日産ジュークは2010年に発売されたコンパクトSUV。当時は奇抜なデザインがかなり話題を呼びましたが、今から考えるとジュークはまさに「SUVブーム」の先駆けだった。現行ジュークは主にヨーロッパで地味に人気だとか。
ただし、日産・ジュークも発売から既に9年目に突入。さすがに車体やエンジンの古さもあって、日本国内での販売は振るわない。新型ジュークの2019年の販売台数は月販300台前後に留まってる。
そこで今回カーギークでは日産新型ジュークのフルモデルチェンジ最新情報をまとめてみたいと思います。果たして新型ジュークが一体いつフルモデルチェンジするのか?奇抜な見た目は変えられてしまうのか?次期ジュークはそもそも発売されるのか?
新型ジュークの発売日は2020年春頃?
まずは「発売日」の最新情報。日産新型ジュークはいつフルモデルチェンジする可能性が高いのか?
結論から書くと、新型ジュークは2019年9月3日にフルモデルチェンジを果たしました。
ただし、ヨーロッパのみでの話。海外では次期ジュークのティザーサイトが7月16日に開設してたものの、未だに日本国内では現行ジュークが発売され続け、次期ジュークの発売時期は不明。
でも、日本国内での新型ジュークの発売日は2020年春頃と予想するのはベストカーの最新情報。
でも現時点では、日本の日産ディーラーには次期ジュークの情報はなにも降りてきてないのが実情とか。しかも、日産ディーラーには現行ジュークの生産終了する旨の通達までなされてると報じるのはマガジンXの最新情報。
だから、もしかすると新型ジュークは日本ではフルモデルチェンジされない可能性すらあります。それでも日産車の売れ筋ラインナップの少なさを考えると、いずれ日本国内でも次期ジュークはフルモデルチェンジするはず…多分。
日産新型ジュークのフルモデルチェンジと前後して、日産・キックスが日本国内で再販されるという情報もあります。さすがにジュークが販売終了するのかも含めて、2019年10月末の東京モーターショーで何かしらのアナウンスはされるか。
【ダサくない】新型ジュークの「次期デザイン」がカッコいい!
続いては「次期デザイン」の最新情報。
当初は偽装てんこ盛りのテストカーやティザービジュアルしかありませんでしたが、新型ジュークは海外では発売済み。だから日本国内でまだフルモデルチェンジしてませんが、次期ジュークのデザインも判明済み。
日産新型ジュークのデザインがこちら。ただし、ノーマルモデルとかではないっぽい。
先代ジュークは奇抜さが目立ちましたが、新型ジュークは良い意味でマイルドさが増した。新型ジュークはキープコンセプト感をしっかり残しつつも、先代ジュークの毒っ気が抜けてこの顔付きだと素直に購入できる人は増えそう。
例えば、新型ジュークのフロントグリルを見ると、日産特有のV字モーショングリルもヘッドライトと絶妙にマッチ。またグリルにはハニカム構造を採用し、ブラックメッキ加飾も新型ジュークの高級感を演出。
○新型ジュークのデザインは「日産リヴィナ」と瓜二つ?
2015年の東京モーターショーに公開された「グリップス」ですが、結果的に新型ジュークのデザインにはあまり反映されてなかったか。トヨタ・C-HRの存在を考えると、グリップスのデザインが割と受け入れられてしまうのに隔世の感がありますが。
一方、新型ジュークの次期デザインは「新型リヴィナ」に似てるかもと予想したカーギークの読みは概ね当たり。新型ジュークと同様にグリルには「ハニカム構造」を採用し、リヴィナと酷似してる部分は少なくない。
ちなみに、新型リヴィナとは東南アジアで販売されてる三菱・エクスパンダーのOEM車。新型リヴィナは2019年2月に発売されたばかり。日産デザインという点では、最近だと新型デイズと並んで最も最近に発売された車種の一つ。
リヴィナに日産のトレンドが反映されてると考えていいはず…という予想は当たりでした。
○新型ジュークはキープコンセプトを踏襲しつつダサさはなし!
新型ジュークのリアデザインがこちら。どうやら当初フルモデルチェンジ情報でささやかれていた「ブーメラン型のリアランプの形状」は採用されなかった模様ですが、現行ジュークと同様にプリッとしたお尻が特徴的。
ただし、現行ジュークは丸みを帯びたお尻をしてますが、新型ジュークのお尻はシャープでどこか角張ってる。そのため「どことなくC-HR似」と表現していたマガジンXの読みは、まさに言い得て妙でした。
また新型ジュークのサイドを見ても、樹脂製のフェンダーアーチモールが巨大化しており、フルモデルチェンジ後は「オフロード感」や「SUV感」が更に強まってる印象です。
一方、現行ジュークと同様に、後部座席ドアのハンドルはサッシュに埋め込まれた構造を採用。逆にCピラーは日産新型デイズのように部分的にブラックアウト化し、最新のトレンドが採用されてる。
他にも新型ジュークはシャークフィンアンテナを採用し、天井部分はトヨタ・スープラのように真ん中だけが凹んだデザインがスポーティーさを演出。
逆に言うと、新型ジュークはフルモデルチェンジ後も「室内は相変わらず狭そう」です。ここらへんは痛し痒しですが、トヨタ・C-HRやカローラスポーツなどが売れてることを踏まえると問題なしか。
○フルモデルチェンジ後の内装は「輸入車の質感」そのもの
そして、新型ジュークの内装デザインがこちら。
あくまでヨーロッパで販売されてる新型ジュークなので日本でも実際に発売されるかは不明ですが、ツートンの内装カラーが非常に映える。ダッシュボード周りもソフトパッドをあしらうなど、質感は完全に輸入車のそれ。
センターコンソールなどは現行ジュークと同様にバイクの燃料タンクなどをモチーフにしてそうですが、メルセデスベンツの内装と言われても気付かないかも知れない。独創的なデザインでありながら、しっかり収まり感も良い。
新型ジュークの「搭載エンジン」はe-POWERがメインに?
最後はフルモデルチェンジ後のエンジンラインナップやプラットフォーム情報を見て終わりたいと思います。
まずはエンジンラインナップ。
新型ジュークにはノートで好評の「e-POWER」がメイングレードになりそう。最高出力109PS、最大トルクが25.9kgmと「2.0Lターボエンジン並」の加速性能を誇るとか。ジュークがBセグメントカーであることを考えたら非常にパワフル。
フルモデルチェンジ後も引き続き、新型ジュークには1.6Lターボエンジンも採用されると見られてますが、「1.5L NAエンジン」は割り切って販売終了になる可能性も。一方、NISMOモデルは新型ジュークでもいずれ用意されるはずです。
他にもヨーロッパ向けマイクラに搭載されている二種類の「1.0L直3ターボエンジン」の可能性も予想されてる。通常版は100PS/16.3kgm、ハイパフォーマンス仕様は117PS/20.4kgmのパワフル仕様。
○新型ジュークのシャシーは次期ノートと共有される
そして、「シャシー」の最新情報。
結論から書くと、日産新型ジュークはルノー新型クリオで導入された「CMF-Bプラットフォーム」に刷新されます。このCMF-Bプラットフォームは日産次期ノートにも搭載され、三菱新型RVRとも共用すると言われてるシャシー。
フルモデルチェンジ後も「コンパクトSUV」に引き続きカテゴライズされますが、新型ジュークのホイールベースがフルモデルチェンジ前より延長してるという噂もあり、室内の狭さは改善される?
こういった事情もあって日産とルノーは簡単に関係を断ち切れない状態とも言えますが、現行ジュークよりも軽量化と高剛性化が図られることは言うまでもなく、フルモデルチェンジ後の走りが楽しみです。
○新型ジュークにも追従ACC付きの自動ブレーキが搭載へ!
また2019年春にフルモデルチェンジを果たした新型デイズの「第二世代プロパイロット」が次期ジュークにも搭載されます。
この第二世代プロパイロットは評判が高く、軽自動車の範疇を超える精度が高い半自動運転機能が備わってる。現行ジュークには普通のクルーズコントロールすら備わっておらず、フルモデルチェンジ後の予防安全性能の大幅進化は必至。
他にも安全装備に関しては、新型ジュークにもサイドカーテンエアバッグなどが「標準装備」されることは想像にかたくない。
ただ新型ジュークの詳細な値段は判明してませんが、おそらく200万円台前半から後半ぐらいの価格帯に収まるとカーギークでは予想。装備面の充実もあってフルモデルチェンジ後は100万円台で購入できないでしょう。
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