道端を歩いていると意外と見かけるのが「片手だけの軍手」でありましょう。まだ両手分の軍手ならいざ知らず、何故かいつも片手だけしか道路に落ちていないのが不思議でたまらない人は多そう。
一体誰がわざわざ片手分の軍手を道路に落としているのか?意図的なのか偶然なのか。いや、全国レベルで片手の軍手は発見されてる。謎のカルト集団が片手分の軍手を宗教的な理由で落としているのか?
ってことで前置きが少し長くなりましたが、今回カーギークでは「道路に落ちてる謎の軍手」について解説していこうと思います。
軍手を落としてる犯人は「トラックの運転手」
結論からさっそく犯人の正体を書きますが、トラックの運転手になります。じゃあ、何故トラックドライバーが軍手を道端に落としているのか?
○タンクから漏れる燃料を軍手で染み込ませてる
これも先に答えから書いてしまうと、軍手の目的は「トラックの燃料タンクから漏れ出る燃料で防ぐ」ためにあります。
トラックの燃料タンクは200L300Lの容量があるらしい。大型SUVでも80L程度はあるので意外と小さいなぁと思ったりもしましたが、満パンまで軽油を入れてしまうとキャップを締めた時にタンクのフタから燃料が溢れ出てくることもある。
やはりトラックは振動や揺れが大きいため、そのたびにタンク内の軽油も大きく揺れてしまう。ゴムのパッキンが劣化してしまうことも手伝って、結果、徐々に軽油がキャップ口から漏れ出てしまうとのこと。
もちろんドバっと軽油が漏れ出ることはないものの、じわじわと脇汗レベルような量でチョロチョロで漏れていく模様。そこでキャップ口を軍手で巻いて漏れ出る軽油を染み込ませる対策を取っているトラックドライバーが多い。
○軍手じゃなくてもタオルとかでもいいんじゃね?
じゃあ別に軍手じゃなくて、ハンドタオルやハンカチでも燃料漏れは防げるんじゃね?って話。
実際、タオルを巻いて漏出の対策をしているトラックドライバーもいるらしい。
ただ軍手のサイズ感やゴムの締めつけ感が、燃料口をキュッとちょうどしまる上で役立つんだと思います。またタオルを新たに買うよりも、使い古しの安価な化繊軍手を使うのが一番コスパが高いのも理由らしい。
結果、残った完全に使いみちがなくなった片手分の軍手が道端に捨ててあるという結論。どのみち軍手を捨てたらアカンやろ。そもそもトラック製造メーカーは漏れ出ないように対策しろよって話ですが…
そのためトラックの燃料タンクを確認すると、そこには軍手をかぶせてあるトラックも多いらしい。是非、配送トラックを見かけたら一度軍手の有無を確認してみてください。以上、片方だけ軍手を道路に捨てている犯人まとめでした。
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