【W177】ベンツ新型Aクラス 試乗徹底レビューまとめ【口コミ・評価評判・感想etc】

つい先日、メルセデスベンツ新型Aクラス(W177)がフルモデルチェンジを果たしました。雰囲気がガラッと刷新されるなど、今後のメルセデスベンツの新しい風や流れすら感じさせます。

じゃあ、新型Aクラスの中身も大きく進化してるのか?

そこで今回カーギークでは「メルセデスベンツ新型Aクラス(W177)」の試乗記事を徹底レビューしてみたいと思います。海外では既に発売されてるものの、いずれ日本で新型Aクラスセダンなるモデルも発売されるらしい。

確か日本国内ではCクラスなどと比較すると、新型Aクラスはメルセデスベンツの中ではそこまで売れてはなかった気がしますが、やはりメルセデスベンツのエントリーモデルということで輸入車のクルマ選びの参考にしてください。

【試乗】ベンツ新型Aクラスの外観デザインまとめ

まずはメルセデスベンツ新型Aクラスの内外装を評価していこうと思います。あくまで独断と偏見による感想なので、イチ意見として聞き流してくださいませ。

(メルセデスベンツ新型Aクラス 外観エクステリア)

最初は新型Aクラスの外観エクステリアから評価。

今回2018年のフルモデルチェンジで「まさにガラッと変貌」したというのが、誰しもの感想でありましょう。試乗記事には「キープコンセプト」と評する感想はあるものの、個人的には「結構変わった」という感想が本音。

ヘッドライトを筆頭にアウディのようなシャープさが増したものの、正直、先代Aクラスのようなヘッドライトが好きでした。いかにも肉食的で存在感がたっぷりの顔付きが、今回の新型Aクラスでは「良くも悪くも削ぎ落とされてしまった感」がある。

今後BクラスやCクラスもフルモデルチェンジ以降、今回の新型Aクラスのような顔付きに変わっていくはず。

○【主要諸元】新型Aクラスの車体サイズは拡大!

(メルセデスベンツ新型Aクラス リア周り画像)

ただ新型Aクラスをリアから確認すると、かなりスタイリッシュに洗練しております。リアコンビランプはシュッとサイドにハッチゲートまで伸びるデザインに変わり、新型Aクラスのワイド感が演出された雰囲気。

またエキゾーストパイプ(マフラー)は旧来の丸型から、新型AクラスではEクラスやSクラスのように非常にスポーティーな切り口に進化しております。意外と見過ごされがちな部分だと思いますが、個人的には非常に好印象&高得点だった部分。

でもデザイン的にワイド感が増しただけではなく、新型Aクラスの車体サイズはプラットフォームが一新されたこともあって一回りほど拡大しております。順番は少しズレましたが、新型Aクラスの主要諸元は以下。

○全長…4419mm
○全幅…1796mm
○全高…1440mm
○ホイールベース…2729mm
○サスペンション前後…マクファーソンストラット/トーションビーム4リンク

先代Aクラスと比較すると全長が+120mmほど伸長しており、全幅が+16mm。全高も+6mmほど背高になっております。初代Aクラスの全長が3615mmだったことを考えると、もはや完全な別人とまで表現していいか。

【新型Aクラス】内装の質感はグッと高まった!【試乗感想】

続いては、メルセデスベンツ新型Aクラスの内装インパネ周り。

(メルセデスベンツ新型Aクラス 内装インパネ)

結論から評価すると、新型Aクラスの内装は大幅に進化。

ややもすると先代Aクラスと変わらぬキープコンセプトな匂いはするものの、2枚の高精細な約10インチディスプレイが鎮座しており、まさに内装は近未来的な「デジタルコックピット感」が演出されております。

超大型液晶はタッチディスプレイのため、スマホのようにスワイプ操作も可能。非常にユーザービリティに優れており、いわゆる「MBUX」と呼ばれる次世代システムは音声認識を新型Aクラスは初採用。

最近のスマートフォンのように「hey!Mercedes!」と声をかければ、自動的に車内温度も適温に変えてくれたり、音楽やナビの行き先を表示してくれるのが新鮮な感覚を与えてくれます。

メルセデスベンツのクラウドにネット接続されており、そこからドライバーに見合った情報が最適化されて出力されるらしい。だから「もはや完全に社外ナビやスマホナビが不要になっちまうんでね?」というレベル。

ただ個人的にディスプレイはまだまだ小さい気がしたので、今後は視認性などを考えるとディスプレイの画面はもっと巨大化していくはず。

○新型Aクラスの内装はSクラスに匹敵!!

(メルセデスベンツ新型Aクラス 内装インパネ)

また画像だけでは伝わりづらいですが、新型Aクラスはエアコンの吹出口やドアパネルの部分などの照明のカラーを自在に変えることが可能。やや華美な派手さがあって好みが分かれそうですが、個人的には新型Aクラスで夜間に走ってみたいとつくづく思わせてれました。

他にもQi規格にも対応しており、スマホのワイヤレス充電も完備するなど先進装備が充実。「Sクラス並の装備」と評価する試乗の声もあり、完全に新型Aクラスの内装は「コンパクトカーの領域を超えてる」のではないか。

実際、カートップの試乗記事では「Cクラスを凌駕するほどの内外装の質感も圧巻」という感想もうなずけます。

この近未来感あふれ出る内装を見た後に、改めて新型Aクラスのフロントマスクを確認すると非常にマッチした未来的なデザインであることが分かります。先程は先代Aクラスの方が好きと言ったものの、こういう声が最初にあってもほとんど無くなってはいくのでしょう。

それだけ新型Aクラスはコンセプト作りがしっかり計算して設計されてるんだろうなーと思います。この「確固たるキャラクターや方向性」の前では過去のAクラス像は簡単に霧散してしまいそうです。

また新型Aクラスは車体サイズ拡大に伴って、室内は後席シートの膝周りや肩周りは+20mm以上、頭上空間も+8mm拡大。トランク容量は先代比で+29L拡大して370L確保するなど、Cセグメントカーらしい実用性がアップしてるのも評価のポイント。

新型Aクラス(A180)グレード構成&エンジンラインナップ

まず試乗記事のレビューに入る前に、メルセデスベンツ新型Aクラスのエンジンスペックをおさらい。

○1.4L直4ガソリンターボエンジン(A180)

◆最高出力…100kW(136PS)/5500rpm
◆最大トルク…200Nm(20.4kgm)/1460rpm
◆駆動方式…FF
◆変速機…7速DCT
◆燃料タンク容量…43L
◆使用燃料…プレミアム

○1.4L直4ガソリンターボエンジン(A200)

◆最高出力…120kW(163PS)/5500rpm
◆最大トルク…250Nm(25.5kgm)/1620rpm
◆駆動方式…FF
◆変速機…7速DCT
◆燃料タンク容量…43L
◆使用燃料…プレミアム

ただし、A200は日本未発売。現状はA180しか発売されてないものの、他にも2.0L直4ターボ搭載のAMGモデルや4MATICモデルなどが、いずれ日本でも海外と同じく投入されていくはず。おそらく価格の割高感もあって、まずは様子見というメルセデスベンツの判断か。

【感想】新型AクラスはCクラスを超えてしまった?【試乗】

ということで本題。メルセデスベンツ新型Aクラスの走りの評判や評価はどうなのか?

結論からカーギークの感想を書くと、新型Aクラスの走りはCセグメントカーの中ではトップクラスに極上だと思います。

例えば、ルノー日産と共同開発した新型1.4L直4ターボ。アクセルペダルの踏み込みと共に立ち上がっていくトルク感が見事。公式発表では、A180の速度は0-100km/h加速で9.2秒らしい。低速域での加速は一人乗りなら非常に軽快。

先代Aクラスの1.6Lターボは122PS/20.4kgmだったので、実際に新型Aクラスは排気量こそ下がったもののスペック的にも勝ってる。A200に至ってはわずか8.0秒というのだから、今後に期待せざるを得ない。

またプラットフォームが「MFA2」に刷新されたこともあってか、新型Aクラスは静粛性も非常に高く、乗り心地もフラットそのもの。内装の質感の高さに快適な乗り味がしっかり付いてこれてる感じ。このしなやかな足回りに思わずウットリ。

常速域での乗り味は先代のドライな印象からは一変し、メルセデスの名にふさわしいものになったと断言できる」とはベストカーの試乗記事、「Aクラスよりも上のグレードであるCクラスを超えたかも」と絶賛するのはプレイボーイの試乗レビュー。

だから新型Aクラスの走りはCクラスを例に出して評価する声が、プロの試乗の中には多かった印象。Cクラスを超えたという感想は若干盛ってる感もなくはないですが、少なくとも新型Aクラスの走りはそれに比肩するほど進化したのは間違いないか。

現時点で発売されてるのはFF車のみですので、今後、新型Aクラスで展開されていくであろうマルチリンク式の「4MATIC」の乗り味の極上さは推して知るべしでありましょう。おそらくAクラスセダンも含めて2019年以降に発売されるはず。

【試乗】新型Aクラス 口コミ・評判感想まとめ【メルセデスベンツ】

以上、カーギークによるメルセデスベンツ新型Aクラスの試乗レビューでした。

正直、メルセデスベンツ新型Aクラスはそこまで期待してなかったんですが、たった6年でここまで進化すれば、まさに「隔世の感」すらあるのではないか。車格と同様に「1クラス上がった」という試乗の声もむべなるかな。

まさに「BMW1シリーズやアウディA3をも凌駕する仕上がり」とはプレイボーイの試乗記事。

正直、新型Aクラスは外観のアッサリ感が増した印象ですが、中身は極上クラス。新型Aクラスは車格が増したこともあって、輸入車の入門組もCクラスなどからのダウンサイジング組も、幅広い需要を取り込めそうな実力の高さを誇ります。

パット見の先進的なインターフェースなど目が行きますが、骨格が刷新された走りも特筆すべき。エンジンの吹き上がり音も上品で、ステアリングも太くて持ちやすいのも好印象。新型Aクラスは乗ってて非常にスポーティー。

そろそろ新型Bクラスもフルモデルチェンジする予定ですが、ここまで新型Aクラスがハードル上げちゃって大丈夫?と思わず訊きたくなるほど。それぐらい新型Aクラスにハズレと評価する部分が少ない。

価格は新型A180スタイルが362万円に対して、先代A180スタイルは298万円と随分と値上がりしたものの、それでも+30~60万円程度でここまでプレミアム感が増せば、誰も文句は言わないでしょう。

かつてカーギークでは【割安】輸入車SUVおすすめランキングも作りましたが、やはり輸入車の方向性は「国産車にはないプレミアム感」にあるのかも知れない。きっと今後、新型Aクラスが「プレミアムコンパクト」の新しい標準木となるのでしょう。

ちなみにベンツ新型Gクラス試乗レビューも参照。