【評判】スバル新型フォレスター 試乗徹底レビューまとめ【評価インプレッション】

2018年夏にフルモデルチェンジした新型フォレスター。スバルを代表するSUV。アメリカだと月販2万台前後を売り上げてるほど人気ですが、日本でも新型フォレスターの受注状況は好調らしい。

ちなみに来年以降のスバル車は新型レヴォーグのフルモデルチェンジ新型レガシィのフルモデルチェンジが年一ペースで控えております。

そこで今回カーギークでは「スバル新型フォレスターの試乗インプレッション」を徹底的にレビューしてみました。ようやくマイルドハイブリッドの「e-BOXER」も発売されたので、新型フォレスターの購入を考えてる方は参考にしてみてください。

【試乗】新型フォレスターの外観デザインを評価

まずスバル新型フォレスターの内外装を評価してみようと思います。

最初は賛否両論もあった外観エクステリアの評価。意外と細かい変更点は多いものの、パット見はキープコンセプト。そのため「先代フォレスターと雰囲気変わらへんやん?」という試乗の声も。

ただプレイボーイの試乗記事では「新型のほうがはるかに洗練され、クラスがひとつ上がった感すらあり」と新型フォレスターのデザインを評価。確かにフルモデルチェンジ後のフォレスターは全長と全幅がフルモデルチェンジ後は拡大。

他にもサイドウィンドウやエアダクト、フェンダーアーチモールなど細かい部分でテコ入れされており、新型フォレスターの雰囲気は「骨太なデザイン」はそのままに「都会派的な洗練さ」も漂わせてる。

フォレスターの「塊感」や「伸びやかなルックス」はレガシィの存在感にも全く引けを取らない。

新型フォレスターのリア周りも雰囲気が随分と変わっております。先代フォレスターはお尻がストンとしてましたが、新型フォレスターのお尻は立体的で、フロントマスクと同様にコの字ランプを採用してるのが特徴。

全体的にスバル感(ダイナミック&ソリッド)も増しており、実際に試乗した方が新型フォレスターの印象が変わってることが分かるはず。現在フォレスター乗りであれば、さらにフォレスターが好きになるデザインに違いない。

(ベストカー7月26日号 講談社)

また新型フォレスターは車体カラーも増加して全9色。先代フォレスターは確か全7色程度だったと記憶してるので、選択肢の幅が広がったのも良いか。SUV系だと地味にグリーン系とかおすすめ。

【評判】内装デザインもキープコンセプトだが…

続いて新型フォレスターの「内装」や「インパネ周り」を評価したいと思いますが、いわゆるコチラもキープコンセプト。

(新型フォレスター プレミアム 内装インパネ画像)

まず新型フォレスターのミドルグレード「プレミアム」の内装がコチラ。金属製のアクセルペダルを採用するなど、フォレスターのスポーティーさは変わらず。ただインパネ周りにステッチをあしらうなど、内装面も見た目の質感や触り心地が向上しております。

新型フォレスターではナビ画面は拡大し、エアダクトも統一感あるデザインに変更。メーターパネルやシフトノブ、ステアリング部分にあしらわれた金属調パーツも非常に洗練さが増した印象。

先代と比べると各部が洗練された上で力強さやSUVらしさが増した」と新型フォレスターの内装面を評価するのは、やはりプレイボーイの試乗レビュー。一方、テリー伊藤の試乗のように「デザイン以外はパーフェクト」と手厳しい評価する声も。そこらへんは好き好きか。

(新型フォレスター エックスブレイク 内装インパネ画像)

ただ一方、新型フォレスターには「エックスブレイク」なるデザイン重視のモデルも発売済み。

内装全体でオレンジ色がアクセントとしてあしらわれ、ステッチのカラーも実に目が引く。シート表皮も撥水加工が施されるなど、他の新型フォレスターよりも視覚と実用面の両方で「スポーティーさ」を演出。

ただエックスブレイクの内装は廉価グレード「ツーリング」がベースだけあって、アクセルペダルなどは金属製ではなくやや安っぽさもあります。それでもオレンジ色とSUVの絶妙なマッチ感は個人的に大好物。

○【室内】新型フォレスターは実用性や使い勝手が向上!

新型フォレスターは車体サイズ拡大に比例して、「室内の広さ」も拡大してることが特徴。実際、先代フォレスターと比較すると運転席の足回り空間は約10mm、左右乗員感覚も+20mm程度拡大してる。

そのため「後席はひと目で広い」と評価するのはカートップの試乗記事。特に左右の間隔が広がってることが大きく貢献し、新型フォレスターを試乗すれば室内が広くなったと誰もが体感できるレベルだと思います。

(ニューモデルマガジンX9月号 ムックハウス)

また新型フォレスターは荷室フロア幅は最大+58mmも拡大。開口部幅も+130mmに拡大し、またスクエア型にデザインされたことで荷物の上げ下ろしが非常に楽ちん。ありがちな設定だとフルサイズのゴルフバッグも横置きで積める。

他にも新型フォレスターはリアドアの開閉角度も広げることで乗降性が増し、後席用USB電源も標準装備されるなど、どちらかと言えば内装面は「使い勝手」や「実用性」の向上などを大きく評価すべきなのかも知れない。

新型フォレスターはミドルクラスSUVということもあって、この微々たるサイズ拡大は「快適なゆとり感」として素直にとらえていいんじゃないかと思います。試乗レビューの多くでもネガティブに評価してる感想は少なめ。

スバル新型フォレスター主要諸元まとめ

そして本題…と行きたいところですが、まずスバル新型フォレスターの主要諸元をチェック。前述のように新型フォレスターは車体サイズが拡大しており、エンジン構成も変わってるので改めてご確認してから試乗レビューをお読みください。

○新型フォレスターの車体サイズ

◆全長…4625mm
◆全幅…1815mm
◆全高…1715mm
◆ホイールベース…2670mm
◆最低地上高…220mm
◆サスペンション前後…ストラット/ダブルウィッシュボーン

○2500cc水平4気筒エンジン(プレミアム・Xブレイク・ツーリング)

◆最高出力…136kW(184PS)/5800rpm
◆最大トルク…239Nm(24.4kgm)/4400rpm
◆変速機…CVT
◆車重…1530kg
◆燃料タンク容量…63L
◆カタログ燃費…13.2km/L(WLTCモード

()内はグレード名。Xブレイクのみ17インチタイヤを装着。

○マイルドハイブリッドe-BOXER(アドバンス)

◆最高出力…107kW(145PS)/6000rpm
◆最大トルク…188Nm(19.2kgm)/4000rpm
◆電気モーター…10kw(13.6PS)/65Nm(6.6kgm)
◆変速機…CVT
◆車重…1640kg
◆燃料タンク容量…48L
◆カタログ燃費…14.0km/L(WLTCモード)

()内はグレード名。

【試乗】新型フォレスターの走りの評価はどんなもん?

ということで、いよいよ新型フォレスターの試乗レビュー。乗り心地や加速感、またグレード別やエンジン別でそれぞれの試乗を詳しく考察・評価していこうと思います。

○新型フォレスターの乗り心地はフラットかつ快適!

まずは乗り心地。

もう結論から書くと、新型フォレスターの乗り味や乗り心地は上々。やはり「SGP」という新型プラットフォームの出来が抜群で、突き上げ感もマイルドにいなしてくれる。したたかな足回りは新型フォレスターで更に強みが増した印象。

スバルの説明によれば新型フォレスターは先代比で、車体横曲げ剛性が2倍、ネジレ剛性が1.4倍ほど増したそう。サスペンションも剛性が高められており、実際に試乗すれば数値以上に体感できるかも知れない。

新型フォレスターの「乗り心地のフラット感」を評価する試乗レビューが少なくない。SGPが採用されたことに寄る驚愕するほどの絶賛の声もないものの、それだけ先代フォレスターの出来が良かった裏返しか。

またシート自体のホールド性能が高いため、まさに新型フォレスターの座り心地は快適。座面長も余裕があって、300万円台の車種としては上位の部類に入るか。特に新型フォレスターは「シートヒーター」が標準搭載されたのが大きな強み。

とりわけ左右の乗員間隔も広まって余裕が生まれたことで、新型フォレスターの後席居住性の「快適感」は露骨にアップ。実際、「快適さは一段上になった」と新型フォレスターの居心地の良さを評価するのはプレイボーイの試乗レビュー。

じゃあ新型フォレスターは運転しててどうなのか?

○操縦安定性が更に増し、ステアリング操作が頼もしい!

例えば、操縦安定性は新型フォレスターで大幅に向上。トレッド幅も広がったことなどが操縦安定性能に寄与し、ハンドリング操作は「クイックに軽快」そのものではあるものの、同時に大きな入力でもびくともしない「頼もしさ」みたいな感覚も増加。

SGPの採用で車体剛性が高まったことで、新型フォレスターの「スッと曲がる具合」は更に向上してる。意のままに操作できるとは、まさにこのこと。「走りがシャッキリ」と新型フォレスターを評価するのはカートップの試乗レビュー。

そのためコーナリング時に不安なロール感は少なく、新型フォレスターの走りは「SUVのそれ」とは思えないほど懐が深い。「ザラついた路面での乗り心地とコーナリング時の限界に違い」と評価するのはマガジンXの試乗記事。

実際、かなり極端なヘアピンカーブでもグイグイと軽快に走っていくプロの試乗動画を見てても、新型フォレスターのハンドリング性能の高さなどが如実に伝わってきます。街中の試乗でそんなハードな走りは強いられませんが(笑)

また新型フォレスターは見切りも良いため、ミドルクラスSUVであることを忘れさせるほど扱いやすい。そのため女性ドライバーでも車体サイズを気にせず乗れるのも魅力。新型フォレスターの街中だったら縦横無尽にキビキビと走ってくれるはず。

○2.5L NAエンジンの加速感はターボに負けない!

そして、新型フォレスターのアップサイジングしたエンジン周り。

結論から感想をレビューすると、2.5Lエンジンの走り出しは至って軽快そのもの。

さすがに先代フォレスターの2.0Lターボほどの激しい加速感は引き出せないものの、穏やかな乗り心地と絶妙にマッチする心地良い運動性能は「新型フォレスターの上品な走り」に繋がってるとカーギークでは評価。

実際、スバルの説明によればレガシィの2.5Lエンジンよりも出力性能が高く、先代フォレスターの2.0Lエンジンと比較すると約1.5倍程度のトルク感があるらしい。車重は大きく変化してないので、先代フォレスターと比べたらエンジン特性は雲泥の差。

必要十分なパワーを備えていて発進加速、追い越し加速ともに不満を覚えることはない」と2.5Lエンジンの加速性能を評価するのはマガジンXの試乗記事。この新型フォレスターのスッキリしたなめらかな加速感は、スバルの水平対向エンジンの良さを忠実に引き出してくれてる感じがします。

また新型フォレスターの車体そのもの静粛性も高く、ロードノイズやエンジン音も程よく低減。そのことで2.5Lエンジンの軽やかな吹き上がり感が素直に楽しめるのが良い。本当に総合的に質感が高い走りが実現されてる。

新型フォレスターの試乗レビューの多くでも、とりわけ2.5Lエンジンが好印象なのもうなずけます。特に理由がないなら2.5Lエンジンを個人的に選びたいところ。

○e-BOXER(マイルドハイブリッド)の評価【アドバンス】

そして、新型フォレスターで遅れて発売したのが「2.0Lマイルドハイブリッド(e-BOXER)」。最上級グレードの「アドバンス」のみに設定されてるため、必然的にお高いモデルを購入するとマイルドハイブリッドが付いてくるカタチ。

プレイボーイの試乗レビューでは「軽快感があり、レスポンスも良い」とe-BOXERの走りを評価。「アクセルを踏むと大波が来たようなパワー」とはまるも亜希子氏の試乗動画。意外と加速フィールは損なわれておらず、新型フォレスターのマイルドハイブリッドの評判は悪くない雰囲気。

河口まなぶ氏の試乗動画でも、新型フォレスターの中で「最も走りが大人っぽい」と新型フォレスターのマイルドハイブリッドエンジンを評価。車重が増えたことで結果的に乗り味に重厚感も出ており、e-BOXER(アドバンス)は「最上級グレードらしい落ち着いた走り」が良くも悪くも体現されてる。

ただし、あくまで「1モーター(10馬力ちょい)」のため言っても非力。キビキビと走るかはいささか微妙。前述の2.5L NAエンジンの方が活発に走ってくることは間違いなく、「想像よりは走れる and 及第点」という意味での試乗評価が多かったか。

一応、電気モーターが積極的に動く制御に変更されてるようですが、新型フォレスターの車重は1.6トンとなかなかに重い。そのため新型フォレスター特有の「ハイブリッド感」を体感できるかは走行シーンかドライバーの感性で差が出そう。

ただ、それでもストップアンドゴーが多い街乗り程度の試乗ではエンジン回転は3000rpmを超えることは少ないので、ある程度のモータートルクは体感可能だと思います。カートップの試乗記事でも「モーターの存在感が大きい」と好意的な感想も。

またe-BOXERのみに設定されるSIモードで「スポーツモード」を選択すると、まさに加速重視の走りとアクセルワークに変身。先代フォレスターのターボは不要とまで思わせませんが、基本的にはストレスフリーな走りが体現されております。

【実燃費】新型フォレスターの燃費性能は進化せず…

最後はスバル新型フォレスターの実燃費。特にマイルドハイブリッドのe-Boxerの実燃費がどんなもんか気になります。もし2.5Lエンジンの実燃費と大差がないならハイブリッド化した意味がない。

(https://mobile.twitter.com/takano_mario)

結論から書くと、新型フォレスターe-BOXERを試乗した高野マリオ氏によると、どうやら「実燃費は13km/L程度」だったとのこと。この燃費水準が低燃費かどうかですが、正直微妙な燃費値。

何故なら、先代フォレスターの実燃費がそもそも10km/L台前半だったから。例えば、カートップの試乗記事だと先代D型フォレスター実燃費は13.7km/Lでした。先代フォレスターの試乗レビューも複数チェックしてますが、概ねそんなもん。

つまり、新型フォレスター(マイルドハイブリッド)の実燃費は先代フォレスターとほぼ変わってない。

やはり新型フォレスターのe-BOXER(マイルドハイブリッド)は車重が100kg以上も増加したことが影響。所詮10馬力程度のモーター出力では何も貢献しないどころか、むしろマイナス面しかなさそう。基本的に、2.5L NAエンジンの実燃費もおそらく大差ないはず。

そのため新型フォレスターe-BOXER(アドバンス)は「ハイブリッドの恩恵には授かれない」と断言して良いでしょう。また燃料タンク容量が15Lも2.5Lモデルよりも小さく、もし遠出目的で使う場合など新型フォレスターのe-BOXERはおすすめしにくいです。

とはいえ、どっちもカタログ燃費通りの実燃費。新型フォレスターは燃費面でほぼ進化はしてないものの、決して嘘をついてない点では評価していいか。良くも悪くも、「これがスバル車」といった優等生な燃費値。

【試乗】新型フォレスター 口コミ・評判評価・感想レビューまとめ

以上、カーギークによるスバル新型フォレスターの徹底試乗レビューでした。

今回の感想をまとめると、スバル新型フォレスターは「まさに正常進化」。SGPプラットフォームで走りや乗り味の質感は向上してる。

インプレッサやXVほど劇的に進化した感動に近い感覚は薄いものの、これは先代フォレスターの出来が良かった裏返し。そこに「質実剛健さ」や「マッシブさ」がデザイン含めてしっかり上積みできてることが、新型フォレスターのすごさと評価できましょう。

アイサイト3(ツーリングワゴン)の精度もアップ。前走車と白線の両方を認識してステアリング操作を行ってるため、「人間の感覚に近い制御になった」と評価するのは河口まなぶ氏の試乗動画。

新型フォレスターはフルモデルチェンジで値上がりしてるものの、スバルお得意の歩行者保護エアバッグも標準搭載するなど、しっかり価格分の「商品価値」が新型フォレスターに十二分に反映されてるカタチ。

○新型フォレスターは何を購入すればいい?

新型フォレスターの個人的なおすすめグレードは「プレミアム」。

装備面が一番充実しており、価格も手頃(エントリーグレードの「ツーリング」と価格差は10万円程度)。最上級グレードの「アドバンス」は内外装の質感は更に高められてるものの、エンジン構成がマイルドハイブリッド(e-BOXER)と、前述のように人を選ぶ。

ただし、新型フォレスターの最上級モデルらしく、居眠り運転などを防止するドライバー監視システムなど先進装備を唯一標準搭載。ドアハンドルもメッキ仕様に施されるなど、新型フォレスターの中でも装備面で最も充実。

そのため新型フォレスターは走りなら「プレミアム」、装備面なら「アドバンス」といった買い方をするのがおすすめ。一応、新型フォレスターの初期の受注構成は40%が「アドバンス」、残りの60%が2.5Lエンジンを選択とのこと。

ちなみに【比較】フォレスター vs CX-5【感想】新型CR-V試乗レビューなども興味があればご参照。

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