【自動車】358ナンバーの「意味」がデマばかりだった?聖書説や釈迦説はガチ?【小林正観】【3588】【エンジェルナンバー】

日本でも一昔前から自動車のナンバープレートを「希望の数字」で選ぶことができるようになりました。

それ以降から街中で見かけるようになったナンバープレートの数字が「358」。俗に「エンジェルナンバー」とも呼ばれるナンバー。もはや自動車のナンバープレートにだけではなく、開運のために「358」が入った宝クジを購入する人もいるとか。

まさに「358」は神様の数字とも言われています。

そこで今回カーギークでは自動車とは少し関係ないネタになるかも知れませんが、「358」という数字の意味にまつわるデマや噂を一つ一つ検証したいと思います。もし希望ナンバーで「358」を選んだ人も選んでない人もチェックしてみて下さい。

本当に358は神がかった数字なのか?デマ情報も多い中、358がエンジェルナンバーと呼ばれる根拠も実は存在した?

358の由来は「徳川将軍家」説

まずは「徳川将軍家」説を考察。日本の歴史で最も政権が長く続いたのが、やはり江戸時代の徳川家。ここに358が幸運のエンジェルナンバーと呼ばれる根拠が隠されていたそう。

例えば、徳川家光は3代目将軍、徳川綱吉は5代目将軍、徳川吉宗が8代目将軍。彼らはテレビドラマなどでモチーフにされることも多く、世間一般で有名な三名の徳川将軍ですが、それぞれ将軍に選ばれたタイミングがまさに「358」と連続する。

ただ言うまでもなく、「だからそれがどうした?」という域を超えない噂。徳川家で一番有名な存在は初代の徳川家康でしょうし、将軍が覚えられてることと縁起の良さが関係してくるとは思えません。

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358の由来は「西遊記」説

続いては「西遊記」説を考察。『西遊記』とは有名な中国の物語。日本でもテレビドラマ化や『ドラゴンボール』など漫画のキャラクターのモチーフにされることも多い人気作品。

この『西遊記』で有名な登場人物が「悟空」「沙悟浄」「猪八戒」「三蔵法師」。そして、それぞれのキャラクター名を見ると、三蔵法師や沙悟浄には「3」、孫悟空には「5」、猪八戒には「8」という数字が隠されてることが分かります。

でも、やはり「だからそれがどうした?」という域を超えない噂。『西遊記』は確かに面白い作品ではあるものの、それとどう縁起の良さが関わってくるのか不明。百歩譲って三蔵法師はいざ知らず、猪八戒や沙悟浄の数字と言われても誰も嬉しくないでしょう。

似たような当て字説には、「都(みやこ)」説もあります。奈良や京都といった古都は「みやこ」と呼ばれるから縁起がいいだろうということ。でも、それなら数字は「385」になるはず。数字の順番を入れ替えていいなら、538で「ゴミ屋」でも良さそう。ガバガバ設定。

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【仏教】お釈迦様が悟りを開いた年齢説

続いては「お釈迦様説」があります。

釈迦(しゃか)とは、仏教を開いたとされる開祖。紀元前5世紀頃に北インドで生まれたと言われ、いわゆる「お釈迦様」「仏」「仏陀(ぶっだ)」や「ゴータマ・シッダールタ」と呼ばれる人。

この釈迦が悟りを開いた年齢が「35歳」と言われてる。確かに35という数字はかすってはいるものの、残りの「8」はどこから来たのかは不明。一応、35歳と8ヶ月で釈迦が悟りを開いたと説もありますが、具体的な文献や逸話は残ってません。

一応、日本に仏教が伝来したのは538年と言われてる。また真言宗の開祖である空海が死亡したのが835年。確かに358と関連しそうではありますが、それこそ死亡した年数をナンバープレートに選ぶのは縁起が悪そう。せめて空海が生まれた年にしたいところ。

例えば、1月1日から「358日目にあたる日」は12月24日。イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスの前夜。仏教といった宗教を持ち出すなら、まだこっちの理由がしっくり来そう。でもキリスト生誕の日(12月25日)と微妙にズレており、それでも決め手に欠けるか。

個人的には「358ナンバー=お釈迦」説もデマのたぐいだと思います。西暦358年に生まれた有名な歴史上の人物もほぼ皆無でした。

358の意味のデマ発祥は「小林正観」か?

一方、358という数字が「縁起の良いエンジェルナンバー」というデマがここまで広がった理由は何故なのか?

結論から書くと、358がエンジェルナンバーという情報の発信源は小林正観という作家。多くの自己啓発本を出版していた作家。

かつて2006年に『宇宙を味方にする方程式』という本の中で「358は聖書で聖なる数字説」を披露していた。小林正観が意図的に狙ったかどうかはさておき、結果的に小林正観の本が元で358がエンジェルナンバーとして誤って爆発的に浸透したっぽい。

小林正という漢字も画数に置き換えると、「小(3)」「林(8)」「正(5)」となります。もちろん「観(18)はどこ行ってん」と思わずツッコミたくなりますが、本の内容は「痩せると信じれば食べても痩せられる」など内容はいわゆるそっち系。

だから小林正観の情報をもとに考えるとデマと考えていい?

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【旧約聖書】358の意味は「メサイア」だった?

ただし、「358」という数字にスピリチュアル的な意味が隠されてる可能性はありそう。

実際、「旧約聖書」説は意外と的を射てる。聖書と言えば666は悪魔の数字として有名ですが、358が「聖なる数字」という情報は当初いくら調べても分からなかったためデマと解説しましたが、どうやらユダヤ教やキリスト教の「救世主」に358という数字が隠されているそう。

救世主は英語でMessiah(メサイア)ですが、ヘブライ語では「משיח(マシアハ)」と書くんだそう。ヘブライ語の「マシアハ」がギリシア語に訳される時に「メシアス」と呼ばれるようになって、最終的に英語で「メサイア」と呼ばれるようになったとか。

そして、旧約聖書は「ヘブライ語」で書かれてる。聖書の古代ヘブライ語と現代ヘブライ語は違いは多いものの、ヘブライ語には単語がそのまま数字を意味する「ヘブライ数字」がある。これは聖書の章節番号を付記するときにも使われてる数詞。

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(http://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/numeral/he.html)

そこでヘブライ語で救世主を意味する「משיח」をそのままヘブライ数字に置き換えると、まさに「358」という数字が導かれる。ヘブライ語で表記されても分からないと思うので、「ヘット(8)」「ユッド(10)」「スィン(300)」「メム(40)」を足して下さい。

だから、これまでの358のデマ説が一気に吹き飛ぶほど理路整然としてる。あまりに完璧すぎて釈迦説とか草やん。

ただし、ヘブライ語は主にイスラエル系のユダヤ人が使用してる言語。もしヘブライ語をベースに358ナンバーの意味を考察するのであれば、どちらかと言うと358の意味はキリスト教というよりも「ユダヤ教」に近そうです。

○何故海外で358ナンバーが流行ってないのか?

だから「旧約聖書(メシア)説」で考察を広げると、確かに358という数字には運命的な意味合いを感じさせます。普段からスピリチュアルを信じてる方は西野カナばりに震えそう。この成り立ちを考えると、エンジェルナンバーとやらと呼んでも良さそう。

でも、ここまで「意図的とも思える運命的な偶然」があるとしたら、逆に別の疑問が芽生えます。

それは何故、ユダヤ教やキリスト教徒が多いはずの海外で「358ナンバー」が流行ってないのか?ということ。海外旅行した時に「358」という自動車のナンバープレートを多く見かけますか?むしろ海外発信のスピリチュアル情報であれば、2006年以前から流行ってても良さそう。

またヘブライ語のマシアハを日本語に直訳すると、「油(アロマの類)を塗られたもの」という意味になるんだそう。でも自動車で油(あぶら)と言えば、もちろん「ガソリン」のこと。個人的にあまりいい印象は持たない。なんだか燃え盛りそう。

またこれまでメシアを自称した有名人を振り返ると、文鮮明やオウム真理教の麻原彰晃など褒められた人物はいない。メシアに関連する358というナンバープレートを自ら装着する場合、スピリチュアルの範疇を超えて「カルト的な匂い」が漂うのは気のせいか。

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358の意味は「ヘビ」というヘブライ語だった?

ただコメント欄でも教えてもらいましたが、どうやら「358」という数字はヘブライ語で表現しても救世主という意味にはならないんだそう。

今度は逆に358をヘブライ語の綴りに置き換えて読むと「ヘビ(蛇)」を意味するっぽいです。確かに蛇をグーグル翻訳でヘブライ語に変換すると「נחש」と表記されます。これもヘブライ数字に置き換えると、確かに358という数字が導き出されました。

もちろん蛇は縁起の良い生き物とされます。かつて自分も財布に蛇の抜け殻を入れていた時期がありますが、あくまで東洋での話。実際、旧約聖書の「創世記」における蛇はイブを騙して禁断の果実を食べさせ、その後、神に呪いを掛けられた生き物とされます。

またキリスト教で蛇は「サタン(悪魔)」扱いされるなど、救世主(メシア)説とはまさに程遠い真逆の意味。だから、旧約聖書説を広げて358ナンバーを考察すると必ずしも縁起の良い数字とは言えないのかも知れない。

ドクターコパの名前の由来も「358」だった?

他にも、風水や開運で有名な「ドクターコパ(Dr.コパ)」の名前の由来が358ナンバーから来てる説もあったそう。58でコパという理屈。3はどこ行ったんやって話ですが、これはドクターコパの本名(小林祥晃)からついたあだ名が由来。358とは無関係。

そもそも358ナンバーの発祥は小林正観の自己啓発本と強く推認されるため、ドクターコパが活動し始めた時期とも合致しません。むしろ「小林≒58(コパ)」理論で考えると、小林正観のネタの方が後出しだった可能性も有り得そう。

ただし、ドクターコパは好んで「58」という数字は愛用し、愛車のナンバープレートにも使用してるそう。何でも58という数字は風水の大吉数とか。でもご都合主義感は否めず、スピリチュアル含めて縁起の良い悪いの定義自体がこじつけてる部分が多そう。

358よりも素直に「5大吉数」を参考にしたら?

一方、最近は358に8を加えて「3588」という希望ナンバーをおすすめする人もおります。

確かに8は末広がりの幸運の数字と言われてる。中国でも縁起が良い数字として有名で、北京オリンピックでも2008年8月8日午後8時に開催されたのは有名な話。中国語では「お金持ち」という言葉と「8」は似たような発音なんだそう。

また旧約聖書(メサイア)説と同様に、3588という数字を全て足すと「24」という数字が導かれる。これは風水学で「5大吉数」と呼ばれる縁起の良い数字の一つに該当します。具体的には「24」は金運アップに繋がる数字とのこと。

でも都合良く、数字を足したり引いたりいろいろ解釈できるんなら、358という数字に特にこだわる必要がないようにも思えます。そもそも風水学を信じるのであれば、「5大吉数」を参考に最初から希望ナンバーを決めれば良えやんという。

  • 金運…「24」
  • 恋愛運・結婚運…「32」
  • 仕事運・家庭運…「31」「52」
  • 全体運…「15」

5大吉数は「15」「24」「31」「32」「52」の数字が該当するそうですが、例えば、素直に金運アップしたいのであれば、「8383」という希望ナンバーにすれば、8かける3で合計が24になる上、8の数字が2個も入る。お得感満載。358という数字よりも金持ちになれそう。

例えば、ミニバン車といったファミリーカーを購入するのであれば、家庭運や仕事運を象徴する数字(3131や5252)を希望ナンバーにした方が幸せになれそう。わざわざ特定の運気にこだわらず、全体運をアップさせる「1515」の組み合わせが最強に思えます。

だからユダヤ教などに興味がないんであれば、358というナンバーにこだわらなくても良さそうです。

コメント

  1. アブデュルメジト一世 より:

    釈迦が悟りを開いたのは35歳8ヵ月だって聞いたことがある

  2. ななやん より:

    とても面白いです。ありがとうございます。何でも鵜呑みにせず疑ってかかり、真実を突き詰めること尊敬します。

  3. 悟空 より:

    あることは証明できても、ないことの証明は難しい(笑)

  4. みん より:

    なぜ、真実と言える?

  5. 嫌煙 より:

    なんか、長寿のヘビースモーカーがいるからタバコに害はないっていってるのと同じような?

  6. sayaka より:

    どっちが無知かな?

  7. 信じるものは救われる より:

    聖書に記載されてるわけじゃないってよ。
    否定するなら、もう少し頑張って欲しかったが、逆に薄過ぎて、358を信じたくなるわ

  8. 貴重な面白い情報ありがとうございます。
    URLは削除させてもらいましたが、記事内容を修正追加しときました。
    確かに旧約聖書説に関しては信用しても良さそうです。
    ユダヤ教とか信じてる人は358を希望ナンバーにすればご利益ありそう。

  9. 好風水 より:

    巷で噂されてる358が縁起が良いという謂れの元を調べて行くと結局小林正観さんに全て行き着きます。
    既にご本人が2011年に亡くなっているので、その後尾ヒレが色々ついてるものも多いみたいですが。

    旧約聖書のメシアに由来する点では、ヘブライ語の綴りで358は「蛇」を意味するものであり、メシア(救世主:mashiach)は別の綴りで、旧約聖書自体には358について言及した個所は存在しません。
    数字の合計の話は、小林さんの解釈によって生み出された話です。

    ちなみに旧約聖書で『蛇』はアダムとイブのイブをそそのかして禁断の果実を食べさせ、神に呪いをかけられた存在であり、アジア圏で云われる弁天様と白蛇の話のような縁起の良い話ではありません。

    またドクターコパさんのコパが5と8が理由だという説を上げているサイトも見たことありますが、コパさんは本名小林祥晃さんで、雑誌のコパさん連載コーナーにファンの方が寄せたハガキ投稿で「コパさん」と呼び始め、本人も響きが気に入って使うようになったそうですよ。

    それにしてもナンバー358の車はヤカラ系のイキった車に多いですよねw

  10. 好風水 より:

    小林正観さんは自己啓発本などをたくさん出されている作家さんで、悩んでいる人の心を軽くして挙げるテーマで色々本を書かれてる方です。

    中央大学法学部卒で、心理学、社会学などを主に研究されていたみたいですね。
    「人間の潜在能力やESP現象、超常現象に興味を持ち、心学などの研究を行っていた。」とWikiに書いてありました。

  11. 貴重な情報ありがとうございます。いろいろ参考にさせてもらいました。
    確かに旧約聖書の中で358という数字に直接言及されてなかったら、
    元々の言葉の意味がなんであれ「だから何なんだ?」という話ですよね。

    ただ小林正観さんの新刊本は未だに定期的に出版されるぐらいなので、
    そこらへんの根強い人気を考えると未だに影響される人が多いのも納得。
    ヤカラ系の人も見てるかも知れないのであれこれ言えませんが、
    強面の人がゲン担ぎしてる姿はちょっと可愛らしいのは内緒^^;

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