【自動車】BEVとは?HEVやNEVとの違いとは?【ピュアEV】【ZEV】【意味定義】

自動車に関する最新技術の開発が進み、最近は日本でも「電気自動車」が徐々に普及しつつあります。それに合わせて各メディアでは、色んな自動車用語が使われることも増えて混乱してる人も多そう。

そこで今回カーギークでは「BEV」と呼ばれる自動車用語を解説していこうと思います。BEVとEVとは何が違うのか?HEVやNEV,ZEVとの違いは存在するんでしょうか?

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【意味】BEVとは「バッテリーEV」の略語

ということで「BEVの意味」を早速解説しようと思います。

BEVとは「バッテリー式電動自動車(Battery Electric Vehicle)」の英語の頭文字を取った略語になります。

Vehicleは「乗り物全般」を指す英語ですが、一般的に海外では「自動車」という意味で使われることが多く、逆に「car」などの英単語はあまり使用されない。carとvehicleの違いも参照。

そのためBEVとは「バッテリーに蓄えられた電気エネルギーを利用して走行する自動車」と解釈すると分かりやすいと思います。つまり、BEVとは「バッテリーEV(バッテリー電気自動車)」という意味。

(ベストカー7月10日号 講談社)

更に正確に言うと、BEVは「ピュアEV(完全な電気自動車)」というニュアンスで使用されることも少なくないです。例えば、ベストカーなどの自動車雑誌では日産・リーフやテスラ・モデルSなどしか「BEV」として扱ってない。

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【解説】HEVやPHEVとは?BEVの違いとは?

だから、BEVとは「バッテリー(リチウムイオン電池など)」が前面に押し出された言葉ですが、広義では「電気モーターを主体に走行する自動車」という意味でも解釈できそう。

そのためバッテリーに電気を蓄えてモーターを走行する点では、「電気自動車(EV)」以外だと「プラグインハイブリッド車(PHEV)」や「燃料電池車(FCV)」などもBEVに該当しても良さそう。

ただし、PHEVはガソリンエンジンを併用して走行する場面もあり、燃料電池車は水素で発電するなどそれぞれ「内燃機関(エンジン)」が存在する。ここらへんがBEVに該当しないとされる根拠なのかも知れない。

つまり、BEVとは「供給面も含めて電気オンリーで100%走行する自動車」という厳密な意味で使われている可能性が高そう。

○ハイブリッド車は厳密には「HEV」と表記すべき?

ちなみに、HEVとは「Hybrid Electric Vehicle(ハイブリッド電気自動車)」の略語になります。hybridは「雑種」と日本語で直訳できるため、ざっくり解説すると「ガソリンと電気モーターが併用されてる電気自動車」のこと。

つまり、HEVとは日本国内だと一般的に「ハイブリッドカー(HV)」と呼ばれてる車種のこと。どうやらHEV(ハイブリッドカー)もEVの類いに入る?能力的に劣ることを踏まえると、HEVは「ハーフEV」と解釈しても日本人には分かりやすいかも。

だから、「PHEV(プラグインハイブリッドカー)」という文字を見ても分かるように、本来は普通のハイブリッド車は「HEV」と表記すべきらしい。日本ではEVとの混同を避けるために、HVと誰かが表記し始めたのがキッカケで根付いたか。

このHEVはガソリンエンジンが搭載されているため、前述の意味で考えるとBEVには含まれなさそうです。日産・e-POWERなどPHEVと仕組みが似てるシリーズハイブリッドも、おそらく以下同文。

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【車用語】NEVとは?ZEVとは?BEVの違いとは?

一方で、BEV以外にも「NEV」や「ZEV」といった自動車用語を見かける機会も少なくないと思います。NEVやZEVも同様に、何かしらの電気自動車の派生車を意味してるのか?

ただ結論から書くと、NEVやZEVは自動車のカテゴリを意味してるわけではありません。ざっくり解説すると、NEVやZEVはそれぞれ「日本国外で既に施行・適用されてる法律」のことを意味します。

まず、NEVの意味は「New energy vehicles(新エネルギー自動車)」という英単語の頭文字を取った略語。中国政府が環境性能が高い車種に補助金を出すために、「NEV」と呼ばれる新しい表現を用いた。

既に中国国内では2019年から同法律が施行されており、「NEV法」などと使われることも多い。日本語だとNEV法は「新エネルギー車規制法」とでも訳すと分かりやすいと思います

NEVに該当する車種は「ピュアEV」や「プラグインハイブリッドカー」に限られ、前述のBEVがそのまんま該当すると考えていいのか。だから、BEVもNEVもニュアンス的には同じっちゃ同じと言っていいのかも。

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○NEV法の土台となった法律がアメリカのZEV法

この中国のNEV法の土台となった法律が、アメリカ・カリフォルニア州の「ZEV法」になります。

ZEVの意味は「Zero-emissions vehicle(有害ガス排出ゼロ自動車)」の略語。

やはりZEVに該当する車種は、前述のBEVに挙げられている車種が多く該当します。日本車メーカーが得意だったHEVが数年前に排除されたのは記憶に新しいですが、このZEV法では各自動車メーカーに「一定数のBEVの販売」を義務付けた内容になります。

つまり言い方が少し異なるだけで、ほぼ全てが「BEV」に近いニュアンスを意味してる。好き勝手に独自フレーズを使いたがる自動車業界には期待薄ですが、もしかすると将来的にBEVに統一される可能性も。

ちなみに、NEVには「近隣向け短距離電気自動車(Neighborhood Electric Vehicle)」といった意味で使われることもありますが、基本的には中国の同該法律を指して使われることが多いと思います。

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