スバルの主力車種が「インプレッサ」。海外ではフォレスターが人気ですが、日本では価格帯やサイズ感の手頃さもあってインプレッサ(特に派生車種のXV)の方が売れております。
そこで今回カーギークでは「スバル新型インプレッサのフルモデルチェンジ最新情報」を徹底的に解説したいと思います。
発売日は2022年11月頃?
まずは「発売日」の最新情報。
スバル新型インプレッサの発売日は2022年11月頃になりそう。現行インプレッサは2016年10月に発売されているため、今回のモデル周期は6年程度。
ご存知のように、XVはインプレッサベースで作られた派生SUVでした。でも各社でSUVが売れ筋モデルだけあって、逆に次期インプレッサの方が「新型XVベース」に変わるんだそう。実際、アメリカではXVはインプレッサの3倍以上売れてる計算。
そのため次期インプレッサの発売日もXVより遅れると言われます。新型XVが2022年4月のニューヨークオートショー、新型インプレッサが2022年11月のロサンゼルスモーターショーを予定するなど、やはり発表日も遅れる見通しなんだそう。
特にコロナ禍の影響もあって、新型インプレッサが実際に日本国内に導入されるのは2023年以降に遅れる可能性もゼロではないか。ただ2022年はインプレッサの生誕30周年なので、次期XVも含めて何が何でも発売してくるのではないかと思います。
インプレッサG4は販売終了?
一方、スバル次期レガシィはセダン車のB4は引き続きラインナップされませんが、次期インプレッサG4はどうやらフルモデルチェンジ後も販売される見通しです。
新型インプレッサのフルモデルチェンジ情報は現状少ないので鵜呑みは禁物ですが、今の所インプレッサG4が販売終了するという情報はありません。
ただし現行インプレッサ同様、STIスポーツの設定などグレード展開の多さではインプレッサスポーツが優遇されそう。フルモデルチェンジ後もインプレッサスポーツがメインになるはず。
新型インプレッサの車体サイズは?
続いてはシャシーなどの最新情報を解説します。
スバル新型インプレッサのシャシーは「改良版SGPプラットフォーム」が採用されます。既に現行インプレッサもSGPプラットフォームを採用していますが、新型レヴォーグと同じくフルインナーフレーム構造に進化することで車体剛性が更に高まります。
また次は車高が高いXVベースとなることで、新型インプレッサでは曲がる止まるといった基本性能がより安定的に高まるとされます。そのため新型インプレッサの走りといった動的質感はグローバルカーとしてより存在感を発揮するか。
新型インプレッサの車体サイズは4650×1780×1450mm(全長×全幅×全高)と予想されております。現行インプレッサと比べると、全長が若干伸びると見られます。日本市場を考えるとコンパクトさも重要ですが、新型インプレッサはCセグメントカーとしてより熟成していくはず。
1.5Lターボにダウンサイジング?
続いては「パワートレイン」の最新情報。
新型インプレッサのパワートレインには「1.5L水平ターボエンジン」が搭載されそう。発売時期を考えると最初は次期XVに搭載か。現時点だと確定情報ではないものの、車格から考えるとインプレッサに投入しなければ1.5Lターボはどの車種も投入できないはず。
レヴォーグとの差別化を図るためにも1.8Lターボ以下を投入することは想像に難くないですが、新型インプレッサにも「STI Sport R」といったスポーティーグレードが投入される可能性もあるため、そのグレードには1.8Lターボを投入されるかも知れません。
一方、ハイブリッドモデルの投入は微妙です。トヨタのハイブリッドシステム(THS-Ⅱ)がスバル車にも投入されると言われて久しいですが、価格面も相まって導入されなさそう。
そのため現行インプレッサやフォレスターと同様に、2.0Lエンジンと小型の電気モーターを組み込んだ「e-BOXER」のようなマイルドハイブリッドが引き続き流用される可能性は大です。
安全装備はアイサイトXに進化するが…
続いては「安全装備」の最新情報。
スバル新型インプレッサの安全装備は2020年に新型レヴォーグに初めて搭載された「アイサイトX」に進化します。ハンズオフで半自動運転も可能な代物。次期インプレッサではレベル3の自動運転が初搭載というの噂もあります。
確かに現行インプレッサが発売された際も「歩行者エアバッグ」をスバルで初めて標準搭載するなど、安全装備の面でも大きな話題を呼びました。ホンダ・レジェンドで初めて実現されたレベル3並の自動運転を、次期インプレッサに初搭載してもおかしくはないか。
ただし、新型インプレッサも「アイサイトXが標準装備されることはない」と思います。レヴォーグですらそうであったように、「アイサイトX搭載のグレード」と「現行アイサイト3を引き続き搭載するグレード」に最低でも分けられるはず。
次期デザインはどうなる?
続いてはデザインの最新情報。
新型インプレッサのデザインは「次期XV」がベースになりそう。そのため新型インプレッサは若干SUV風味が残ったデザインに仕上がるとか。スバルが標榜するコンセプトで「BOLDER」が顕著に織り込まれることはほぼ確定的。ヘッドライトも「コの字型」が強調されるはず。
新型インプレッサのデザインとして参考になるのは、一足先にフルモデルチェンジする次期WRX。フェンダーアーチモールやフロントバンパーなど、かなりブイブイいわせてるデザインですが、新型インプレッサの基本デザインはこれに近くなるやも?
ただ現行レヴォーグを筆頭に最近のスバル車はどんどん悪目立ちしたデザインが増えてるため、新型インプレッサももう少しエッヂが効いたデザインに仕上がる可能性もあります。
一方、内装デザインもやはり次期XVがベースになるはずです。
新型インプレッサの価格帯は300万円超え?
続いては価格の最新情報。インプレッサスポーツとG4の値段は基本的に同じはず。
結論から言うと、新型インプレッサの価格帯は2WDが215~245万円前後、4WDモデルは更に+30万円前後の245~275万円前後と予想してみる。STIスポーツも引き続き設定されるとしたら、その価格は265~305万円前後になるか。
一方、アイサイトX搭載グレード(EX)は12.3インチの超巨大ディスプレイなども付いてくるため+40万円ほど加算されるので、2WDは260~285万円前後、4WDは285~315万円前後になるとそれぞれ予想してみる。
もし1.5Lターボエンジンのみに集約されると仮定すると、現行インプレッサの1.6Lと2.0Lの値段の中間ぐらいに収まるはず。そのため新型インプレッサの価格帯はそれなりに割高になると思いますが、それでも現行2.0Lの値段を大きく超える可能性も低そう。
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