【スズキ】新型スペーシア 試乗インプレッションまとめ【おすすめ長所・短所etc】

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つい先日、フルモデルチェンジしたのがスズキ新型スペーシア。それまで軽量化+燃費性能一辺倒でしたが、今回の2代目スペーシアは車体サイズが大幅に拡大。ライバルのN-BOX並に全高がアップし、タントよりも背高になった。

まさに名実ともにスペーシアは「超ハイト系スライドドア軽自動車」の名に恥じない仕上がりになりました。

そこで今回はスズキ新型スペーシアの試乗インプレッションをまとめてみました。果たして車体のサイズアップに伴うデメリットはあるのか?もしスペーシアの購入を考えてる方がいれば、是非クルマ選びの指標の一つとしてご参考までに。

新型スペーシアの内外装はおすすめ?

試乗記事で取り上げていいか微妙ですが、まず新型スペーシアの内外装を改めて評価したいと思います。

結論から書くと、新型スペーシアのデザインはおすすめだと個人的には思います。

(スズキ新型スペーシアカスタム)

例えば、特に新型スペーシアカスタムはかなりカッコいい

悪目立ちするような変な個性感はなく、王道に進化した洗練されたデザイン。ゴリゴリ感もありつつ、スタイリッシュでもある。ふんだんにメッキ加工されており、そこら辺のコンパクトカーよりも全然質感が高い。

(スズキ新型スペーシア ノーマルグレード)

こちらの画像はノーマルスペーシアですが、車体が大きくなったことでサイドから見ると箱型(ボックス感)が強まったことが分かります。先代スペーシアよりもボンネットフードなどが直角気味に立ってる。

そのことで新型スペーシアは迫力が増してきっと「所有感」も満たしてくれるはず。スペーシアに限らず、割とお高いお買い物。大きさはシンプルに商品としての魅力でしょう。逆に言えば、それだけ先代スペーシアがひどすぎた。

また新型スペーシアはサイドの優しい凹凸感が絶妙に癖になる。他の超ハイト系軽自動車と違って、ピラーのブラックアウト化も敢えて止めた模様。そのことで全体的にスペーシアは長く飽きさせないデザインに仕上がってると思います。

○新型スペーシアの室内空間はかなり拡大

(新型スペーシアと先代スペーシアの違い)

新型スペーシアと先代モデルのサイズ感をざっくり比較してみると、実際ここまで新型スペーシアはここまで広くなってるらしい。ホイールベースは+35mmが伸長してるため、実際にはもっと拡大してる部分も多そう。

特に前方部分で差が顕著であり、先代スペーシアはいかにボックス感が薄かったかを見て取れます。具体的には室内高で+35mm、前後左右乗員間距離+35mm、前後席間距離で+10mm拡大してるのも納得。限られた軽自動車の中で、ここまで広げたのは革新的。

(新型スペーシアカスタム 内装インパネ)

またスペーシアの内装も無難に質感が高く、同時に実用性や収納力の高さも誇るため言うことなし。

他のライバル車並以上に室内空間が広がったことで、どうしても副作用としてエアコンの効きが悪くなる。そこで新型スペーシアは天井に小型サーキュレーターファンを標準装備させるなど、機能面で充実したことも見過ごせない。

他にも後席シートが荷室側から折りたためるように進化し、座面も連動して下がるためほぼフルフラット。しかもラゲッジスペースは防汚仕様のため、新型スペーシアは様々なアウトドア目的やお子さんの習い事での使い勝手に優れそう。野球やサッカーを習ってると汚れがち。

(新型スペーシア 荷室ラゲッジスペース)

例えばスペーシアは荷室空間も広く、荷室地上高も510mmとライバルと比べても低い部類に入ります。

荷室幅や荷室高もあるため積載性は高い。実際に積み込む機会がどこまで多いかはさておき(笑)、新型スペーシアの荷室には自転車を積み込む用の溝も彫り込まれていて便利です。ベビーカーや車イスを載せる場合にも重宝?

新型スペーシアの試乗評価はどんなもん?

ということで本題。新型スペーシアの様々な試乗インプレッションや評価の数々をまとめてみました。

結論から書くと、新型スペーシアは先代と比べて走りの質感がアップしてると思います。

「ハーテクト」と呼ばれる新型プラットフォームに刷新され車体の剛性がアップし、静粛性能や操縦安定性もアップ。リアサスペンションも3リンクリジット式から「トーションビーム式」に変更されており、新型スペーシアは先代より乗り心地も改善されてると思います。

もちろん新型スペーシアは全高が5cmほどアップしてることも手伝って、それなりにロール感はあるものの、他のスペーシア以外のライバル車種と比べたら揺さぶられ感は比較的少ない超ハイト系軽に入るはず。

女性が運転することを想定して、新型スペーシアのハンドリングは相変わらず軽めに設定。そのためトップクラスに高く伸びた全高やロール感も手伝って、新型スペーシアは操縦安定性などはそれなりに不安を残す一面も。

○新型スペーシアの見晴らしや視界性はどうなん?(試乗評価)

続いては新型スペーシアの「視界性」や見晴らしの良し悪し。

結論から評価すると、新型スペーシアの見晴らしの良さは先代よりも更に増してる印象を持ちます。

例えばAピラーも心なしか細くなっており、先代スペーシアよりウィンドウガラスの面積が拡大。助手席側のピラーにはミラーも内在されているなど、細かい部分で視界性に配慮されてる点でも嬉しい。

またダッシュボードも新型スペーシアは平坦になって、もっこり感が減った。そのことでドライバーの目線を遮るものが減って視界性が向上したと言えましょう。そして新型スペーシアは着座位置も前席シートで先代比+30mm、後席で+15mm程度上がってる。

成人男性であれば気にならないかも知れませんが、特に背が小さい女性はアイポイントが低い。そのためヒップポイントが上がるだけで前方視界性の良さに寄与するため、きっと実際に試乗して一番見晴らしに優れてると感じるのは新型スペーシアのはず。

もしお金があるなら全方位モニターを購入すれば、新型スペーシアは安全性能が更に増すことでしょう。

ノーマルスペーシアとスペーシアカスタムはどっちがおすすめ?

続いては加速性能や動力性能をチェック。後方対応への自動ブレーキなどが標準装備化されたことも手伝って、新型スペーシアの車重は先代比で10kg~20kgほど増加してる。そのことで走りや乗り心地にどういった違いが出てくるのか?

ノーマルグレードとカスタムグレード各々で新型スペーシアを評価してみたいと思います。

○新型ノーマルスペーシアの試乗(NAエンジン)

まずノーマルスペーシアのNAエンジンの評価。

結論から書けば、同ジャンルの軽自動車の中では割と走りは上々。

もともと先代スペーシアが非常に軽量だったため、坂道走行でもネガティブな評価は少ない。新型ノーマルスペーシアは時速40~50km/h程度までなら比較的軽やかに加速してくれる(もちろん乗車定員にもよる)のではないか。

新型スペーシアの変速機はジヤトコ製の副変速機付きCVTからアイシン製のCVTに変更されており、そのことでアクセルワークがより自然な仕上がりになってる。高速走行においても問題なくトルクの引き出せ、街中でもしっかり走ってくれます。

でも、さすがにNAエンジンだと「キビキビ走る」とまでは行きません。特に男性ユーザーがノーマルスペーシアを試乗すると「物足りなさ」は感じるかも。

例えば、王者・N-BOXと比べると、エンジンスペック通りに力不足感はわずかにあり。N-BOXはフルモデルチェンジ後に軽量化を図ってスペーシアとの車重差を縮めたため、そのまま動力性能差が出る形。

あと14インチのエコタイヤを装着してることもあって、ノーマルスペーシアの乗り心地は路面の細かい凹凸状況をコツコツと伝えがち。気にならない人は気にならないと思いますが、「もう少しマイルドさがほしい」と新型スペーシアの乗り心地を評価する試乗動画もあります。

○新型スペーシアカスタムの試乗(ターボエンジン)

続いてはスペーシアカスタムに搭載されてるターボエンジンに関する試乗。

逆にカスタム系のターボモデルはほぼ好意的な評価が目立ちます。

ターボエンジンだけあってトルクフルかつパワフルな加速性能を誇る。NAエンジンであったネガティブな要素はなくなり、「一家に一台のプチバンとして十二分な動力性能を広い速度域」で実現してるとするのはカートップの試乗記事。

特に15インチタイヤを装着してることもあって、新型スペーシアカスタムの乗り心地は至って快適。NAエンジンのノーマルスペーシアよりもマイルドさが増しており、不快なコツコツ感は目立って減少。新型スペーシアカスタムであれば長距離ドライブも難なくストレスフリー

最初アクセルを踏み込んで加速させるとそれなりに耳障りなエンジン音は聞えるものの、車内の静粛性は比較的高いため一度走り出せば気になりません。ハイブリッドを売りにした「スムーズな再始動」という表現はやや過大だと思いますが、それでもライバルの軽自動車と比べたら静かな部類に入ります。

売れ筋グレードは新型スペーシアになっても、変わらずカスタム系のまま。そのためノーマルスペーシアの試乗には物足りなさは多少残るものの、新型スペーシアは軽自動車の中でもトップクラスの質感を誇ると評価していいと思います。

軽自動車の中でトップクラスに拡大した圧倒的な室内空間も含めて、新型スペーシアカスタムは様々な試乗記事でもしてきされておりますが、まさにベストバイなお買い物だと言えましょう。

新型スペーシア 試乗評価・評判・口コミレビューまとめ

以上、スズキ新型スペーシアの試乗レビューでした。

新型スペーシアは「商品力がかなり高まった」と評判ですが、一方で気になったのは試乗評価。車高が高くなれば、その分だけ風を受ける面積なども増えて走りには悪影響。ただ様々な試乗レビューも見る限りは、基本的に問題なし。

CVTをアイシン製に変更した点も含めて、新型スペーシアではカタログ燃費偏重から脱却。今後に続くスズキ車全般の傾向だと思いますが、むしろ走りに関しては先代スペーシアから改善された部分が多く、少なくとも悪化した部分は皆無に近いのではないか。

気になる実燃費に関しても、新型スペーシアは割と街中走行であれば安定してカタログ燃費(30km/L)に近い数字が出ることも多い。軽量ボディーそのままアクセルワークが自然になったことで、変にアクセル開度を上げることが減ったのが奏功?

一定の速度が出ると全自動でドアがロックされるなど、新型スペーシアは細かい芸も盛り沢山。王者N-BOXにはあるACCがないなど少し不満点は残るものの、まさに「スペーシア」の名に恥じない室内空間の広さも含めて商品力は抜群

あくまでN-BOXやタントといった軽自動車を基準にクルマ選びするとしたら、少なくとも新型スペーシアは購入して損することはないはず。最初の手頃なファミリーカーとしてスペーシアはおすすめの軽自動車であることに違いはありません。

他にも「スペーシア vs N-BOX 徹底比較まとめ」、「スペーシア vs タント 徹底比較まとめ」といった記事も既に書いてるので、もしスペーシアに興味がある方は気軽に読んでみて下さい。