2017年末にフルモデルチェンジしたのがスズキ新型スペーシア。それまでタントにすら敗北することが多かったスペーシアですが、現在ではN-BOXに次いで新車販売で2位に位置することが増えました。
そこで今回カーギークではスズキ新型スペーシアの価格一覧とおすすめ人気グレードをまとめてみたいと思います。実際にどのグレードが売れ筋なのかなど様々な角度から分析してるので、新型スペーシアの購入時の参考に読んでください。
スズキ新型スペーシアの価格一覧まとめ
まずはスズキ新型スペーシアの価格一覧をチェックしてみましょう。現状、スペーシアのグレード数は意外と少なめになっております。
○ノーマルスペーシアの価格帯
- ハイブリッドG…133万3800円
- ハイブリッドX…146万8800円
4WDモデルの価格は約+12万円。自動ブレーキシステム非搭載車は約-6万円。
○スペーシアカスタムの価格帯
- ハイブリッドGS…157万6800円
- ハイブリッドXS…169万0200円
- ハイブリッドXSターボ…178万7400円
4WDモデルの価格は約+12万円。自動ブレーキシステム非搭載車は約-6万円。
ホンダのN-BOXなんかと比べると、新型スペーシアはやや割安な価格帯。値引き額などを考えたら、実際の価格帯はほぼ同じだとは思いますが、新型スペーシアはグレード数も少なくシンプルで選びやすいか。
ちなみにもし興味がある方は「新型N-BOX 価格とおすすめ人気グレードまとめ」なども後でチェックしてみてください。
【おすすめグレード】スペーシアカスタムがやや人気!
ということで、さっそく新型スペーシアはどれを購入すればいいのか、人気のおすすめ人気グレードをチェックしていきましょう。
まず結論から書くと、新型スペーシアの売れ筋は「ノーマルグレードが48%」に対して「カスタムグレードが52%」とのこと。ほぼ半々ではあるものの、若干スペーシアカスタムの方が人気。
やはりスペーシアカスタムの見た目のカッコ良さが受けてる。その証拠が4%という違いに現れてる。先代スペーシアの「Z」から続くスタイリングの良さは、価格の割高感も相殺できるほど新型モデルでもやはり健在。
そのため良くも悪くも、今後新型スペーシアカスタムの見た目のテコ入れは、よっぽどのことがない限りはしばらく行われないと思います。
○一番人気のおすすめグレードは意外にも?
続いて詳細なおすすめグレードをチェックしてみると、一番人気は「ハイブリッドX」。二番人気は「カスタムハイブリッドXS」。三番人気は「カスタムハイブリッドXSターボ」とのこと。
スペーシアカスタムの方が若干人気ではあるものの、結果的に一番人気のグレードはノーマルスペーシアの上級グレード「X」。逆に考えると、ノーマルスペーシアのエントリーグレード「G」はほとんど売れてないのかも知れない。
「G」は電動スライドドアの予約ロック機能がオプションでも選べないなど、装備面で「X」より明らかに見劣り。それでいて価格差は10万円ちょっとですから、ほとんどの購入者が「スペーシアX」を選んでしまうのもむべなるかな。
一方、新型スペーシアカスタムもエントリーグレード(GS)はランクインせず。やはりN-BOXと同様に、基本的には新型スペーシアも装備が充実したグレードがおすすめと言えそうです。
でも何故、ノーマルスペーシア「X」が一番人気だったのか?この答えは新型スペーシア購入者の男女比を見れば一目瞭然。
新型スペーシアは女性人気が圧倒的に高い!
続いては新型スペーシアの年齢層や男女比を解説して終わりたいと思います。
結論から書くと、スズキ新型スペーシアは実は女性人気が高いから。男女の構成比で見ると、男性が全体の35%に対して、女性は65%。もはや「圧倒的」と表現していいほど、新型スペーシアは女性に人気。
新型スペーシア購入者の年齢層を見ると平均50歳代前半。つまり更に具体的に言うと、新型スペーシアは「中高年女性」に人気らしい。
確かに、前述の新型スペーシアカスタムは「非ターボ(NAエンジン)」の方が人気でした。画像こそ貼ってませんが、新型スペーシアのターボエンジン(カスタムXSターボ)の比率は20%。つまり、新型スペーシアのNAエンジン比率は80%とのこと。
既に「運転が人の特徴あるあるまとめ」でも触れましたが、女性ドライバーはあまりスピードを出したがらない傾向があると思うので、そこらへんも新型スペーシアの人気グレードの傾向に現れてるカタチ。
スペーシアは女性に圧倒的にウケているにも関わらず、ゴリゴリのエクステリアをあしらった新型スペーシアカスタムが人気。非常に意外ではありますが、きっと「お孫さんにカッコいい車を見せたい」という願望があるのかも?
スペーシアはもっと安全装備を充実させるべき
既に【比較】新型スペーシア vs タントなどでも比べてますが、新型スペーシアは後退時自動ブレーキシステムが標準装備なので、小さいお孫さんを送り迎えする上ではスペーシアは安全。
このことが「スペーシア女性人気」という結果に現れているのでしょう。
ただし、カーテンエアバッグは「ハイブリッドXSターボ(スペーシアカスタム)」に標準装備のみ。それ以外のグレードではオプション装備でも選択できず。結果的に嫌な言い方をすれば、スペーシアは「安全性が高いグレードは選択されてない」という裏返しでもある。
もちろん新型スペーシアはサイドエアバッグなども標準装備なものの、運転席と助手席のサイドのみに小さいエアバッグが装着されてるだけ。横からスペーシアが衝突された場合、後部座席を筆頭にさすがに心もとない。
新型スペーシアのグレード展開がシンプルなのは良いんですが、もっと安全装備の選択肢を増やしていいはず。「女性人気」は裏を返すと、前述のように「NAエンジン」が多く選ばれている証拠。
そのため非ターボグレードにもカーテンエアバッグの搭載はできるようにすべきでありましょう。購入者の年齢はお金がある中高年層が多い。装備の充実と引き換えに価格が+10万円程度割高になってしまうぐらい、ほとんどのユーザーは誰も気にならないはず。
ノーマルスペーシアにターボエンジン搭載することも含めて、ここらへんがフルモデルチェンジ前のタントをもっと大きく突き放せない要因かも知れない。
ちなみに「新型スペーシア試乗レビューまとめ」や【比較】新型スペーシア vs N-BOXなども興味がある方は参照してください。
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