【最新情報】新型ハイエース フルモデルチェンジまとめ【2019】

つい先日、「商用バンが何故速いのか?」という自動車記事も執筆しましたが、日本が誇る商用バンと言えば、やはりトヨタのハイエース。このハイエースは海外でも意外と人気であり、例えば開発途上国に行けばバスやタクシー代わりにハイエースが使われている印象。

実は、自動車メーカーは一般的に想像される乗用車ばかりではなく、こういった商用車の需要も非常に重要。トヨタだと年間数百万台規模で商用車を売っていた気がします。

そこで今回カーギークが取り上げるのが「新型ハイエースの最新フルモデルチェンジ情報」。具体的には次期300系ハイエースに関する最新情報。

現行ハイエースが発売されたのが2004年。そのため2018年現在、ハイエースは14年近くフルモデルチェンジしてない計算。やはり次のフルモデルチェンジでどれだけ進化するのが気になるところ。

ちなみに今回のフルモデルチェンジ情報は「ハイエースバン」が基本的にメインであるため、乗用車版の「ハイエースワゴン」の情報とは若干異なる部分も少なくないので注意しながら読んでみて下さい。

新型ハイエースの発売時期は2019年10月ごろ【フルモデルチェンジ予想】

最初は「新型ハイエースの発売時期」から解説していこうと思います。トヨタはいつ頃フルモデルチェンジする予定なのか?

結論から書いちゃうと、トヨタ新型ハイエースバンの発売時期は2019年10月頃と見られております。

フルモデルチェンジ情報に定評があるマガジンXを読むと、「国内では2019年10月の発売が計画されている」と断定的に言及されてるため、比較的確度が高い情報と考えて良さそう。乗用車版のハイエースワゴンも同じタイミングでフルモデルチェンジするものと予想されます。

実際、既に2017年11月に現行ハイエースは一部改良済み。そこでは自動ブレーキシステムを標準搭載したり、現行ハイエースは装備面を充実させるテコ入れを図ってる。そこから一年足らずでフルモデルチェンジする可能性は低いでしょう。

また2019年秋ごろは「東京モーターショー」がちょうど開催される。そこでトヨタ的には新型ハイエースも一つの目玉として売り出したいと考えているのではないか、とカーギークでは予想してみる。

ただし、新型ハイエースの発表そのものは2019年の早い段階で行われる可能性はありそう。どのみち本格的にフルモデルチェンジ情報が明らかになっていくのは、少なくとも2019年以降であることは間違いなさそう。

新型ハイエースはフルモデルチェンジで「セミキャブオーバー」に進化?!

続いては、次期ハイエースのフルモデルチェンジ情報の目玉。

さっそく結論から書くと、トヨタ新型ハイエースはキャブオーバー型から「セミキャブオーバー型」に変形します。セミキャブオーバーとは何ぞや?と頭をかしげる人も少なくないと思うので、まず現行ハイエースの形状を確認してみましょう。

(トヨタ現行ハイエース)

トヨタ現行ハイエースは「キャブオーバー」と呼ばれるタイプの構造をした自動車。「これぞ1BOX」と言えるほど、形状が見事に直方体状。後ろも前もストンと垂直に切り立ってるデザインの商用バン。

(トヨタ現行アルファード)

一方、セミキャブオーバーとはトヨタだとアルファードやヴェルファイア、ノア・ヴォクシーといった車種の自動車を指します。「セミキャブオーバー≒ミニバン車」と考えると非常に分かりやすいはず。

つまり、2019年のフルモデルチェンジによって新型ハイエースは「いわゆるミニバン車」のようなデザインに変形します。

残念ながらトヨタ新型ハイエースのデザインは判明していないものの、次期ハイエースのテストカーを見る限り、サイドやリア周りは完全にミニバン風。ヘッドライトも若干釣り上がっており、現行ハイエースとは似ても似つかないものであることは間違いない。

○セミキャブオーバーにフルモデルチェンジすることのデメリットとは?

じゃあ新型ハイエースが「セミキャブオーバー」にフルモデルチェンジすることによって何が変わるんでしょうか?

まずは今回のフルモデルチェンジによって衝突安全性が高まります。

何故なら、セミキャブオーバーは前方にボンネットフードが存在するため、その分だけ衝撃が緩和される。新型ハイエースは「クラッシャブルゾーン」と呼ばれるものが現行ハイエースより大きくなる。働き方改革が注目される中、ドライバーの安全面が高まることは労働者にとって朗報。

一方、セミキャブオーバーはキャブオーバーと比べると室内空間が狭くなるのがデメリット。やはりボンネットが存在する分だけ、運転席が後ろに移動せざるを得ない。特にハイエースは商用車だけあって大きなデメリットとは言えそう。

実際、新型ハイエースの予想主要諸元を見ておくと、荷室長はフルモデルチェンジによって3000mm→2380mmに減少します。全長は4695mm→約4800mmに拡張されるものの、それだけボンネット下にエンジンを移すことのデメリットは大きい。

またホイールベースが長くなるメリットはあるものの、新型ハイエースは最小回転半径も長くなって小回り性能が悪化してしまう。特に日本の道路事情を考えたら、今回のフルモデルチェンジはハイエースにとってデメリットが一見すると目立ちます。

○フルモデルチェンジ後も「現行200系ハイエース」は併売

だから新型ハイエースのフルモデルチェンジに関して、トヨタ自動車は結構四苦八苦していた模様。

そのため次期300系ハイエースにフルモデルチェンジされた後も、現行の200系ハイエース(キャブオーバー型)の販売は続けるらしい。まさに苦肉の策。ただ現行200系ハイエースは「仕事の効率」にあまりに特化しすぎてる感はあるのも現実。

最近でこそようやく現行ハイエースに自動ブレーキシステムが搭載されましたが、やはり衝突安全性は見劣りする。実際、海外の商用バンの多くは既に次期ハイエースのような「セミキャブオーバー」が主流。

考えてみると、日本はミニバン車がムダに売れすぎている国。だったら、なおさら日本人が本来使い慣れているはずの「次期300系ハイエース」のような商用バンが売れていいはず。その背景には「過度な仕事至上主義」がありそう。

そう考えると、今回のフルモデルチェンジで変化したトヨタ新型ハイエースを嘆くよりも、むしろ変えるべきは日本人全体の考え方や価値観なのかも知れません。いっそ国が200系ハイエースのようなキャブオーバーを規制してもいいぐらい。

新型ハイエースバンは1ナンバーサイズに拡大!

最後のフルモデルチェンジ情報は、新型ハイエースの搭載エンジンなどをチェックして記事を終わりたいと思います。

まずは次期300系ハイエースの主要諸元。先程も少し触れましたが、新型ハイエースバンの車体スペックは4800×1880×1980mm(全長×全幅×全高)と予想されてる。現行ハイエースの全幅は1700mm以下のため、新型ハイエースはフルモデルチェンジ以降は1ナンバーサイズに拡幅されます。

そのため現行200系ハイエースの「スーパーGL(ロングワイド)」のグレードが標準サイズになるような感じか。フルモデルチェンジ以降は全幅はかなり広がるので、セミキャブ化で狭くなった室内や荷室空間をそこで補おうとする意志も垣間見えます。

だから結果的に、新型ハイエースのトータルの荷室や室内空間がどこまで狭くなるかは実際に見てみないと分からない可能性も。

○新型ハイエースワゴンの全長はどこまで長くなる?

一方、乗用車版のハイエースワゴンはフルモデルチェンジ後も「4列シート」が配されてる模様。

そのため現行ハイエースワゴンですら全長が5.3メートルを超えることを考えると、新型ハイエースワゴンの全長はそれを上回ることは必至。まさに新型ハイエースワゴンはほぼ小型バスになる可能性も?

さすがにそれは言い過ぎにしても、少なくともフルモデルチェンジ後の新型ハイエースワゴンの全長は5.5メートルぐらいまでは伸長しそう。

新型ハイエースはフルモデルチェンジでアップサイジング?

新型ハイエースはセミキャブオーバー化と安全装備の拡充によって、おそらく車重の増大は避けられない。そのことも影響してるのか、フルモデルチェンジ後のラインナップが特徴的。

具体的には、新型ハイエースバンのエンジンは「3.5L V6ガソリンエンジン(2GR型)」「2.8L直4ディーゼルターボエンジン(1GD-FTV型)」の二種類が用意される模様。フルモデルチェンジ後は整理されるカタチ。

2.8Lディーゼルターボは同じエンジンが引き続き搭載されるものの、現行ハイエースバンのガソリンエンジンは2.7Lと2.0Lしかラインナップされていないので、まさにアップサイジングのフルモデルチェンジ。

これは先日、試乗レビューしたトヨタ新型ヴェルファイアとおそらく同じ3.5L V6エンジン。そのためフルモデルチェンジ後のハイエースバンは、非常にパワフルなエンジンに換装される可能性。

ただ正直、商用バンの燃料がプレミアムガソリンってどうなんだろう…。もしかすると次期ハイエース向けにレギュラー仕様に改造される可能性もありそうです。

新型セーフティーセンスはフルモデルチェンジと同タイミング

ちなみに先程は既に現行ハイエースに自動ブレーキが追加されたとお伝えしましたが、あくまでセーフティーセンスPと呼ばれる自動ブレーキ。それは数年前に発売されたこともあって、現在としてはやや古い性能。

そのため新型ハイエースはフルモデルチェンジを機に「第二世代セーフティーセンス」に刷新される可能性が高そう。この新型セーフティーセンスは、ACC機能や夜間での歩行者の認識など安全性は非常に高めてくれる高性能な自動ブレーキシステム。

たびたびニュースで報じられているように、仕事中の交通事故も少なくありません。特にトヨタ・ハイエース乗りは多い。事故が減れば経営者の負担も減ります。予防安全性が高まることは、様々な方面で重宝されることでありましょう。

トヨタ的には新型ハイエースが売れるか売れないかは賭けだと思いますが、日本人全体でもっと安全を重視する風土が根付くといいなと思います。

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