最近、三菱自動車は試乗評価も高い新型エクリプスクロスや新型デリカD5のフルモデルチェンジなど次々と新型車を投入していっております。そのため日本国内での新車販売も上向いております。
そこで今回カーギークでは三菱新型RVRのフルモデルチェンジ最新情報を取り上げたいと思います。BセグメントサイズのSUVと、ジャンル的には最も売れそうな車種ですが、現行RVRの販売台数は正直イマイチ。
ただフルモデルチェンジ後の新型RVRは大幅に進化を遂げる模様。
三菱新型RVRの発売時期は2020年後半
まず最初に取り上げるフルモデルチェンジ情報はやはり「発売時期」。
結論からサクッと説明すると、三菱新型RVRの発売時期は2020年頃を予定しております。
今年は前述のように新型デリカD5のフルモデルチェンジが行われる可能性が高く、また来年2019年には新型パジェロのフルモデルチェンジが待ち構えているとされる。三菱自動車の新型車投入のスケジュール日程は誰が見ても過密。
そのため消去法的に三菱新型RVRのフルモデルチェンジは2020年頃まで遅れる可能性があるということ。現行RVRは2010年に発売されたため、次期モデル投入まで約10年の期間を要するカタチ。
初代RVRがフルモデルチェンジするまで約11年かかったので、それを考えたら別に不思議でもなんでもないのか。
新型RVRは日産のプラットフォーム「CMF-B」を採用する?
この新型RVRはかねてから三菱自動車がフルモデルチェンジの計画を発表している。
具体的にはSUV戦略を打ち出しており、その中で新型RVRは最小コンパクトに位置付けられてる。大型サイズが新型アウトランダー、中型サイズがエクリプスクロス、小型サイズがRVR…という流れ。
○三菱新型RVRの予想主要諸元まとめ
- 全長…4160mm
- 全幅…1775mm
- 全高…1600mm
- ホイールベース…2670mm
そのため三菱新型RVRはフルモデルチェンジ後はサイズがやや小さくなると予想されております。次期RVRのサイズ感的には、ホンダ・ヴェゼルやトヨタ・C-HRよりほんのちょっと小ぶりな程度。
○次期RVRは日産新型ジュークの兄弟車に?
更に面白い情報があります。
既に見出しでネタバレしちゃっておりますが、新型RVRは三菱独自のプラットフォームではなく、実は日産が開発してる新型プラットフォーム「CMF-B」を採用する可能性が指摘されてる。
つまりプラットフォームが共有されるってことは、三菱・RVRは今後日産新型ジュークの兄弟車になる可能性が高いということ。
ご存知のように今の自動車業界で既に三菱が日産の完全子会社化になって久しい。三菱自動車が単独で開発したのは前述のエクリプスクロスかデリカD5と言われており、もはや日産自動車との共同開発は自然な流れ。
これに新型RVRもご多分にもれず。そのため非常に日産自動車の特色も色濃いフルモデルチェンジになることは間違いない。
新型RVRは完全なピュアEV仕様になる?【フルモデルチェンジ予想】
そして、新型RVRのフルモデルチェンジ情報で最も衝撃的なのが「完全なピュアEV」として発売されるという情報。
実際、既に三菱は2015年度の決算発表において「次期RVRはEVとしては発売する」と公言済み。また日産自動車との共同開発の情報も加味すれば、なおさら真実味が帯びそう。
新型RVRはサイズ感的に日産リーフと酷似しており、そのままそっくりフルモデルチェンジ後は移植すれば良さそう。たださすがに「ピュアEV一本で勝負する」のは無謀と言わざるを得ない。
やはりEV化すれば価格がめちゃくちゃ割高にならざるを得ない。ましてや更に小型化される情報などもあるなど、新型RVRはあくまでコンパクトSUV。さすがに価格が300万円台半ば以上となると、消費者はそれなりにシビアな判断を下すでしょう。
○新型RVRのEV化はあくまで選択肢のひとつ?
そのため次期RVRはフルモデルチェンジ後も、引き続きガソリンエンジン(163PS/25.5kgm)は採用されるはず。また日産のe-POWERを搭載したハイブリッド車を発売するものの、せいぜい「EVは選択肢の一つ」に留まるのではないか?とカーギークでは予想。
そもそも兄弟車の新型ジュークはPHEV化すら情報がないため、それにも関わらず三菱次期RVRが一足飛びで日産車を超えてくるのかという疑問も。もし新型RVRがEV化されるのであれば、当然新型ジュークが先駆けてEV化する可能性が高いでしょう。
一応、現在EV版RVRで情報として上がっているのは、前後の駆動輪に電気モーターを配してツインモーター方式が採用されると見られてる。三菱は新型エクリプスクロスでも好評だったように、独自の4WDシステム「S-AWC」を持ってる。
これらを組み合わせれば、どんだけすごい車ができるかは素人でも一目瞭然。新型RVRのEVモデルは、非常に高い環境性能と走破性能の高さが両立する可能性が高い。もし実現化・市販化されれば、非常に面白いフルモデルチェンジになりそう。
フルモデルチェンジ後のデザインは相当イカす?【予想デザイン画像】
最後は次期RVRのデザインをチェックして、今回のフルモデルチェンジ記事を終わりたいと思います。
最初に現行RVRのフロントマスクを再確認しておくと、こんな感じ。少し前にダイナミックシールドが採用されてカッコ良くなりましたが、細かい部分をチェックするといかんせんヘッドライトなどはそのまま。
そのため現行RVRにはまだ「野暮ったさ」みたいなもんは残されております。じゃあフルモデルチェンジ後の新型RVRはどういったデザイン・エクステリアに変貌するのか?一応、既にTMSで次期RVRのコンセプトカーは出品済み。
「eX Concept」と呼ばれるコンセプトカーが、新型RVRのエクステリアになると予想されてる。
かなりパンチがきいたデザインではあるものの、ダイナミックシールドをしっかり採用してる点など、実はコンセプト感は薄い。そしてなにより、実は新型デリカD5のフロントマスクも似たようなルックスが採用される予定。
そのためフルモデルチェンジ後の予想デザインとしては、意外と確度が高いとカーギークでは見る。非常に切れ長のヘッドライトや存在感があるデイライトやエアダクト周辺のデザインなど、新型RVRの市販車版でも踏襲されるはず。
新型エクリプスクロスも非常にカッコいいデザインだと思いましたが、次期RVRのデザインと比べるとどこか落ち着いた雰囲気すら感じるのが不思議。もしかすると今後の三菱車はフルモデルチェンジ後の新型RVR顔がベースになる可能性もある?
ちなみに新型CX-3 フルモデルチェンジ最新情報や新型ヴェゼル フルモデルチェンジ最新情報、新型ハリアー フルモデルチェンジ最新情報なども併せてご参照ください。
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