2018年に新型フォレスターがフルモデルチェンジを行いましたが、やはりスバルが誇るフラッグシップモデルが「レガシィ」。
日本人の感覚だとレガシィは相当大きいですが、アメリカの広大な道路だとちょうどいい車格だけあって、アメリカ市場でレガシィは大人気。レガシィの2017年の年間販売台数は24万台超え。月販に換算すると2万台。そら、スバルもウハウハ。
そこで今回カーギークではスバル新型レガシィアウトバックの最新フルモデルチェンジ情報をまとめてみた。2019年に次期レガシィは初お披露目されてるんですが、いろいろ紆余曲折あってようやくモデルチェンジします。
発売日は2021年12月?
まずは発売日の最新情報。
スバル新型レガシィアウトバックの発売日は2021年12月とのこと。ワールドデビューが9月2日。日本での正式発表が10月7日だそう。
ただ現行アウトバックは2021年1月から販売が中断していたため、そこから約一年。既に次期アウトバックは予約注文できるものの非常に長かった。アメリカ市場では2020年秋に先駆けてフルモデルチェンジされており、新型アウトバックのざっくりした発表自体は2019年。
スバルは発表の発表日が多すぎて訳分からん。ある程度計画の進捗してから発表すればいいのに。
ちなみに現行モデルと同様、次期レガシィB4は引き続き発売されません。だからレガシィアウトバックに関する情報のみ記載しています。
グレードと価格帯は?
続いてはグレード構成と価格の最新情報。
スバル新型レガシィアウトバックのグレード構成は「X-BREAK EX」と「Limited EX(以下リミテッド)」の2種類。EX(アイサイトX)が新たに追加されてるものの、現行アウトバックとグレード構成はほぼ同じ。いわゆる客寄せパンダの最廉価グレードは消滅。
前者の【X-BREAK】は見た目を重視したスポーティー仕様、後者の【リミテッド】は質感を意識した上級グレードといった立ち位置。これもフルモデルチェンジ前と同じ。そのため現行アウトバックと同様に、リミテッドの方が人気グレードになる?
価格はリミテッドが約414万円、X-BREAKが約429万円とのこと。フルモデルチェンジ後は最大80万円程度の割高になってます。個人的な予想を軽く上回ってきましたが、これは新型アウトバックはアイサイトXが標準搭載されていることが原因。
確かにアイサイトX搭載モデルのレヴォーグの値段が370~409万円ですから、新型アウトバックはその価格よりも一回り二回りほど上積みしてきたカタチ。
搭載エンジンは1.8L水平4気筒ターボに落ち着く
続いては搭載エンジンは車体サイズの最新情報。
スバル新型レガシィアウトバックのパワートレインは「1.8L水平4気筒ターボエンジン(CB18型)」を搭載になります。
当初のフルモデルチェンジ情報では2.4Lターボ(260PS/38.3kgm)も噂されていましたが、レヴォーグと同じ排気量が採用。これでも十分走ると思いますが、どうやら自動車税といった税制面を優先した模様。それだけ新型アウトバックの価格が割高になった裏返しとも言えるのか。
1.8L水平4気筒ターボのスペックを見ておくと、最高出力が130kW(177PS)/5200~5600rpm。最大トルクが300Nm(30.6kgm) /1600~3600rpmになります。やはりレヴォーグと全く同じ。
カタログ燃費はWLTCモードで13.0km/L。新型アウトバックの方が車重が重いこともあって、レヴォーグよりも燃費は悪化。それでもほとんど誤差に近いため、ここまで新型アウトバックと似通ってくるとレヴォーグが「レガシィワゴン」といった立ち位置に見えてくるのは自分だけ?
新型アウトバックの車体サイズは?
変速機は引き続きリニアトロニックCVTを搭載。駆動方式も全車AWDオンリー。
ただ走行モードを変更できる「X-MODE」のパターンがエックスブレイクは2種類なのに対して、リミテッドは1種類。だからエックスブレイクはオフロード、リミテッドはオンロードといった使い分けができそう。
また新型アウトバックのシャシーはSGPプラットフォームに刷新。レヴォーグと同様、インナーフレーム構造が採用されて乗り心地が更に上質かつ安定感が増しそう。
そして車体サイズは4870×1875×1675~1670mm(全長×全幅×全高)になります。現行レガシィアウトバックと比較すると、全般的にサイズが拡幅されております。最小回転半径は5.5メートルのままなので、取り回し性能は変わってないはず。
新型アウトバックの外観デザインは?
続いては「外観デザイン」の最新情報。
まず【エックスブレイク】はメッキガーニッシュの部分がブラック加飾されて、全体的にシックな雰囲気を与えます。樹脂製のサイドガーニッシュを合わせると、全体的に黒で統一されることでSUV感はより出ている?思ったより若者向けデザインに仕上がっている印象。
見た目だけでは判別しにくいですが、ルーフレールにも違いがあります。エックスブレイクは固定式のラバータイプなんですが、リミテッドはクロスバービルトインタイプを採用。簡単に言うと、エックスブレイクのルーフレールの方が重い荷物を搭載できる。いわばアウトドア仕様。
【リミテッド】はエックスブレイクと違って、メッキ加飾が強いデザインになっています。グリルには穴が空いた2本のルーバーが配置され、バンパー下部にもメッキガーニッシュが施されてる。こっちの方が一般的な最近の車両といった雰囲気。
ただメッキパーツがあることで樹脂製のパーツの面積の多さが読み取れます。黒い部分が多すぎると言うか、全体的にあまりバランスは取れていない気もします。
○新型アウトバックの内装面は?
続いては新型レガシィアウトバックの内装面。
【エックスブレイク】の内装がこちら。全体的に水平基調の強い内装に進化してます。中央のインパネ部分には11.6インチの巨大モニターが鎮座します。メーターパネルには12.3インチの巨大カラー液晶モニターが組み込まれます。フロントガラス内側にアイサイトの情報を照射するモニターなども搭載。
【リミテッド】の内装がこちら。スイッチ類の加飾も地味に違いますが、やはり質感がエックスブレイクよりもかなり高め。例えば、シート素材などには上質なタンレザーが新たに追加されます。エックスブレイクの内装は1種類のみ。
ただ両グレードで共通ですが、レヴォーグの内装面と大きな違いはなさそう。そういう意味でもう少し工夫はできそう。内装の装備を見ておくと、harman/kardonサウンドシステムが引き続き継承されます。スバルではレガシィアウトバックのみ。
X-BREAK EXは外観デザインが質感高め、Limited EXは内装が質感高め、とでも覚えておけばいいか。
新型アウトバックは「アイサイトX」を全車標準装備
続いては安全装備の最新情報。
スバル新型レガシィアウトバックの安全装備は「アイサイトX」が全車で標準装備されます。レヴォーグでは一部グレードしか設定されていません(正確には非搭載モデルが用意)でしたが、スバルのフラッグシップモデルだけあって新型アウトバックは全車で大勝負に出たカタチ。
アイサイトXとは3D高精度地図データを使った高度運転支援システムを搭載し、いわゆるハンズオフ(手放し運転)が可能な半自動運転機能を搭載しております。ただし、あくまで高速道路上のみ。街中ではできません。最近の他社製と比べると抜きん出て優秀かと言うと?
そのためスバル新型レガシィアウトバックの値段は前述のように結構割高になりそう。
コメント
新型スバルレガシィアウトバックの発売時期は2021年12月になるみたいですよ!
新型レガシィアウトバックの発売日は10月っぽいようです。
最近のスバルは「発表日の発表」「発表日の発表日の発表」みたいなんも多くて、
実際にいつ発売されるか分からないことも多いですね^^;
新型スバルレガシィアウトバックが世界発公開して発表が2021年10月7日で発売日が2021年12みたいですよ!
修正しておきましたm(_ _)m
じゃあアウトバックより発表が遅れていたスバル次期WRXの発売日は少し遅れて2022年以降になりそうですね。