2020年はゴーンの珍走劇など波乱の幕開けでした。確かに日本の司法制度はまあまあ腐ってますがさすがに草。一方、日本政府が裏で日産を援護してたかのように話してますが政府は役立たずと言うか、結果的に日産が追い込まれてる状況に見えるのは気のせいか?
他にもトランプ大統領がイランに攻撃を仕掛けるなど第三次世界大戦が勃発する不安もありましたが、現状だとそこまでの戦禍は起きる可能性は低くなりつつありそう。とはいえ、アメリカ国民は再びこんなアンポンタンにまた投票するんでしょうか?
一方、年末年始には『ONE PIECE』でラフテルの正体が明らかにされるなど、筆者は漫画考察サイト・ドル漫をメインに更新してました。ただこれも少し落ち着きつつあるため、テキトーな記事でリハビリしつつカーギークの更新も増やしていければいいなと思います。
ということで2019年12月の新車販売ランキングをチェックしていこうと思います。どうやらフルモデルチェンジしたばかりの新型タントの販売台数がヤバいことになっているそう。
タントの販売台数がヤバすぎ?
まずは2019年12月の軽自動車の販売台数ランキング。
結論から書くと、1位がN-BOXの16865台。2位がスペーシアの12270台。3位がデイズの10105台。4位がタントの8081台。新型タントは前月に2万台を売り上げてたこともあって、なんとマイナス6割減。個人的にタントの販売台数はこのまま堅調に推移すると思ってたので、めちゃくちゃ意外。
他の軽自動車がせいぜい1割減に留めてることを考えると対照的。いわゆる自社登録の類いをしていたとしか思えない。それでも2019年夏にフルモデルチェンジしたばかり。ましてや天下のタントの販売台数が、ここまで極端に落ち込む状況とは?
最近ダイハツはコンパクトカーの販売に力を入れてる。これが原因かなと最初は考えたんですが、スズキもソリオを販売してるので言い訳にはならなさそう。実際、トールの販売台数も1229台と前年比で6割減。タントのリコールの情報もない。
かつてカーギークではダイハツ新型タントの試乗レビューで割と褒めましたが、どうやら世間的にはタントのデザインは受けてないのかも知れない。そのため思ってるより早くタントのマイナーチェンジが行われる可能性が高いか。
一方、ムーブの販売台数もパッとしませんが前月比では微増。やはりムーブキャンバスの恩恵が大きそう。また今年2020年に次期ムーブのフルモデルチェンジも予定するなど、いわゆるモデル末期。いずれ挽回できそうですが、タントの失敗を見る限りは不安も残りそう。
ちなみに、そこそこ好調に見えるデイズですが次期デイズルークスはフルモデルチェンジを機に、どうやら「デイズ」の名前を取る模様。そのため今後の新車販売ランキングでデイズは順位をそれなりに落とすはずです。
カローラとライズが1・2・フィニッシュ
続いては普通車の2019年12月の新車販売ランキングをチェック。
まず上位5車種を上から見ていくと、1位のカローラが9186台。2位のライズが9117台。3位のプリウスが7566台。4位のシエンタが7279台。5位のフリードが6520台。
軽自動車のランキングと違って、順当に2019年に発売された直後の車種が目立ちます。思った以上にライズが人気でトヨタ的にも嬉しい誤算か。カローラはセダンやワゴンなど複数取り揃えてるため、実質的にライズが一位と言っても良かったか。
ちなみにライズはオークションで大量に販売されるなど新古車も目立つようですが、「新型車が中古車市場に流れる理由まとめ」などもご参照ください。納期を考えると正規の購入者には許しがたいですが、メーカー側からすると「販売台数の水増し」以外にも理由がありそう。
増税の影響で1割2割減の車種が目立つ
続いては6位以下の普通車の新車販売ランキングをチェック。
6位がノート、7位がルーミー、8位がRAV4、9位がアクア、10位がアルファードといったランキングになります。先程のシエンタやフリードを含めて、ルーミーのようなコンパクトサイズの新車が安定して人気。
ノートはさすがに「e-POWER」の商品力に若干息切れ感も見えますが、次期ノートはフルモデルチェンジで三列シート化する噂もあるため、これまでの先駆者の成功例を考えると今後は期待は持てそう。ゴーンなど政治的な問題だけが不安要素。
アクアもモデル末期だけあって販売台数は振るいませんが、次期アクアのフルモデルチェンジは2021年頃を予定してるため、2020年の新車販売ランキングでは引き続きパッとしない可能性が高そう。そう考えると、しぶとく売れ続けるプリウス人気がヤバい。
他にもエクストレイルやハリアーの販売台数は4割5割も減少。この理由もモデル末期が影響。実際、次期エクストレイルや次期ハリアーは2020年の初夏以降に発売されると言われており、現行モデルの商品力の古さや弱さも目立つということ。
マツダの販売戦略はどうなん?
それ以下のランキングもテキトーにチェックしておくと、ソリオの販売台数は3308台。2015年発売という古さを考えると、前年比で1割減に留めてるのは底堅い人気が読み取れます。ちなみにスズキ新型ソリオのフルモデルチェンジは今年2020年夏を予定してるとか。
インプレッサも意外と人気ですが、ノアはヴォクシーに後塵を拝してる。当初は次期ノアがメインでフルモデルチェンジし、それを機にヴォクシーが販売終了すると言われていましたが、このランキングを見る限りは流動的かも知れない。
一方、マツダ新型CX-30の販売はそれなりに堅調。いずれカーギークでも新型CX-30の試乗記事をレビューしたいと思いますが、価格帯の高さなどが不安視されてたものの「人気」と表現して良さそう。ただし、CX-30で割りを食ってるのがCX-3ではなく、実はCX-5。
実際、CX-5の2019年12月の新車販売台数を見ると912台。まさかの1000台を割り込む。CX-5の発売年は2017年とそこまで古くないにも関わらず、前年比で7割減。そのため「マツダ」というブランドを購入したがる人を増やさない限り、車種同士で需要が動くだけなのでしょう。
マツダの販売戦略は各自動車メディアでやいやい言われてますが、確かに確実に成功を収めてるかと言うと…?
コメント