【感想】新型カローラスポーツ 試乗徹底レビューまとめ【トヨタインプレッション】

つい先日、トヨタ新型カローラスポーツなる新型車が発売。ざっくり言うと、オーリスの後継車。

前評判はパットしませんでしたが、この新型カローラスポーツの初期受注は目標の4倍以上を達成するなど、どうやら販売好調らしい。既にカローラ全体でプリウスの販売台数を抜いたとかで、トヨタの目論見通りに若返りに成功?

そこで今回カーギークではトヨタ新型カローラスポーツの試乗インプレッションを徹底的にレビューしてみました。拙い試乗記事ではありますが、新型カローラスポーツの購入の参考にしてみてください。

【評価】新型カローラスポーツの外観エクステリアの感想

まず試乗レビュー恒例の「デザイン」からチェック。新型カローラスポーツは果たしてカッコいいのか?

(トヨタ新型カローラスポーツ フロント画像)

パット見の新型カローラスポーツの外観は、ハッキリと言えば個性的。カートップの試乗レビューの「超アグレッシブ」という表現がまさにピッタリ。それ故に新型カローラスポーツのデザインは好みが分かれそう。

ただ、C-HRやエスティマのようにヘッドライトの左右が繋がったデザインが非常にワイド感を演出。ヘッドライトもJ字型と非常に個性的で目を引く。そして、ここからもたらされる「低重心なデザイン」が、まさにスポーティーなホットハッチ感に繋がってる。

またカムリやエスティマを彷彿とさせる台形の大型グリルもインパクト大。だから新型カローラスポーツの雰囲気としては、とてもハッチバックとは思えないほどの存在感があります。新型カローラスポーツを輸入車と紹介されても、違和感を持たない人もいるか。

(トヨタ新型カローラスポーツ リア画像)

また新型カローラスポーツをリアから確認してみると、非常に塊(かたまり)感があってGood。またヘッドライトと同様にJ字型のコンビネーションランプが採用しており、デザインの統一感をもたらす点でもGood。ハンドルの持ち手も引くと面白い。

プリッと踏ん張りの効いたオシリ」とはプレイボーイの試乗レビュー。まさに言い得て妙。メーカーロゴの部分だけ凹むなど、新型カローラスポーツの立体的で彫りの深いデザインは飽きさせない。

他の国産車と違って、まさに「リアデザインに手抜き感」が見えないのも素晴らしい。新型カローラスポーツの外観はフォルクスワーゲン・ゴルフと比べても一切遜色なく、少しピリ辛感がある個性的な雰囲気がむしろちょうど良いのではないか。

【感想】新型カローラスポーツの内装・室内の使い勝手は?

続いて新型カローラスポーツの内装の質感や室内空間の使い勝手を評価していこうと思います。

(新型カローラスポーツ ハイブリッドGX 内装インパネ)

先程のアグレッシブな外観と違って、新型カローラスポーツの内装の雰囲気は至ってシンプル

でも、それ故にゴチャゴチャ感がないのが好印象。非常にスッキリとしたまとまり感がある新型カローラスポーツの内装は「良い意味で国産車らしくない」というのがカーギークの素直な感想。。

(新型カローラスポーツ ハイブリッドGZ 内装インパネ)

上級モデルのダッシュボードにはステッチもあしらわれ、インパネ周りもソフトパッドがあしらわれるなど、見た目のオシャレさだけではなく、触り心地に力が入れられてることは明白。シフトレバーはシフト操作もハマりやすいのがGood。

そのため新型カローラスポーツのシートの触り心地は気持ち良く、ホールド性も高い。走り心地などの評価は後述しますが、「スポーツシートは背もたれがたっぷりとられており、腰回りにフィットして状態をしっかり支える」とはプレイボーイの試乗記事。

新型カローラスポーツのナビ周りなどピアノブラック調の輝きも、無難に質感が高めてくれてるため「所有欲」を素直にくすぐってくれる。メーターパネルは平凡で面白みがないデザインなものの、視認性は良い。

またダッシュボードは傾斜をつけて低く設計されており、新型カローラスポーツの見晴らしはヒップポイントの低さも相まって抜群。「水平基調で開放的なデザイン」と評価するのはカートップの試乗記事に誰もが納得するはず。

他にもセンターコンソールボックスにはUSB端子やシガーソケットを用意するなど、実用性にも目が配られてる内装なのも印象的。本当に新型カローラスポーツの内装はそつなく質感が高められている。

新型カローラスポーツの価格帯を考えると、「非常に質感が高い」とまで評価して良さそう。一方で過度な華美さなどはなく、「背伸び感のなさ」の点でも新型カローラスポーツの内装は個人的にカーギークで評価したい部分。

○新型カローラスポーツの室内空間は狭い?ラゲッジは広い?

続いては、室内空間やラゲッジの大きさや広さを確認。

結論から書くと、新型カローラスポーツの室内空間は気持ち広くなった印象です。

車体サイズなどスペックは後述しますが、やはり3ナンバー化されたこともあって、新型カローラスポーツは先代オーリスと比較したら広くなった気がします。また電動パーキングブレーキの採用も奏功して、運転席周りは非常に広々。

例えば、後席シートを見てみると膝周り空間はやや狭いかも。

筆者はチビなんですが身長180cm程度の方の試乗動画を見ると、膝周り空間は拳一個分程度。運転席シートも後ろに下げると後部座席の空間は露骨に狭くなるため、新型カローラスポーツは想像以上に室内スペースに余裕感がない。

またリア外観を見れば分かるように頭上スペースはやや狭く、身長が高い人はそれなりに「圧迫感」を与えることは間違いなさそう。そのため新型カローラスポーツの後席空間に対して「デミオの後部座席より狭い」と評価する感想も。

もちろん新型カローラスポーツは全幅が拡大しており、リアアームレストも巨大で必要十分。シート形状の乗り心地の良さなども加味すれば意外とストレスフリーとは思いますが、いくらCセグとはいえ成人男性3名で乗るのはしんどいでしょう。

○荷室ラゲッジの使い勝手はどんなもん?

一方、新型カローラスポーツの荷室スペースは352L。ゴルフバッグは頑張れば2個は積載可能。ただインプレッサスポーツの荷室が385Lのため、新型カローラスポーツの荷室はお世辞にも広いとまでは言えなさそう。

でも荷室床下に収納スペースも隠されており、荷室開口部などはスクエア型に設計され、床面もフラット。Bセグや軽自動車の荷室と比べれば、新型カローラスポーツの使い勝手の良さが抜群であることは言うまでもありません。

ただし、デザイン重視のハッチゲート(バックドア)は「やや開け閉めしづらい」という試乗の感想も。そういう声を聴くと、確かに面白みがないリアデザインの方が実用性が高かったのかも知れない。

またシートの座り心地は快適ではあるものの、その分だけ背もたれ部分に厚みがあるせいか、後席シートを倒したときに完全に床面はフルフラットにはなりません。そこらへんは新型カローラスポーツの室内空間では良し悪しといったところ。

【試乗】トヨタ新型カローラスポーツ主要諸元まとめ

続いて試乗の感想に入る前に、新型カローラスポーツの主要諸元や様々なスペックをまとめてみました。先代オーリスと新型カローラスポーツの違いはどうなのかなどご確認ください。

○新型カローラスポーツの車体サイズ

◆全長…4375mm
◆全幅…1790mm
◆全高…1460mm
◆ホイールベース…2640mm
◆最低地上高…135mm
◆最小回転半径…5.3メートル
◆サスペンション前後…ストラット/ダブルウィッシュボーン
◆燃料…レギュラーガソリン仕様

○1200cc直4ターボエンジン(8NR-FTS)のスペック

◆最高出力…85kW(116PS)/5200~5600rpm
◆最大トルク…185Nm(18.9kgm)/1500~4000rpm
◆車重…1330kg(6速MT)、1340kg(CVT)
◆駆動方式…2WD/4WD
◆カタログ燃費…15.2km/L(WLTCモード)
◆燃料…レギュラーガソリン
◆燃料タンク容量…50L

ちなみに、変速機は「10速CVT(Super CVT-i)」と「6速MT(iMT)」の二種類が用意。それぞれの走りの違いなどについては後述。

○1800cc直4ハイブリッドエンジン(2ZR-FXE)のスペック

◆最高出力…72kW(98PS)/5200rpm
◆最大トルク…142Nm(14.5kgm)/3600rpm
◆電気モーター…53kW(72PS)/163Nm(16.6kgm)
◆車重…1400kg
◆変速機…CVT
◆駆動方式…2WD
◆カタログ燃費…30.0km/L(WLTCモード)
◆燃料タンク容量…43L

新型カローラスポーツはリア周りのスペースの都合上、4WD(E-Four)は設定されず。

【感想】新型カローラスポーツの評判は?【試乗まとめ】

ということで試乗記事の本題。新型カローラスポーツの走行性能や乗り心地など個人的な感想をベースに、ネットや雑誌の試乗の評判なども加えながら総合的に考察していこうと思います。

○「吸い付くようなスポーティーな走り」は前評判以上!

結論から書くと、新型カローラスポーツの走りは「まさにスポーティー」という一言。

やはりTNGAプラットフォームが採用されたことで、新型カローラスポーツの走りは見た目以上にシャシー性能に「塊感」を感じさせる。「ハンドルにブルブルした振動を伝えたり、路面の入力に負けて跳ね返されるようなことがない」とはプレイボーイの試乗レビュー。

新型カローラスポーツは路面追従性も高く、まさに吸い付くような走りが体現。コーナリングでも本当に気持ち良く曲がってくれる。また「ACA」と呼ばれる内輪をブレーキ制御する機能が追加されたことも、新型カローラスポーツのステアリングフィールの良さに寄与。

先代オーリスはトーションビーム式サスペンションが採用されていたので、新型カローラスポーツのプリウス譲りのダブルウィッシュボーンの足回りはより顕著に違いを体感できるはず。

新型カローラスポーツには電子制御式の可変ダンパー(AVS)を採用されたことで、そこらへんの国産の安っぽいBセグメントカー以下の自動車とは明らかに異なる「しなやかな乗り味」が体現されてる点も大きな魅力。

このクラスの車種では間違いなく強靭なシャシー性能が実現されており、新型カローラスポーツは誰でも意のままに走れる。まさに「フラットライドな走りを披露」とはプレイボーイの試乗記事。

○新型カローラスポーツは「車高の低いC-HR」か?

新型カローラスポーツとエンジン構成が同じため、「車高の低いC-HR」と表現する試乗の感想も少なくない。実際、TNGA設計によって新型カローラスポーツのヒップポイントが低く、そのため走りは誰もが「スポーティーさ」を体感できる。

一方で、ステアリングシャフトはC-HRよりも大径のため、「ハンドルから伝わるグリップ感や旋回の手応えがとてもリアル」とはカートップの試乗記事。そのためC-HRと乗り比べると、新型カローラスポーツの走行安定性や乗り心地やコーナリング性能の高さが如実に体感できるはず。

ドアに厚みがあって閉めた時の音も気持ち良く、その分だけ新型カローラスポーツの車内の静粛性は高い。また新型カローラスポーツには前後左右に「6スピーカー」が標準搭載されており、車内で音楽を楽しむには打って付け。

一言でまとめるなら、「プリウスから始まったTNGAプラットフォームがしっかりと熟成されてきた」というベストカーの試乗レビューに尽きる。乗り味、操舵性、タイヤのグリップ感の全ての素性が良い。

○【新型カローラスポーツ】1.2L直4ターボの試乗感想まとめ

続いてはそれぞれのエンジンの「動力性能」や「走行性能」を評価。

まずは「1.2L直4ターボ」の評価。

結論から書くと、非常に胸のすく加速感を楽しめます。

YouTubeの新型カローラスポーツの試乗動画などを見ると、0-100km/h加速は1名乗車で約9秒とターボ車としてはやや平凡。「アクセル全開時にやや非力感が漂う」とはカートップの試乗記事。

それでも街中で走る分にはストレスなく軽快に加速してくれ、ホットハッチ感は必要にして充分体感できそう。もちろんタイムだけで比べると速い遅いはあるものの、変なクセはないので高速道路などでは気持ち良い加速感を素直に引き出せる。

また1.2L直4ターボエンジンは高速域でも巡航回転数も低く、16インチタイヤの足回りはややバタバタ感はあるものの、楽しさの中に大人っぽさも両立されてるような落ち着いた走りも垣間見えるのが良い。

○新型カローラスポーツに搭載された「iMT」の評判はどう?

一方、1.2L直4ターボの変速機には「10速CVT(Super CVT-i)」と「6速MT(iMT)」が採用されてる。

そこで試乗の感想をレビューしておくと、まずは新型カローラスポーツに新採用の「iMT(6速MT)」。これは変速に合わせて自動的に最適なエンジン回転数に制御してくれる先進的なシステム。要は「MTが苦手なドライバーでも楽しめる」というもの。

例えば、ブリッピング機能というものが搭載されており、いわゆる変速ショックがない。そのためエンジン回転数を自動的に合わせてくれるため非常にラクに走れる。「クラッチが驚くほどつながり、運転しやすい」というベストカーの試乗感想も納得。

またCVTより20kgほど軽量なため加速感は増し、ブレーキングのレスポンスも早いため、MTモデルの走りの挙動は軽快。走りの引き出しが多いため、きっとクルマにウルサイ人でも楽しんで走れる懐の深さがある。

まさに初心者ドライバーからMT好きまで幅広く楽しめるのが、新型カローラスポーツのiMTと言えそう。ただ電動パーキングブレーキの採用で、サイドブレーキターンが決められない」と残念がっていたのは元柔道家の小川直也氏の試乗記事も。

一方、10速CVTも変速が非常にスムーズなので加速は軽快。いわゆるラバーバンドフィールは少なく、パドルシフトも面白いぐらいに変速してくれるので「機械的な面白さ」があるという試乗の声も。

ちなみに、MT車にもトヨタセーフティセンスが設定されてるのも注目。現状だとMT車にはそもそも自動ブレーキが設定されてない車種も多く、改めてトヨタセーフティセンスのレベルの高さを実感。

○【新型カローラスポーツ】1.8L直4ハイブリッドの試乗感想まとめ

続いては「1.8L直4ハイブリッドエンジン」の評価。

前述の主要諸元も参考にしてもらうとして、新型カローラスポーツの中でもハイブリッドモデルは車重が重い。そのため1.2Lターボと比較するとブレーキングの挙動にやや甘さも感じさせ、少なくともハイブリッドモデルは「ホットハッチ感」が薄まる印象。

ただハイブリッドモデルは「速度の加減速」が緻密。アクセルワークが楽。また電気モーターによるアシストもあって、加速感はどっしりと力強い。そのため「大人っぽい加速感を披露」とはプレイボーイの試乗レビュー。

もちろんバッテリー搭載分だけ車重が重くなるものの、結果的に路面追従性に安定感が増して、新型カローラスポーツの中だとハイブリッドの乗り味はしっとり。またターボ車よりもステアリングフィールに余裕があり、「走りに懐の深さがある」とはカートップの試乗レビュー。

特にモーター走行による静かさは、新型カローラスポーツの静粛性を更に高めることに寄与。「しっとりした走り」や「総合力の高さ」で選ぶなら、やはり新型カローラスポーツでもハイブリッドになるのかも知れない。

【実燃費】新型カローラスポーツの燃費性能は15km/L前後?

最後は誰もが気になる「実燃費」。

(@ベタ踏みちゃんねる)

この新型カローラスポーツの試乗動画によると、1.2L直4ターボ(CVT)の実燃費は14.1km/Lだったらしい。新型カローラスポーツのカタログ燃費は15.2km/Lだったので、ほぼ数字通りの達成率。

前述のように、この1.2Lターボは変にドッカンと急加速するわけでもなく、実にスムーズに吹き上がってくれるので、下手にアクセルを踏み込むことがない。また高速域でも回転数が抑えられており、そういった走りの挙動が実燃費に貢献してると考察されます。

だから、1.8L直4ハイブリッドの実燃費は20km/L前後は安定して取れそう。新型カローラスポーツHVの車重はプリウスより10kgほど重い程度なので、実燃費はプリウスとほぼ同じと考えて良いでしょう。高速燃費も変に悪化することもないはず。

ただし、燃料タンク容量は1.2Lターボが「50L」に対して、1.8Lハイブリッドが「43L」しかない。意外と違いが大きいので目先の実燃費ではなく「航続距離」で比較すると、どっちの新型カローラスポーツを選んだとしてもほぼ同じとは思います。

ちなみに【比較】カローラスポーツ vs スイフトスポーツなどもご参照。

【試乗】新型カローラスポーツ 評価評判・口コミ感想まとめ

以上、カーギークによるトヨタ新型カローラスポーツの試乗レビューでした。

一言で今回の感想をまとめるなら、これぞ「ホットハッチな走り」が体現されてるといったところ。

今回のカローラスポーツは本気でVWゴルフと勝負できるポテンシャルを持っている」とはベストカーの試乗記事、「欧州勢と真っ向勝負できる実力」とはカートップの試乗記事。各自動車雑誌の感想でも上々。

新型カローラスポーツの実力そのものは非常に高い。トヨタ自動車は年間兆に匹敵するほどの研究開発費を投じてるだけあります。そのため売りとなる極端に面白い部分もないものの、一方で新型カローラスポーツには「弱点」や「変なクセ」がないのも魅力。

例えば、「内外装」はお金持ちの大人から若者でも満足できるようなシンプルな上質感があり、他のトヨタ車も今後新型カローラスポーツを踏襲していく予感すら感じさせるほどのクオリティ。

また価格も1.2L直4ターボではゴルフよりも100万円近くお安いなど、新型カローラスポーツはコスパの高さも魅力。燃費性能もメチャクチャ低燃費ってほどではないものの、ここまで軽快に走ってくれてレギュラー仕様なら御の字でしょう。

もはや「中核ミドルレンジモデルがこれほど良くなっちゃったら、ほかのクルマはどうするの?」とはベストカーの試乗記事。実際にどこまで売れ続けるのかは読めませんが、新型カローラスポーツは「これぞ世界に誇れる標準木」的な日本車と言えましょう。

強いて言えば室内空間は広くはないため、あくまで新型カローラスポーツは「少人数で運転を楽しむ車」といったところ。トヨタ的には大人数で乗りたいなら、今後発売予定の次期カローラフィールダー(カローラツーリングスポーツ)で…ということなのでしょう。

詳しくは「新型カローラフルモデルチェンジ情報」などもご参照。

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