今更ながらに新型コンパスの価格を見ておくと、「Sport(価格は323万円)」と「Longitude(価格は351万円)」「Limited(価格は419万円)」になります。新型コンパスの同価格帯のSUVを探すと、トヨタ・ハリアーあたりか。決して国産SUVと比べて異様に高いこともありません。

全グレードに機械式の可変ダンパーが装着しており、シート全般もホールド性は高い。新型コンパスは決してブイブイ走るクルマではないものの、乗り味は「アメ車」にありがちだったイヤなクセはなく実用性は高い。

新型コンパスはレネゲードよりもコスパは高いと思うので、これで外車(アメ車)が乗れると思えば安いものか。

強いて言えば、最上級グレードの「コンパス Limited」には予防安全機能(ACCや車線逸脱警報)などが標準装備されてるものの、逆にそれ以下のグレードにはオプション設定すらないこと。前述のように新型コンパスは街乗り向けのSUVだからこそ、自動ブレーキなどの設定がないのは意外と致命的かも。

そのためグレード構成には地味にクセがあるため、少々選びづらさはあります。