ここ10数年、日本の新車販売台数は年間500万台前後を推移。日本の景気はつくづくパッとしないなぁと思いつつも、最近は各メーカーが売れ筋の新型SUV車種の投入が効いており、新車販売台数はそこそこ順調。
そして、特に顕著な傾向は「輸入車」のシェアの伸び率。アメリカの大統領トランプは文句を言いつつも、現在日本国内の新車販売の10%以上は輸入車が占めてる。何やかんやで日本人は外車を購入してるらしい。
そこで今回カーギークでは割と手が出やすい400万円以下の価格帯の「外車SUVのおすすめランキング12選」を価格順にランキング化してみました。国産SUVか輸入車SUVかクルマ選びで悩んでる方は今回のランキング参考にしてね。
ちなみに「安い輸入車SUVランキング」ということで、あくまでエンジン排気量などは一番価格が安いグレードのものを表記しております。外車や輸入車は価格が割高の上級グレードになるとエンジン排気量などが変わるので注意。
ジープ旧型ラングラー(396万3600円~)…おすすめ割安ランク12位
まず最初のおすすめ外車SUV12位は「ジープ・ラングラー(JK型)」。ちなみに、今回のおすすめランキングでは基本スペックを紹介した後に、どこがおすすめなのか具体的に考察していこうと思います。
○ジープ・ラングラーの基本スペックまとめ
- 価格帯…396万~467万円
- 全長…4185mm
- 全幅…1880mm
- 全高…1845mm
- ホイールベース…2425mm
- 最小回転半径…6.0メートル
- エンジン排気量…3600cc V6ガソリンエンジン
- 最高出力…209kW(284PS)/6350rpm
- 最大トルク…347Nm(35.4kgm)/3900rpm
○ラングラーは「いかにもSUVな無骨な外観」がおすすめ
ジープ・ラングラーは、何と言っても見た目が良い。「これぞSUV」「これぞジープ」というデザインが魅力。実際、ラングラーは1987年の発売から一切変化しておらず、まさに無骨な外観がカッコいい。
そのためラングラーの価格は割高なのかと思いきや、しっかり300万円台に収まってるのが良い。実燃費は一桁台とクソ悪いものの、それでも排気量3600ccから生み出されるトルクの太さは誰もが男心をくすぐられるはず。
また、ラングラーは全長が4.2メートルに収まってる扱いやすいサイズ感もおすすめ。乗車定員は4名と軽自動車並みではあるものの、逆に言うと「まさに男のための遊ぶ車」といったところ。そのためラングラーはSUV好きなら一度は最低でも試乗はしたい外車SUV。
ちなみに5ドアモデルは全長が4.7メートルを超えます。
○新型モデルは最安モデルは受注生産のみで割高に…
ただし、ジープ(JK型)の最安価格(396万円)のグレードは「3ドアモデル」。実用性が高い「5ドアモデル」を購入しようとすると、ジープ・ラングラーの価格は432万円まで値上がりします。
またラングラーは最近フルモデルチェンジしたばかり。
併売して安い旧型モデル(JK型)も販売されているものの、新型ラングラー(JL型)では3ドアモデルは受注生産のみに格下げ。また価格も460万円と大幅にアップ済みしており、先代ラングラーの5ドアモデルより割高になっております。
だから新型ラングラー(JL型)は5ドアモデルも同様に価格が490~530万円まで値上がりしており、今回の「安い輸入車SUVランキング」とは一線を画されているので注意が必要。ジープの中だと、現在はチェロキーの方が安くなっております。
それでもジープ新型ラングラーは「唯一無二のSUV」だと思うので、カーギーク的には是非おすすめしたい外車SUV。新型ラングラーは価格相応に質感が向上しており、さらなる詳細は【感想】ジープ新型ラングラー試乗レビューまとめなども併せてご参照。
ボルボ・XC40(389万0000円~)…おすすめ割安ランク11位
続いておすすめ外車SUV11位は「ボルボ・XC40」。最近2018年に発売されたばかりの新型SUV。
○ボルボ・XC40の基本スペックまとめ
- 価格帯…389万~549万円
- 全長…4425mm
- 全幅…1875mm
- 全高…1660mm
- ホイールベース…2700mm
- 最小回転半径…5.7メートル
- エンジン排気量…2000cc直4ガソリンターボ
- 最高出力…140kW(190PS)/4700rpm
- 最大トルク…300Nm(30.6kgm)/1400~4000rpm
○ボルボ新型XC40は「価格+デザイン」に優れた最強SUV
ボルボ新型XC40のおすすめは「トータルバランスの高さ」にあります。
まず、やはりボルボ車が300万円台で購入できる価格帯がおすすめ。ボルボは意外とお高いイメージもあるものの、新型XC40の価格帯的には国産SUVと大差なし。それでいて新型XC40はボルボらしい安全装備が充実しており、商品としてスキがない。
しかも、ボルボ新型XC40のデザインが非常に先進的。無骨さと可愛さが見事に両立してる。外車とか関係なくおすすめしたいSUV。クルマ選びはデザインから入る人は多いと思うんですが、新型XC40の外観は万人受けする洗練さがあります。
自動車業界関係図まとめでも触れてますが、ボルボは中国資本の傘下に入ったのは有名な話。そこに不安を感じる人もいそうですが、実はボルボ新型XC40はベルギーで生産されてる。そもそも中国の新車市場は世界トップ。そこらへんは心配する必要はもはや皆無な時代。
もちろん価格帯がめちゃくちゃ安いってほどではないものの、輸入車SUVを買うならボルボ新型XC40を買っとけばまず買い物としては損はしないはず。ちなみにボルボ新型XC40試乗レビューまとめも興味があれば、あとでご参照。
フォルクスワーゲン・ティグアン(363万6000円~)…おすすめランク10位
続いておすすめの安いSUV10位は「フォルクスワーゲン・ティグアン」。
○フォルクスワーゲン・ティグアンの基本スペックまとめ
- 価格帯…363万~470万円
- 全長…4500mm
- 全幅…1840mm
- 全高…1675mm
- ホイールベース…2675mm
- 最小回転半径…5.4メートル
- エンジン排気量…1400cc直4ガソリンターボ
- 最高出力…110kW(150PS)/5000~6000rpm
- 最大トルク…250Nm(25.5kgm)/1500~3500rpm
○ティグアンは最新テクノロジーにあふれた外車SUV
フォルクスワーゲン・ティグアンのおすすめポイントは「最先端テクノロジー」に尽きます。どうしてもフォルクスワーゲンと聞くと「大衆車」のイメージがあるので、いくらティグアンがSUVとは言っても300万円台後半という価格帯は少々割高感は否めない。
ただ新型ティグアンは2017年にフルモデルチェンジしたばかりもあって、中身は非常に先進的。例えば、メーターパネルは完全なフルデジタル液晶が採用されており、そこには立体地図なども表示できちゃう。
ヘッドアップディスプレイは言うまでもなく、自動ブレーキに関しても全車速域に対応したACCも搭載。エンジンも多少非力感はあるものの、ベンツあたりと全然引けを取らない最新テクノロジーが魅力。
またティグアンの最小回転半径が5.4メートル。取り回し性能にめちゃくちゃ優れてるとは言わないものの、全長の短さも含めて国産SUV並。違和感なく輸入車SUVに乗り換える点で考えると、それなりにティグアンはおすすめできそう。
プジョー・3008(363万6000円~)…おすすめランク9位
続いておすすめ割安外車SUV9位は「プジョー・3008」。
○プジョー・3008の基本スペックまとめ
- 価格帯…357万~444万円
- 全長…4450mm
- 全幅…1840mm
- 全高…1630mm
- ホイールベース…2675mm
- 最小回転半径…5.6メートル
- エンジン排気量…1600cc直4ガソリンターボ
- 最高出力…121kW(165PS)/6000rpm
- 最大トルク…240Nm(24.5kgm)/1400~3500rpm
○プジョー・3008は唯一無二の攻撃的なデザイン
プジョー・3008のおすすめは、何と言っても「独創的かつ攻撃的なデザイン」でありましょう。台数がそこまで売れてないこともあって、街中で3008を走らせたら100%目立つこと間違いなし。
また3008の内装インテリアも、更に独創的なデザイン。ステアリングデザインなどは非常に面白い。またドライバーを包み込むような一体感があるデザインで安心させつつも、光沢感バリバリのインテリアは非常に未来的でもある。
3008の価格帯は1600cc直4ターボは300万円台に収まり、2000cc直4ディーゼルターボを搭載した「GT BlueHDi」はスポーティーだけあって450万円近い価格まで跳ね上がります。でも1.6Lターボで基本的には十分。
ただしFF車しか設定されておらず、この価格帯のSUVとしては走りに関してはパンチ不足感や物足りなさは残るか。そのため3008は中身に特筆すべき点は少ないものの、とにかく見た目やデザインにハマれば買いなSUV。
ちなみに、この3008をベースに設計されたプジョー・5008は7人乗り仕様なんですが、こちらも価格は404万円から購入可能。ミニバン目的も兼ねて使いたいなら、3008と価格差が少ないので5008もおすすめ。
ルノー・カジャー(347万0000円)…おすすめランク8位
続いておすすめ外車割安SUV8位は「ルノー・カジャー」。
○ルノー・カジャーの基本スペックまとめ
- 価格帯…347万円
- 全長…4455mm
- 全幅…1835mm
- 全高…1610mm
- ホイールベース…2645mm
- エンジン排気量…1200cc直4ガソリンターボ
- 最高出力…96kW(131PS)/5500rpm
- 最大トルク…205Nm(20.9kgm)/2000rpm
○ルノー・カジャーは使い勝手に優れた外車SUV
ルノー・カジャーのおすすめは「使い勝手の良さ」などが挙げられます。
ルノー・カジャーの荷室は完全なフルフラットシートを採用してるので、例えばアウトドア目的などに最適な外車SUV。また車体のサイズ感も日産キャシュカイとプラットフォームを共用しているため、カジャーの全幅はエクストレイルとほぼ同じ。
また全長がエクストレイルよりも200mm短いなど、カジャーは取り回し性能にも優れるのが魅力。一方で1200cc直4ターボは2000cc並のトルクの太さを誇り、7速ATを採用することでスムーズに気持ちよく快走してくれる走りも魅力。
ただカジャーは価格が347万円の1グレードのみ。
もちろんメーターパネルには液晶TFTを採用し、シート素材にはレザーを使用するなど、それなりに内装の質感は高め。それでもカジャーの内装は国産SUV的な庶民くさいデザインは否めない。
またルノー・カジャーは自動ブレーキは車線逸脱警報止まりなど性能面や装備面など、どうしても妥協が強いられる場面も少なくないので、クルマ選びとしては輸入車SUVの中では特に厳しい面もあるか。国産SUVでも1グレードのみとかっていう車種もありますけどね。
ルノー新型カジャー試乗インプレッションも興味があれば、あとで参照。
BMW・ミニクロスオーバー(335万0000円~)…おすすめランク7位
続いて外車割安SUVおすすめ7位は「BMW・ミニクロスオーバー」。
○ミニクロスオーバーの基本スペックまとめ
- 価格帯…335万~562万円
- 全長…4315mm
- 全幅…1820mm
- 全高…1595mm
- ホイールベース…2675mm
- 最小回転半径…5.4メートル
- エンジン排気量…1500cc直3ガソリンターボ
- 最高出力…75kW(102PS)/4100rpm
- 最大トルク…180Nm(18.4kgm)/1200~3800rpm
○ミニで一番売れてるSUVバージョンのMINI
ミニクロスオーバーのおすすめポイントは、やはり「MINIブランド」そのものにありそう。
車体スペックを見たら分かるように、ミニクロスオーバーは非常に巨大なサイズ。「どこがミニやねん」と誰もが一度はツッコミを入れたと思いますが、どうやらMINIの新車販売の4割近くがこのミニクロスオーバーで占めているらしい。
それだけ実際にミニクロスオーバーは人気。
MINIの独特のデザインにSUV要素を上手にハメ込んだデザイン性に、誰もが心をくすぐられるのか。また車体サイズが大きくなれば、結果的に居住性がアップするため一概にマイナスとは評価されていないのでしょう。
それでいてミニクロスオーバーの価格は335万円から。MINIブランドとしては割高な価格帯ではあるものの、輸入車SUVとして考えたらミニクロスオーバーは比較的お安い部類に入るため何やかんやで購入しやすい価格帯。
ただし、あくまで価格が安いのは1500cc直3ターボエンジン搭載モデル(ミニクロスオーバーワン)のみ。
ミニクロスオーバーはパワートレインが豊富であるものの、例えば2000cc直4ディーゼルターボの価格は393万円から。最廉価グレード以外を買おうとすると価格帯がググッと割高になる(最大で価格600万円)ので少し注意。
ジープ・コンパス(323万0000円~)…おすすめ割安SUVランク6位
続いて安いおすすめ輸入車SUV6位は「ジープ・コンパス」。
○ジープ・コンパスの基本スペックまとめ
- 価格帯…323万~419万円
- 全長…4400mm
- 全幅…1810mm
- 全高…1640mm
- ホイールベース…2635mm
- 最小回転半径…5.7メートル
- エンジン排気量…2400cc直4ガソリンエンジン
- 最高出力…129kW(175PS)/6400rpm
- 最大トルク…229Nm(23.4kgm)/3900rpm
○ジープ・コンパスは「王道コンパクトSUV」
ジープ・コンパスのおすすめポイントは、まさに「王道コンパクトSUV」と呼べる商品力の高さにあります。
2017年12月に日本国内でフルモデルチェンジしたばかりなんですが、先代モデルと比較して新型コンパスは全長がマイナス75mmほど短くなった。そのことで国産ミドルSUVのサイズ感とほぼ変わらなくなって、非常に取り回し性能が進化。
また各社がダウンサイジングに行く中、コンパスは2400ccエンジンと非常にパワフル。6速ATと組み合わせた加速感は軽快でありながら、プレミアムな落ち着いた大人の味わいすら感じさせる走りがおすすめ。
決して実燃費は良くはないものの、レギュラー仕様というのもありがたい。
9速ATと組み合わせた4WDモデルも、センターデフロック機構などジープらしい高い走破性を誇るものの、最大で価格は419万円に留まるのもおすすめ。輸入車…しかもジープ車が国産SUVとほぼ変わらない価格帯も、コンパスの非常に大きな魅力。
ジープというブランド名を聞くとガサツなイメージはあるものの、ナビはスマホに完全にレンどうするなど意外とクセが少ない。コンパスは「オンロード」と「オフロード」が繊細に混在している商品力が高い輸入車SUVと言えそう。
ちなみに【評価】ジープ新型コンパス試乗感想まとめも良かったら後で参照。
ジープ・レネゲード(299万9000円~)…おすすめ割安SUVランク5位
続いておすすめの割安輸入車SUV5位は「ジープ・レネゲード」。
○ジープ・レネゲードの基本スペックまとめ
- 価格帯…299万~350万円
- 全長…4255mm
- 全幅…1805mm
- 全高…1695mm
- ホイールベース…2750mm
- 最小回転半径…5.5メートル
- エンジン排気量…1400cc直4ガソリンターボ
- 最高出力…103kW(140PS)/5000rpm
- 最大トルク…230Nm(23.5kgm)/1750rpm
○ジープ・レネゲードは「唯一無二の内外装」
ジープ・レネゲードのおすすめは「面白いデザイン」。
さすがに10車種以上も紹介すると他の輸入車と内容は被っちゃう点はあるものの、レネゲードはまさに唯一無二の内外装が魅力。レネゲードは内装も非常に面白くて、細かい部分に色んな仕掛けが隠されてるのも魅力。
またレネゲードは全長が4255mmと国産SUVよりも短いので、全幅こそあるものの輸入車SUVの中では比較的扱いやすいか。ハイブリッドなど飛び道具はないものの、1400ccエンジンは非常にパワフル。
ジープ・レネゲードの実燃費は10km/L台前半程度ではあるものの、やはりレギュラー仕様が嬉しい。輸入車SUVとはいえ、維持費は言っても知れてる。パンチが効いたデザインとは反して、レネゲードは国産車ユーザーでも購入しやすい商品には仕上がってるのではないか。
ちなみに将来的にジープはグランドチェロキーのようなデザインに統一していくらしいので、レネゲードのデザインがいつまで続くかは不明。そのためもしレネゲードのデザインが気に入れば、中古車でもいいので購入することをカーギークではおすすめします。
アウディ・Q2(299万0000円~)…おすすめ輸入車割安ランク4位
続いておすすめ外車SUV割安4位は「アウディ・Q2」。
○アウディ・Q2の基本スペックまとめ
- 価格帯…299万~405万円
- 全長…4200mm
- 全幅…1795mm
- 全高…1500mm
- ホイールベース…2595mm
- 最小回転半径…5.1メートル
- エンジン排気量…1000cc直3ガソリンターボ
- 最高出力…85kW(116PS)/5000~5500rpm
- 最大トルク…200Nm(20.4kgm)/2000~3500rpm
○アウディ・Q2は「立体駐車場」にも入るサイズ感
アウディ・Q2のおすすめポイントは、とにかく車体のサイズ感が良い。具体的には車高が1500mmしかなく、アウディ・Q2は立体駐車場に駐車できるのがメリット。また全高が低く抑えたことで、Q2はスタイリングもかっちょいいのが魅力。
前述のボルボ・XC40のように、アウディ新型Q2のデザインは平面的に設計されており、内装も最新装備満載で非常に都会的。しかも「AudiブランドのSUV」であるにも関わらず、乗り出し価格は300万円ちょいとめちゃくちゃ安い点もおすすめ。
しかもアウディ・Q2は2017年に発売されたばかりの新型SUV。前述のボルボ・XC40然り、輸入車SUVであっても日本で売れるために、本当かなり戦略的な価格で投入している熱い姿勢が読み取れます。
走りに関しては、アウディ・Q2はFF車のみ。アウディが誇るクワトロ(4WD)は設定されておらず。しかもメインの搭載エンジンは1.0L直3ターボ。ただ「クワトロの乗り味」には及ばないものの、それでもQ2は街中で走行する分は気にする必要なし。
アウディ・Q2の全幅はそれなりにあるものの、最小回転半径は5.1メートルと非常に扱いやすい。そのためアウディ・Q2は女性ユーザーや車初心者でも安心しておすすめできる輸入車SUV。
ただしミドルグレードの価格は364万円と、値段が急激に跳ね上がるので少し注意。
ルノー・キャプチャー(269万9000円~)…おすすめランク3位
続いておすすめ外車SUV安さ3位は「ルノー・キャプチャー」。
○ルノー・キャプチャーの基本スペックまとめ
- 価格帯…269万~279万円
- 全長…4135mm
- 全幅…1780mm
- 全高…1585mm
- ホイールベース…2605mm
- 最小回転半径…5.5メートル
- エンジン排気量…1200cc直4ガソリンターボ
- 最高出力…87kW(118PS)/5000rpm
- 最大トルク…205Nm(20.9kgm)/2000rpm
○ルノー・キャプチャーは「とにかく日本人向け」のSUV
ルノー・キャプチャーのおすすめポイントは「日本人向けのSUV」。何故ならベース車両は日産ジュークだけあって、キャプチャーの車体は非常にコンパクト。最小回転半径はやや大回りではあるものの、全体的に日本人向けの輸入車SUVと言えそう。
またルノー新型キャプチャーは2018年初夏にマイナーチェンジ済み。ヘッドライトには流れるウィンカー(シーケンシャルターンランプ)を採用し、テールランプなどもフルLED化するなど商品力がアップ済み。
個人的に筆者はルノー・キャプチャーの雰囲気が割と好きな輸入車SUVなんですが、更にデザインに磨きがかかっております。それでいてルノー・キャプチャーの価格は200万円台後半とめちゃんこお手頃。ベース車両のジュークの4WDモデルよりも割安。
ルノー・キャプチャーは「2グレードのみ」とクルマ選びしやすい点でもおすすめ。メイングレードの価格だけ割高になる心配もないため、カーギークでは割とイチオシしたい輸入車SUV。
プジョー・2008(263万3000円~)…おすすめランク2位
続いて安い外車SUVおすすめ2位は「プジョー・2008」。
○プジョー・2008の基本スペックまとめ
- 価格帯…263万円~285万円
- 全長…4165mm
- 全幅…1740mm
- 全高…1570mm
- ホイールベース…2540mm
- 最小回転半径…5.5メートル
- エンジン排気量…1200cc直3ガソリンターボ
- 最高出力…81kW(110PS)/5500rpm
- 最大トルク…205Nm(20.9kgm)/1500rpm
○2008は一番価格が安いプジョーのSUV
プジョー・2008のおすすめは、前述の3008よりも約100万円ほどお安いこと。
プジョーは日本でフランス車の中で人気があるブランド。そのプジョーのSUVが200万円台で購入できる点がおすすめ。2008はヨーロッパだとわずか一年で10万台を突破したほど人気。価格の安さはやはり武器。
ただプジョー・2008は2013年発売だけあって、どうしても車両設計などは古い。3008と比べると、デザインもやや古さは否めません。また搭載エンジンも1.2L直3ターボのみと、前述の価格帯がほぼ同じのルノー・キャプチャーより静粛性やパワー面で見劣りする。
そこらへんのデメリットと割安な価格設定をどう割り切るかどうか。だから値段は確かに安いっちゃ安いものの、個人的にそこまでおすすめはしません。
シトロエン・C3(216万0000円~)…おすすめランク1位
最後の安い外車SUVおすすめ1位は「シトロエン・C3」。
○シトロエン・C3の基本スペックまとめ
- 価格帯…219万~243万円
- 全長…3955mm
- 全幅…1730mm
- 全高…1530mm
- ホイールベース…2465mm
- 最小回転半径…5.4メートル
- エンジン排気量…1200cc直3ガソリンターボ
- 最高出力…81kW(110PS)/5500rpm
- 最大トルク…205Nm(20.9kgm)/1500rpm
○シトロエン・C3はとにかくヤバいほど安い価格帯
シトロエン・C3のおすすめポイントは「価格」に尽きます。何故なら、C3の価格帯は全グレードが200万円台前半で収まるから。もはや完全に国産SUV並。じゃあここまで安っぽくて大丈夫なのか?
どうやらヨーロッパだと新型C3の価格はもっと割高らしいので、そのため「価格が割安」というよりも、実際にはシトロエンが頑張って「戦略的な価格帯で販売してる」と考えるのが妥当か。しかも値引き額もそれなりに期待できる点でおすすめ。
またシトロエン・C3は独特すぎる見た目もおすすめ。オートハイビームやスマートエントリーキーが標準装備と充実。最近は軽自動車でも乗り出し価格が200万円に迫ることもあるため、国産SUVから乗り換えるには最適なおすすめSUV。
いつまでもシトロエン・C3が安いままとは限らないので、もし気に入っちゃえば大胆に購入しちゃいましょう。ちなみにシトロエン新型C3試乗レビューまとめもあとで参照。
【おすすめ】安い輸入車SUV価格順ランキングまとめ
以上、カーギークによる安い輸入車おすすめランキングでした。
個人的には、フランス車ならルノー・キャプチャーやシトロエン・C3をおすすめしておきます。とにかく他のフランス車のSUVも含めて、ほぼ国産車の値段と変わらない安さが魅力。もし価格だけで選ぶなら、フランス車がまさに狙い目。
C3は車体が5ナンバーにほぼきっちり収まるサイズ感が、外車SUVの中では貴重で稀有。国産SUVを見渡してもAセグメントのスズキ新型クロスビーぐらいで、意外と5ナンバーサイズにきっちり収まってるSUVは少ない。
また価格が300万円を超えてもいいんであれば、ボルボ新型XC40やアウディ新型Q2あたりをカーギークではおすすめかな。やはりデザインのカッコよさと手頃なサイズ感が、日本人の好みや感性に合いそう。価格が安くても安っぽくないのが良い。
無骨なSUVならラングラー一択か。
ただどれもお手頃価格では販売されているものの、輸入車だけあってどのSUVも車体サイズは基本的に大きい。全幅が1800mm後半という車種も珍しくない。だから、価格帯が変わらなくても国産SUVと同じようなノリで購入すると…という点は注意。
○【5ナンバー】国産車で安いSUVは何があるか?【値段200万円以下】
ということで最後は余談になりますが、じゃあ「国産車で安いSUV(軽自動車は除く)」は何があるのか簡単に見ておきたいと思います。
結論から書くと、スズキのSUVがとにかく安いと思います。
例えばイグニスは140~170万円。クロスビーは180~200万円。ジムニーシエラは176~192万円。どのSUVの価格も200万円を割り込む安さ。若干SUVにカテゴライズされるか微妙な車種もありますが、値段だけ見れば十分魅力的。
車体サイズはどれも5ナンバーサイズに収まっており、割とトルクフルなターボエンジンを搭載したSUVも多い。もちろんブランド力だけ見ると輸入車SUVに勝てない部分はありますが、日常の足車としては十分健闘できそう。
もし興味があれば【比較】クロスビー vs イグニスや【比較】ジムニーシエラ vs ジムニーなどもご参照ください。
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