【2019年10月】新車販売台数の落ち込みがヤバすぎワロタ

自民党政権が2019年10月に消費増税を行いました。

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(テレビ東京 YouTube)

その結果やはりというべきか、2019年10月の新車販売台数が大変な状況に陥ってるそう。トヨタ自動車でも20%以上の新車販売の落ち込みを記録。

でも個別車種の販売台数を見ていくと、更にヤバい結果ということが判明。マスコミは台風の影響や駆け込み需要の反動と分析してますが、都合よく消費増税のタイミングに合わせて下がるはずもない。

そこで今回カーギークでは2019年10月の新車販売ランキングをいろいろ考察していこうと思います。果たして増税や自然災害以外にも「理由」はあるのか?

ルーミーやタンクなどの販売は堅調

まずは新車販売ランキング上位の台数をチェックしていこうと思います。

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2019年10月の上位5車種はこちら。カローラ、シエンタ、ルーミー、プリウス、タンクの順番。

見事にトヨタ車種ばかりですが、つい先日トップのカローラはフルモデルチェンジしたばかりということが奏功。かなり久しぶりに新車販売1位に返り咲いたということで話題になりました。プリウスも意外と健闘。

一方、シエンタ、ルーミー、タンクはコンパクトなファミリカーの需要が根強いことを象徴してます。軽自動車はうーん…という人は未だに多そう。消費増税が行われたものの、ジャンルとして非常に底堅いものが読み取れます。

だから上位陣の新車販売台数を見る限り、「下げ止まってるからランク上位に残った」と表現した方が良さそう。逆に考えると、新車販売全体が落ち込んでることも同時に読み取れます。

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車種によっては販売台数8割減

一方、ランキング下位の車種を見るともっと悲惨な結果になってて笑えます。いや、自動車メーカーやディーラーさんは笑えないか。

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例えば、ハリアーは5割強の販売減。フォレスターも6割近い減少。新型クラウンに至っては7割以上の減少。どれも車両価格が比較的割高。消費増税の影響はお金持ちにも一定の影響を与えてそう。

とはいえ、後半の2車種はフルモデルチェンジしたばかりなので、確かに自然災害の生産減が多少は影響してそうですが、更に下位のランクを見ていくと月販1000台も売れてない車種がてんこ盛り。

もちろん2019年10月以前のランキングを見ると、40位台であっても月販1000台を超えてる車種の方が多かった。マスコミが主張するように自然災害だけでは説明がつかないでしょう。本当に最近のテレビ・マスコミは自民党を批判しないよなぁ。

新車販売の伸び悩みはモデル末期車種が多いから?

続いてランキング10位前後の台数を見ていこうと思います。ここを見ると何故2019年10月の新車販売が大きく落ち込んだ理由が読み取れそう。消費増税や自然災害などが全ての影響ではなさそう。

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結論から入ると、ランク5位以下は。アクア、ヴォクシーは約5割減。ヴィッツやフリード、セレナは約3~4割減とそれなりに大ダメージを負ってることが分かります。ただし、具体的な車種を見ていくと「別の側面」が見えてきます。

例えば、フリードはマイナーチェンジを10月半ばに行ってる。いずれ新車販売ランキングは盛り返すはずですが、逆に言うと同月は「買い控え」も多かったのかも知れない。

他にもヴィッツは新型ヤリスとして2020年2月にフルモデルチェンジする予定。アクアもフルモデルチェンジが近いと言われており、次期ヴォクシーや前述にハリアーのフルモデルチェンジも近いと言われてる。

このように2020年には新型ハスラー新型ソリオ新型ミライ新型フィットもフルモデルチェンジを控えるなど、現状は「モデル末期」の車種が意外と多い。もちろん値引きが大きく見込めるなどモデル末期車はお買い得ではあるものの、やはり商品力という点では新型車より見劣りする。

軽自動車の落ち込みはエグい

だから、2019年10月の新車販売台数が全体で数割落ち込んだとしても、それは自動車メーカーが意図的に消費増税後にテコ入れするタイミングを意図的にずらしてることも大きいです。それだと消費者も無理して駆け込み的に新車は購入しない。

とはいえ、自民党政権が消費増税を行った影響は大きい。

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例えば、軽自動車の新車販売を見ると、ランク上位の車種でもほぼ5割減。先程の普通車はランク上位が「現状維持」を貫いていたこととは対照的。

ホンダ・N-BOXですら5割近い減少。ダイハツ新型タントもフルモデルチェンジしたばかりですが、まさかのスズキ・スペーシアに敗北。意外と新型タントは人気がない?と車好きには衝撃を与えました。おそらくスペーシアギアといったSUVモデルが健闘してるのか。

デイズもフルモデルチェンジしたばかりですが、ダイハツ・ムーブに肉薄してる状態。新型ムーヴはフルモデルチェンジを控えたモデル末期車。タントもデイズも自社登録が多かったとしても、さすがに減りすぎな印象は否めない。

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もちろん新型デイズは非常に優れた最新鋭の自動ブレーキを用意するものの、ホンダ新型N-WGNと比較した場合、標準装備してるグレードの多さが全く異なる。新型N-WGNはエントリーモデルからに対して、新型デイズは最上級モデルのみ。その違いが影響か。

とはいえ新型N-WGNも不具合連発で生産終了するなど目も当てられませんが、どのみち消費者の紐は固くなってる証拠。軽自動車も売れないのは本当にキツい。日本政府は消費増税したのであれば、もっと別の所得に関する減税も同時に行って欲しいところ。

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