【評判】スズキ新型スーパーキャリイ 試乗まとめ【口コミ・評価・レビュー】

スズキの軽トラックと言えば、やはり「キャリイ」。先日、このキャリイはマイナーチェンジで「スーパーキャリイ」と呼ばれるハイルーフ仕様のグレードが追加されて話題になりました。

そこで今回カーギークでは、スズキ新型スーパーキャリイをメインにキャリイの試乗レビューを執筆してみたいと思います。実際、軽トラックの購入者がネット上の評判を意識して購入に踏み切ってるかは定かではありませんが、是非今回の試乗レビューを参考にしてください。

新型スーパーキャリイの内外装を評価してみる

まず試乗レビューに入る前に、スズキ新型スーパーキャリイの内外装を簡単に評価してみようと思います。結論から書くと、新型スーパーキャリイの見た目はノーマルのキャリイと大差がありません。

(新型スーパーキャリイ デカールオプション)

ただスズキ新型スーパーキャリイのサイドから確認すると、ノーマルキャリイの違いは大きめ。

画像の青い部分はセットオプションのデカールシールなんですが、新型スーパーキャリイではこの青いシールの部分だけ後ろにキャビンが伸びてる計算。また上部も確認すると少し盛り上がっており、新型スーパーキャリイは全高が高く仕上がってることも分かるはず。

正直、デカールシールを貼るドライバーさんは少ないと思いますが、そのため視覚的に新型スーパーキャリイの良さが分かると思います。窓も装着されるなど、非常に室内が巨大化してることが伺えるはず。

新型スーパーキャリイは一般受けも狙ったグレードだと思うんですが、用意されてる車体カラーはノーマルキャリイと変わらず5色のまま。どっかの試乗レビューでも読みましたが、もう少し女性ウケを狙ったカラーを設定しても良かったか。

○新型スーパーキャリイの室内の広さはどうなった?

(新型スーパーキャリイ オーバーヘッドシェルフ)

だから新型スーパーキャリイの室内は全高が高くなった分だけ、運転席や助手席上部に「軽い収納スペース」が用意されております。耐荷重は1500gと知れてるので、あくまで広さ的にも書類などを入れておける程度。

それでも仕事用としてスーパーキャリイを使用する場合、きっと重宝するかも知れません。

(新型スーパーキャリイ 室内)

他にも新型スーパーキャリイは室内が後方に伸びた分だけ、後席シート裏には前後25cm前後の荷物を置けるスペースが確保。横幅は120cm、高さも90cmほど余裕があるので、わりと何でも置けるため非常に便利なはず。

また助手席シートを畳めば、背面部分がフラット仕様になってる。そのためシート背面を使ってノートに何かメモすることも可能。本来なら車体部分にノートを押し当てて書いてた作業が楽になるのではないか?

(新型スーパーキャリイ 内装インパネ)

一方、スズキ新型スーパーキャリイの内装インパネはノーマルのキャリイと変わらず。

スーパーキャリイの方向性は居住性や快適性を高めてはいるものの、内装デザインの質感は「基本的に同じ」と考えていいでしょう。良くも悪くも、新型スーパーキャリイも簡素なまま。

○荷台スペースが犠牲になってないか?

ただ気になるのは新型スーパーキャリイの荷台スペース。

車体が後方に伸びてここまで車内が拡大すれば、軽トラックは規格で車体サイズが決まってる以上、積載性が落ちないかが心配な所。要するに荷台スペースが犠牲になっていないのか?

結論から書くと、新型スーパーキャリイの荷台長は1480mm。一見すると狭そうに思えますが、画像右を見ても分かるように、下の部分がポッカリと空いているので空間部分も含めると荷台長は1970mmとほぼノーマルキャリイと変わらず。

もちろん高さがあるものは積載できないものの、ハシゴやケーブルなど長いだけのものであれば新型スーパーキャリイでも積載量は変わらないはず。つまり結果的に室内の広さだけが広がったと解釈して良さそう。

もちろん軽トラックは仕事によって使い方は千差万別。一概に問題なしとは評価できないものの、例えば農家さんが野菜を積載する場合、おそらく新型スーパーキャリイは相変わらず便利に使えるはず。

スズキ新型スーパーキャリイの試乗の評判はどうなん?

ってことで試乗記事の本題。スズキ新型スーパーキャリイの走りがどうなのか評価していこうと思います。まず簡単にスズキ新型スーパーキャリイのエンジンスペックをおさらい。

○スズキ新型スーパーキャリイのスペックまとめ

  • 最高出力…37kW(50PS)/5700rpm
  • 最大トルク…63Nm(6.4kgm)/3500rpm
  • 車重…3ATと5AGSは780kg、5速MTは770kg(4WDは+40kg)
  • 燃料タンク容量…34L
  • カタログ燃費…18.8km/L(5MT)16.2km/L(3AT)19.0km/L(5AGS)

ノーマルキャリイの場合、搭載エンジンスペックは同じなんですが、車重が690~700kgと軽量なためカタログ燃費は+1.0km/Lほど新型スーパーキャリイよりも上回っております。でも逆に言えば、それ以外はほぼ同じ。

どちらかと言えば、キャリイに限らず軽トラックは変速機による違いの方が大きいかも知れない。

○ノーマルキャリイよりも「快適性」が増してる!

さっそく結論から書くと、新型スーパーキャリイの走り味はそこまで変わっておりません。

ノーマルのキャリイより+80kgほど車重が増加してるものの、そもそもがかなり軽量。「商用車が早い理由」でも触れましたが、良くも悪くも軽トラックは華美に装飾されておらず、新型スーパーキャリイも加速感が悪化したとは思えないと思います。

ただ車重が増えた分、それだけ新型スーパーキャリイは装備面が充実。特にシートの厚みなどは増すなど、新型スーパーキャリイは乗り心地は改善されてる。とは言っても、アルトなど軽乗用車レベルではあるものの、軽トラック特有の薄いペラペラの乗り味は無くなってる。

また新型スーパーキャリイはフロントにスタビライザーが装着されており、全高が高くなったものの操縦安定性が増して、結果的に不安定なロール感などは相殺。つまり結果的に、新型スーパーキャリイはクルマとしての乗り心地だけが改善されてると評価できそう。

より乗用車ライクさが増したとまでは評価しないものの、軽トラックを長時間利用する方の場合、新型スーパーキャリイを少し無理してでも購入した方がカーライフ…いや仕事人生そのものは充実しそうです。

【試乗】新型スーパーキャリイ 評判・口コミ評価まとめ

以上、カーギークによるスズキ新型スーパーキャリイの試乗インプレッションまとめでした。

今回の試乗レビューをまとめると、新型スーパーキャリイの乗り味は随分とマシに進化してると思います。またキャビンスペースが拡大したことで、居住性や快適性が比例して改善。当然、室内空間が広がればノーマルキャリイよりも実用性もアップ。

他にもシート表皮も撥水加工が施されていたり、助手席のシートバックテーブルや荷台にはジャッキが格納されるなど乗り心地以外にも、新型スーパーキャリイは「仕事用」としての使い勝手の良さも向上してるのが嬉しい。

ノーマルキャリイの価格よりも+20万円ほど割高にはなるものの、仕事だけに限らず日常的に長時間軽トラックを使用する場合、ハイルーフ仕様の新型スーパーキャリイは非常にお買い得だと思います。

○新型スーパーキャリイの導入時に安全性能は高まったが…

ちなみに今回新型スーパーキャリイを投入するに当たって、農繁仕様モデル以外には「前後の誤発進抑制機能」が標準装備化されたキャリイ。価格は+1万6000円程度の値上がりに留まってるものの、あくまで自動ブレーキシステムではないので注意。

実は、「軽トラック 事故」で調べると意外と多発してる。

飲酒運転事故なども少なくなく、やはり軽トラックはご老人が多いだけにスズキの踏み込み不足感は否めない。せめて新型スーパーキャリイぐらいにはオプションで自動ブレーキシステムは選択できてよかったはず。

結局、自動ブレーキシステムを標準搭載したところで更にキャリイの値段は+4万円程度の値上がりする程度。スマアシ3搭載のハイゼットジャンボと価格帯はほぼ変わらない。中途半端にキャリイ全体の価格が上がっただけで、何ともヘンテコリンな経営判断だった気がします。