【2019】トヨタ新型ハイエース フルモデルチェンジ最新情報まとめ【セミキャブオーバーに大変身】

日本が誇る商用バンが、やはりトヨタの「ハイエース」。

このハイエースは海外でも意外と人気。例えば開発途上国に行けばバスやタクシー代わりにハイエースが使われてることもしばしば。

実は自動車業界では一般的に想像される乗用車ばかりではなく、ハイエースのような商用車の需要も新車販売では大きな割合を占めてる。トヨタだと年間数百万台規模でハイエースのような商用車を売っているとか。

(カートップ7月号 交通タイムス社)

そこで今回カーギークでは「トヨタ新型ハイエースの最新フルモデルチェンジ情報」を取り上げたいと思います。現行ハイエースは200系なので、今回取り上げる新型ハイエースは「300系」。

既に新型ハイエース300系の実車が日本国内でも走っており、トヨタ本社にも展示されてるとか。果たして新型ハイエースはいつごろフルモデルチェンジするのか?

【予想情報】新型300系ハイエースの発売時期は2019年10月発売か?

最初は「発売時期」の最新情報。トヨタ新型ハイエースはいつ頃フルモデルチェンジする予定なのか?

結論から書くと、トヨタ新型ハイエースの発売時期は2019年10月頃と予想されてます。一方、フルモデルチェンジ情報に定評があるマガジンXによると「新型ハイエースの発売時期は2020年4月にズレ込む」といった最新情報も。

何故なら、ちょうど2019年10月に安倍政権が「消費税を10%に増税」するから。ハイエースの売上の大半はフリート需要だと思われますので、やはり車両本体価格が問答無用で引き上がるのはマイナス要素。

次期ハイエース以外だとホンダ次期N-WGNやダイハツ次期タントのフルモデルチェンジなども発売時期が早められましたが、現時点だとトヨタ新型ハイエース300系のフルモデルチェンジが逆に前倒しされる可能性は低そう。

とりあえず、2004年に発売された現行200系ハイエースは足掛け15年目以降にフルモデルチェンジされる計算。それだけに新型300系ハイエースが次のフルモデルチェンジでどれだけ進化するのが気になるところ。

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【最新情報】新型ハイエースは「セミキャブオーバー」に進化!

続いては、次期ハイエースのフルモデルチェンジ情報の目玉。

さっそく結論から書くと、トヨタ新型ハイエースはキャブオーバー型から「セミキャブオーバー型」にフォルムが変形します。セミキャブオーバーとは何ぞや?と頭をかしげる人も少なくないと思うので、まず現行ハイエースの形状を確認。

(トヨタ現行ハイエース)

トヨタ現行ハイエースは「キャブオーバー」と呼ばれるタイプの構造をした自動車。「これぞ商用1BOX」と言えるほど見事に直方体のフォルム感。後ろも前もストンと垂直に切り立っており、いわゆるフロントノーズがない。

(トヨタ現行アルファード)

一方、新型300系ハイエースの「セミキャブオーバー」はトヨタ車だとアルファードやノアといった車種の自動車が該当します。要するに「セミキャブオーバー≒ミニバン車」と考えると非常に分かりやすいかも知れない。

キャブオーバーとセミキャブオーバーは、車体のフォルム以外にも「エンジンの位置」も微妙に異なります。

現行ハイエースは運転席下にエンジンが配置されてるのに対して、新型ハイエースは運転席より前にエンジンが配置される。つまり、新型ハイエースの前方部分に新たにボンネットができてフロントノーズが長くなります。

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○【次期デザイン】新型300系ハイエースはプロエース風に仕上がる?

要するに新型300系ハイエースは「いわゆるミニバン車」のようなデザインに変形すると分かりやすいです。

(トヨタ新型ハイエース 最新画像 ミネウォ@スターワゴン)

そこで日本国内でいち早くスクープされた写真を見ると、トヨタ新型ハイエース300系のデザインはこんな感じになります。

マガジンXの予想通り、トヨタだとノアのフロントマスクに似通ってる雰囲気。ノア・ヴォクシーはどんどんフロントマスクが華美になってることを踏まえると、新型ハイエース300系は非常に好感度が持てる清潔感があるデザインと言えそう。

おそらく乗用車版のハイエースワゴンも地味に売れそうな匂い。

(トヨタ新型ハイエース リア最新画像 ミネウォ@スターワゴン)

トヨタ新型300系ハイエースのサイド&リア画像がこちら。ノア・ヴォクシーと比べると、新型ハイエースはとことん真四角・直方体。ここらへんは実用性を極めた商用車の雰囲気は漂います。

一方、トヨタ新型300系ハイエースの内装デザイン(UAE仕様)がこちら。乗用車版だともう少し質感が高まると思いますが、コックピット感が強まってシフトノブなど操作性が向上してそう。

○セミキャブオーバーにフルモデルチェンジするデメリットとは?

じゃあ新型ハイエースが「セミキャブオーバー」にフルモデルチェンジすることで何が変わるのか?

結論から書くと、今回のフルモデルチェンジによってハイエースの衝突安全性が高まることが最大のメリット。

セミキャブオーバーは前方にボンネットフードが存在するため、その分だけ衝突時の衝撃が緩和される。いわゆる「クラッシャブルゾーン」と呼ばれるものが現行ハイエースより大きくなる。

働き方改革が注目される中、ドライバーの安全面が高まることは労働者にとって朗報。

一方、新型ハイエースは室内空間が狭くなることがデメリットとして挙げられます。

やはり従来のキャブオーバーと比べると、前方のボンネット部分だけ運転席が後ろに移動させざるを得ない。結果、セミキャブオーバー居住スペースや荷室スペースが減少してしまうため、ハイエースのような商用車は大きなデメリット。

実際、新型ハイエースの荷室長はフルモデルチェンジによって3000mm→2380mmに減少すると見られてる。全長は4695mm→約4800mmに拡張されるものの、ボンネット下にエンジンを移すことのデメリットは大きい。

300系ハイエースはホイールベースが長くなるため荷室幅や荷室高は今回のフルモデルチェンジで拡幅されるといった情報もありますが、逆に最小回転半径も長くなって小回り性能が悪化してしまうのも難。

今回のフルモデルチェンジはハイエースにとって「商用車的なデメリット」も目立つか。

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【フルモデルチェンジ】新型ハイエースバンは1ナンバーサイズに拡大!

続いては「主要諸元」の最新情報。

新型300系ハイエースバンの車体スペックは4800×1880×1980mm(全長×全幅×全高)と予想されてます。

新型300系ハイエースはTNGA設計に元に開発された新型プラットフォームが採用。もしかすると先駆けて次期ノアや次期アルファードに投入されているのかも。結果、フルモデルチェンジ後は1ナンバーサイズに拡幅される予定。

現行200系ハイエースの「スーパーGL(ロングワイド)」のグレードが標準サイズになるような感じか。フルモデルチェンジ以降は全幅はかなり広がるので、セミキャブ化で狭くなった室内や荷室空間をそこで補おうとする意志も垣間見えます。

またフロント部分はストラットサスペンション(現行200系はダブルウィッシュボーン)が採用され、300系ハイエースの乗り心地はフルモデルチェンジによって快適性が増してるという指摘も。リアサスはそのままリーフリジッド。

他にもディスクブレーキ(現行200系はドラムブレーキ)に変わるなど、トヨタ新型300系ハイエースは「ドライバー重視の進化」も見られるとか。

○新型ハイエースは「4ナンバーサイズ」を維持?

  • 全長…4695mm
  • 全幅…1695mm
  • 全高…1985mm
  • ホイールベース…2550mm

ただし、一方で新型ハイエースは4ナンバーサイズにとどまるという情報も。4ナンバー車の定義が「4700×1700×2000mm」なので、新型ハイエースも基本的に現行モデルと同じ車格感を維持する可能性も。

新型ハイエースの外観デザインはフロントノーズが伸びるため車内空間がやはり気になりますが、この問題はフロントシートのスライド量を増やすことで現行ハイエース並の広さに対応する予定とか。

だから、どうやらフルモデルチェンジ後も現行ハイエースと比べると車格的にはあまり変化しない?

一方、乗用車版のハイエースワゴンはフルモデルチェンジ後も「4列シート」が配されてる模様。現行ハイエースワゴンですら全長が5.3メートルを超えており、フルモデルチェンジ後の新型ハイエースワゴンの全長は5.5メートルぐらいまでは伸長しそう。

【フルモデルチェンジ済み】海外版ハイエースはもっと巨大すぎてヤバいwww

前述のように、トヨタ・ハイエースは海外でも発売されてて割と人気。ハイエースが新車販売台数の5割6割を占める国(とりわけ東南アジアや中南米)もあるとか。

だからトヨタも日本以上に今回のフルモデルチェンジでは力が入っており、既に海外向けの新型300系ハイエースの詳細をフィリピン国内で先駆けて発表済み。

(カートップ4月号 交通タイムス社)

ただし、海外向けの新型ハイエースはめちゃくちゃデカいwww

海外版ハイエースではショートモデルでも全長が5265mm。全幅が1950mm、全高も1990mmとそれぞれ2メートルに迫る勢い。

(カートップ7月号 交通タイムス社)

ロング・ハイルーフモデルに至っては全長が5915mm。まさか6メートルに迫るサイズ感。先代ハイエースと比べても、余裕で50cm以上も伸長。ホイールベースは3860mmと4メートル近い。

やはり今回のフルモデルチェンジで新型ハイエースがセミボンネット化されたことが影響。現行ハイエースの車内空間を維持しようと考えると、必然的に車体サイズ全体が拡大してしまうらしい。

(カートップ4月号 交通タイムス社)

海外向けの新型ハイエースの中身に至っては、ほぼ完全な小型バス。もちろん現行ハイエースワゴンにも10人乗りのグランドキャビンが発売されてますが、それを遥かに上回るシートの数がハンパない。

だから、もし日本で海外向けの新型ハイエースを運転するには中型免許以上を取得する必要があります。ただし、あくまで海外仕様なので日本国内では導入されないとされてます。さすがにここまで巨大だと完全に別車種。

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【フルモデルチェンジ】新型ハイエースは3.5L V6にアップサイジング?

新型300系ハイエースはセミキャブオーバー化と安全装備の拡充によって、おそらく車重の増大は避けられない。そのことも影響してか、フルモデルチェンジ後の搭載エンジンに変更点も見られます。

具体的には、新型ハイエースバンのエンジンは「3.5L V6ガソリンエンジン(2GR-FKS型)」「2.8L直4ディーゼルターボエンジン(1GD-FTV型)」の二種類が搭載される予定。

2.8Lディーゼルターボは現行ハイエースと同じエンジンが引き続き踏襲されるものの、ガソリンエンジンは2.7Lと2.0Lしかラインナップされていないので、今回のフルモデルチェンジでは「アップサイジング」されるカタチ。

新型3.5L V6エンジンは先日、カーギークで試乗レビューしたトヨタ新型ヴェルファイアと同じもの。他にも現行レクサスGSに搭載されており、新型ハイエースバンは今回にフルモデルチェンジで非常にパワフルなエンジンに換装される可能性。

ただし、マガジンXの最新情報では日本国内でV6エンジンは設定されないとのこと。

確かに商用バンの燃料がプレミアムガソリンってどうなんや?というカーギークの不安は的中。そのため新型300系ハイエースはディーゼル一択に絞られるとか。

フルモデルチェンジ後も「現行200系ハイエース」は併売

だから新型300系ハイエースは良くも悪くも巨大にフルモデルチェンジされます。それ故に「日本向けの商用車」としては不利に働く面も少なくない。

そこでハイエースは次期300系にフルモデルチェンジした後も、現行の200系ハイエース(キャブオーバー型)の販売は続ける可能性も指摘されてます。まさにトヨタにとって苦肉の策。

また200系ハイエースと300系ハイエースの併売で顧客が混乱しないように、今回の新型300系ハイエースは「グランエース」「グランハイエース」という別車種として販売する情報も流れてるほど。

とはいえ、海外の商用バンの多くは既に新型300系ハイエースのような「セミキャブオーバー」が主流。現行200系ハイエースのような安全性無視の商用車は排除される傾向にあり、いっそ日本政府がキャブオーバーを規制してもいいぐらい。

考えてみると、日本はミニバン車がムダに売れすぎている国。だったら、なおさら日本人が本来使い慣れているはずの「次期300系ハイエース」のような商用バンが売れてていいはず。

そう考えると、遅かれ早かれフルモデルチェンジするトヨタ新型300系ハイエースが日本国内でもいずれ主流になっていく可能性は高そうです。

第二世代セーフティーセンスはフルモデルチェンジと同タイミング?

最後は「安全装備」の最新情報。

結論から書くと、新型ハイエースはフルモデルチェンジを機に「第二世代トヨタセーフティーセンス」に刷新される可能性が高そう。この新型セーフティーセンスはACC機能や夜間でも歩行者を認識できるなど、非常に高性能な自動ブレーキシステム。

ニュースでたびたび報じられているように、仕事中の交通事故も少なくありません。特にハイエース乗りは多く、事故が減れば経営者の負担も減ります。予防安全性が高まって誰も困る人はいない。

一方、2017年11月に現行ハイエースには「セーフティーセンスP」と呼ばれる少し古いタイプの自動ブレーキが搭載されてる。でも2019年後半や2020年はタイミング的にマイナーチェンジが行われてもおかしくない。

そこで新型300系ハイエースのフルモデルチェンジと合わせるカタチで、現行200系ハイエースに「第二世代トヨタセーフティセンス」が2020年前後のマイナーチェンジで導入される可能性もあるか。

トヨタが現行200系ハイエースをいつまで併売するか分からないので何とも言えませんが、今後も販売を続けるんなら現状維持は有り得ないでしょう。

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