【評判】マツダ新型ロードスター 試乗徹底レビューまとめ【インプレッション】

2015年に発売されたオープンスポーツカーが「マツダ・ロードスター」。2016年にはファストバックスタイルの「RF」グレードが追加され、他にも定期的にエンジンや足回りなど様々な改良が施されてきました。

正直、いちいち何時どんな改良が行われたのか正確には覚えてないものの、先日も2018年初夏にはRFグレードに搭載の2000ccエンジンが大幅に改良されたらしい。

そこで今回カーギークでは「マツダ新型ロードスターの試乗レビュー」をやっていこうと思います。これまで新型ロードスターの感想はレビューしてこなかったので、改めて総合的に試乗の評価を下していこうと思います。

【感想】新型ロードスターの内外装を評価

まずは簡単に、新型ロードスターの内外装のデザインを評価していこうと思います。

(マツダ新型ロードスター 外観エクステリア画像)

最初は新型ロードスターの外観エクステリアの感想。

正直、ロードスターのフロントマスクは個人的には嫌いなんですが(この能面のようなヘッドライトはなんなんでしょう)、特にリアから見た全体的なフォルムはクーペスタイルで曲線的で官能的ですらあります。「抜群にカッコいいスポーツカー」とはマガジンXの試乗記事。

そして、車体カラーの良さが際立つ。新型ロードスターには「匠塗(TAKUMINURI)」と称して何重もの塗装が施されており、特にマツダが誇る赤色は非常に鮮やか。そして、深みがある。

思わず評論家チックなことをドヤ顔で語りたくなるほど美しく、太陽光や自然光が更に輝きを演出してくれるのがまさに粋。ロードスターに限らず、マツダ車は実際に試乗して目の当たりにした方が購買欲がそそられると思います。

○ロードスターの車体カラーが地味

一方、新型ロードスターの車体カラーは至って地味な色が多い気がする。シルバーやらホワイトやら無難なオジさん色しかなく、例えばイエロー色などぶっ飛んだ…もといスポーツカーらしい車体カラーは存在しない。

ブルー色もやや鮮やかさに欠けるというか、そのため新型ロードスターのクルマ選びには面白味にはやや欠ける。スポーツモデルとして新型ロードスターを解釈するなら、もう少し鮮やかなカラーが欲しいところ。

せっかくの塗装のクオリティの高さに商品力が伴ってない。

マツダ新型ロードスター主要諸元まとめ

少し順番はズレましたが、新型ロードスターの車体サイズなどスペックをおさらいしておきます。手動で巻き取るソフトトップ式と電動でルーフを格納するハードトップ式(RF)との間で主要諸元に違いはあるのか?

○ロードスター(ソフトトップ)

○全長…3915mm
○全幅…1735mm
○全高…1235mm
○ホイールベース…2310mm
○最低地上高…140mm
○車重…1020~1060kg

○ロードスター・RF(ハードトップ)

○全長…3915mm
○全幅…1735mm
○全高…1245mm
○ホイールベース…2310mm
○最低地上高…145mm
○車重…1100~1130kg

○ノーマルロードスターとRFの違いはほぼなし

結論から書くと、普通のロードスターもロードスター・RFも主要諸元はほぼ変わらないと思います。電動格納式ルーフを搭載してるため、ロードスターRFが約100kgほど重くなってる程度であり、見た目やデザイン的にはほぼ同じ。

ロードスターRFはファストバックスタイルなので後ろから確認すると、ノーマルのロードスターよりも若干カッコ良く仕上がってるかな程度。走りや試乗の評価は後述しますが、基本的にデザインやサイズ的には同じ。

あくまで機能の違いによる車重差だけであり、パット見の雰囲気は全く変わらないと表現してもいいでしょう。

【試乗】荷室や室内の広さや使い勝手が十分か?

(マツダ新型ロードスター 内装インパネ周り)

一方、マツダ新型ロードスターの内装インテリア画像がこちら。

一目見て分かるように、新型ロードスターの内装は昨今のマツダ車を代表するようなシンプルかつ高品質なデザインと質感。室内は狭いが故に最低限の内装にとどめており、シフトノブやその他の操作類も非常に操作しやすい。

ちなみに特別仕様車の「カラメルトップ」はツートンカラーの内装色がグッジョブ。やはりオープンにすれば周囲から内装インテリアが丸見えになるため、普通のクルマ以上に内装はおしゃれであるべき。

ただ、このカラメルトップという特別仕様車はどうやら2018年末までしか販売されない模様。気になる方はお早めにマツダディーラーにどうぞ。

しかしながら、新型ロードスターの内装における実用性も最低限レベル。荷室容量が127Lしか確保されてないなど、日常生活で使うには不十分だし不満足。「実用の役に立たない2座」とプレイボーイの試乗レビュー。そういう意味では、誰もが想像通りの室内空間。

ただし、今回2018年の改良から新型ロードスターにもテレスコピックステアリングが初めて導入。ロードスターは決して大きい車ではないからこそ、ハンドルを前後に30mm前後移動できることは、図体が大きいドライバーでもドライビングポジションの調整のしやすさに寄与。

これまで車内の狭さから敬遠してたドライバーでも、新型ロードスターは十分クルマ選びの俎上に載ってくるのではないか。「テレスコピック機構が備わったことも高く評価」とはプレイボーイの試乗記事。

マツダ新型ロードスター エンジンスペックまとめ

いよいよ試乗記事の本題…と行きたいんですが、まずはマツダ新型ロードスターのエンジンスペックをおさらい。電動格納式ルーフを採用してるロードスターはRFは車重が重いだけあって、エンジン排気量が500ccほど増加しております。

○ロードスター(1.5L直4NAエンジン)のスペック

◆1500cc直4NAエンジン
◆最高出力…97kW(132PS)/7000rpm
◆最大トルク…152Nm(15.5kgm)/4500rpm
◆車重…1020~1060kg
◆カタログ燃費(6AT)…16.8km/L(WLTCモード)

○ロードスターRF(2.0L直4NAエンジン)のスペック

◆2000cc直4NAエンジン
◆最高出力…135kW(184PS)/7000rpm
◆最大トルク…205Nm(20.9kgm)/4000rpm
◆車重…1100~1130kg
◆カタログ燃費(6AT)…15.2km/L(WLTCモード)

【試乗】マツダ新型ロードスターの評判は?

ということで、マツダ新型ロードスターの試乗の感想。どっちが売れてるのかは分かりませんが、まず最近テコ入れされた「ロードスターRF」の試乗をレビューしていこうと思います。

○【2000cc】ロードスターRFの評価まとめ

結論から書くと、ロードスターRFの走りはかなり進化しております。この2000ccエンジンは最高回転数が引き上げられたことで、「ついに気持ち良いと表現できるエンジンが搭載された」とはプレイボーイの試乗レビュー。

いわゆるレブリミットの限界値が引き上がったことで、よりアクセルの踏み込みに速度が付いてくる。「高回転域まで伸びやかな加速がドライバーを新たなロードスターの世界観へと連れ出してくれる」と絶賛するのはカートップの試乗レビュー。

他にも最高出力そのものも25馬力以上パワーアップしているため、新型ロードスターRFの高速域での走りは明らかに余裕感が増してる。

走り出しての印象は、確実にエンジンが気持ち良く回るようになった」と新型ロードスターRFを評価するのはマガジンXの試乗レビュー。「キメ細かい反応を見せ、軽やかに高回転へと吹き上がってみせる」とはカートップの試乗記事。

また変速機の制御も緻密化しており、新型ロードスターの日常域での走りも実は懐の深さが増したことが試乗で体感できるはず。6MTはややギクシャク感があって、頻繁にシフトを繰り返してガンガン走るのは難しいですが、それでも街乗りでゆったり走る程度であれば余裕しゃくしゃく。

だからエンジンサウンドの吹き上がり感も、実は低音部分が強調されるのようにカスタマイズ。そのため加速の気持ちよさと相まって、新型ロードスターは街乗りでこそ走りが楽しく進化しており、スポーツカー好きであれば更に新型ロードスターの良さを堪能できるようになってる。

以前の方が「エンジンサウンドが勇ましかったような気がする」という河口まなぶ氏の試乗動画もあるものの、「エンジンの大幅改良」は決して嘘ではない。

○ロードスターRFの操縦安定性や乗り心地はどうなのか?

続いて、新型ロードスターRFの「乗り味」や「操縦安定性」。

結論から書くと、新型ロードスターRFの乗り味はしなやかです。「ゆっくりと気持ち良く流すように走る」とはマガジンXの試乗レビュー。塗装の質感の高さに比例するように、国産車らしからぬ落ち着いたゆったりしたプチ贅沢感を味わえる。

一方、RSグレードの足回りはやや固め。スポーティーな味付けに割り振ってあるので当然ですが、新型ロードスターも街乗りメインではあるため、ここらへんは色んな試乗記事でもやや賛否両論。実際に購入する場合は、一度試乗することをおすすめ。

それでも車体の小ささも相まって、やはり新型ロードスターの取り回しの良さは抜群。前述のように、まさに街中乗りでこそ輝くし、まさに市街地でこそ走りたいと思わせてくれるスポーツカー。

ちなみに今後、新型ロードスターにも「Gベクタリングコントロール」が導入されると言われてる。既に新型CX-5では「ベクタリングコントロール+」なるものに進化しており、新型ロードスターにも2019年から2020年頃にかけて導入されそう。

そのためワインディングなどで操縦安定性が更に増す可能性が高く、もし急いで購入しない場合、新型ロードスターのさらなる改良を待ってみてもいいかも。

ちなみに【感想】新型CX-5試乗レビュー【感想】新型CX-8試乗レビューなども参照。

○【1500cc】ロードスターの試乗評価まとめ

一方、1500ccエンジン搭載のノーマルロードスターも進化。目に見えて最高出力がアップしてるわけではないものの、インジェクターやピストンなどが改良されておりノイズなどが低減し、細かい部分での軽量化も若干図られている様子。

またオープンカーだけあってルーフを開けることで、新型ロードスターは路面からの凹凸感が伝わってこない。屋根があれば車体全体にブルブル感が伝わっていくものの、そういったことが自然と相殺されるのも新型ロードスターの魅力。

ソフトトップ仕様はRFよりも車重が100kg近く軽量なため、乗り味はやはり軽快そのもの。リア周りもロードスターRFの方がドッシリと重いため、依然として走り味の軽やかさは1500ccエンジンのロードスターが体感的には上回るか。

今回の改良で1500ccエンジンは大幅な進化はしてないものの、それでも相変わらずスイスイと加速する軽快さやステアリングフィールの気持ちよさ、路面追従性の高さなどは顕在と言えるでしょう。

ただ逆に車重が重い分だけ操縦安定性などは、新型ロードスターRFなどが上回るかも知れない。また新型ロードスターRF自体が今回進化したことで、両者の個性の違いなどは随分と縮まったか。

マツダ新型ロードスターの実燃費はいかほど?

最後はマツダ新型ロードスターの「実燃費」。いくらスポーツカーとは言っても、新型ロードスターを街乗りメインで使用する場合、燃費が良いに越したことはありません。

結論から書くと、新型ロードスターの実燃費はカタログ燃費通りだと思います。走行シーンなどによって一概に言えないものの、おおむね実燃費はリッター15km/L前後ぐらいに落ち着きそう。

色んな試乗記事で報告されてる実燃費情報を見る限りは、例えば新型ロードスターRFは高速域での走りの改善が見られたこともあってか、とりわけ高速燃費はリッター20km/Lを超えることも。

また変速機では車体が軽量なだけあって、6速MTの実燃費がやや優勢であることが多いらしい。ただMTモデルはドライバーの乗り方やドラテクによって変わってくると思うし、車重差は言っても知れてるので安定して低燃費を出せるのは6ATか。

それだけ既に導入され始めた「WLTCモード」の信憑性が高い裏返し。JC08モードの燃費達成率は7割程度と言われ、また走行シーンによって実燃費がもっと悪くなることもありますが、そういったことはWLTCモードでは随分と減ってる模様。

WLTCモードの実燃費ってどうなん?」なども参照。

もちろん新型ロードスターは全グレードがハイオク仕様車のため維持費が安いとまでは言わないものの、それでもハイオクで走るからこそ気持ち良い加速感が得られてると思えば「歓迎すべき代償」なのでしょう。

【試乗まとめ】新型ロードスター評価・口コミ感想etc

以上、カーギークによるマツダ新型ロードスターの試乗レビューでした。

新型ロードスターは全体的に「NAエンジンの良さ」が追求されており、アクセルを踏んだら踏んだだけ盛り上がってくれる加速感は心地良い。まさに「磨き上げられた感はある」とは河口まなぶ氏の試乗動画。

今回、特に新型ロードスターRFの走りが進化。ターボエンジンのような低速トルクや加速の太さはないものの、踏めば踏むだけ走ってくれるNAエンジンらしい素性の良さは、まさにロードスターのキャラクターにマッチ。

だから価格は割高ではあるものの、「ロードスターRF」を個人的にはおすすめしたいところ。

やはり1500ccと2000ccの差は大きい。ソフトトップのロードスターとの車重差は言っても100kg程度であり、スポーツカーとして走りに余裕感があるのはロードスターRF。乗り味も重厚感があり、街乗りで使用したいと思わせるのは…。

そして今回は予防安全性においても、夜間でも歩行者を認識できる自動ブレーキに進化しており、新型ロードスターは全グレードでサポカーワイドSに対応したのも魅力。トヨタ・86あたりのスポーツカーとは大きく異なる優位点。

そのためあくまで実用性はミラやアルト以下ですが、新型ロードスターの商品力の高さやスキのなさは発売から数年以上経過するものの一切色褪せておりません。まさに新型モデル同然に買えちゃうコンパクトスポーツ。

ちなみに「新型ロードスター フルモデルチェンジ情報」【徹底比較】ロードスター vs 86なども良かったらご参照ください。