スズキの人気コンパクトカーが「ソリオ」。2015年8月にフルモデルチェンジして早4年以上が経過しますが、モデル末期であっても月販2000台以上を売り上げるなどスズキ車のドル箱車。
そこで今回カーギークでは「スズキ新型ソリオのフルモデルチェンジ最新情報」を徹底的に解説しました。既に次期ソリオのティザーサイトはオープンし、11月初めぐらいからスズキディーラーにもカタログが置かれていた模様。
発売日は2020年12月4日?
まずは「発売時期・発売日」の最新情報。
スズキ新型ソリオの発売日は2020年12月4日でした。当初は12月25日とベストカーなどは発売時期を伝えてましたが、思ったより早くフルモデルチェンジします。現行ソリオは2020年10月頃にオーダーストップ状態されてたのでそこまで遅れるのも不自然な話でした。
とりあえず新型ソリオのモデル周期は約5年半になりそう。
新型ソリオのデザインがカッコ良く進化
続いては「次期デザイン」の最新情報。
まずはノーマルグレードの新型ソリオ。フルモデルチェンジ後はかなりデザインがカッコ良くなってる印象。先代ソリオはちょっと古くさい軽自動車という雰囲気も拭えませんでしたが、全体的にスクエア感が出て洗練されてる雰囲気。
ヘッドライトもLED部分のデイライトが縁取るように配置されてて無難にカッコいい。
おそらくライバルのトヨタ・ルーミーなどを研究した感じが伺えます。軽自動車のホンダ・N-BOXユーザーも思わず食指が動きそうなデザイン。
○新型ソリオバンディットのデザインはダサい?
続いては新型ソリオバンディットの画像。
正直先代ソリオバンディットはちょっと微妙だと思ってたんですが、フルモデルチェンジ後はかなり洗練されてる印象。ヘッドライトはキープコンセプトの匂いも漂いますが、随所に凹凸感があって迫力があって飽きさせない。これぞカスタム系グレード。
フロントグリルはワゴンRスティングレーを彷彿とさせますが、新型ソリオバンディットを全体で見ると「いいな」と思わせる。有名人の愛車一覧でも触れてるYouTuberのヨシダヨシオはダサいと酷評してましたが、ワゴンRスティングレーが相対的に更にダサく見えてしまう。
ちなみに個人的に予想していた「スペーシアギア」のようなデザインには仕上がりませんでした。そういった新グレードの展開もなし。とりあえずフルモデルチェンジ後は、ノーマルソリオとバンディットのデザインは良い感じに棲み分け出来てる感じ。
新型ソリオの内装はどうなる?
続いては「内装デザイン」の最新情報。
まずはノーマルグレードの内装。
フルモデルチェンジ後も引き続きセンターメーターを採用するようですが、先代ソリオと違ってインパネ周りは「左右非対称」となる模様。白が差し色として効いてて飽きさせない。コンソール部分などはスッキリ仕上がってて、新型ソリオの運転席周りは広くなってるか。
中央の液晶ナビのサイズは9インチとまずまずの大きさ。
天井部分にはサーキュレーターも上級グレードに標準装備される模様。
続いてはソリオバンディットの内装デザイン。
価格差はほとんどないので当然ですが、ベースデザインはノーマルソリオと同じ。それでも先代ソリオバンディットと同じくシックな感じに仕上がってる模様。
新型ソリオの車体サイズは拡大も…
続いては「主要諸元」の最新情報。
新型ソリオの車体サイズは3790×1645×1745mm(全長×全幅×全高)になります。フルモデルチェンジ前より全長が+80mmほど伸長。トヨタ・ルーミーの全長3715mmを更に上回るサイズ感を確保。
一方、室内の広さは2500×1420×1365mm(室内長×室内幅×室内高)。室内長は-15mmと減少してるんですが、その分だけ荷室長が+100mmに拡大してます。
例えばフルモデルチェンジ後は、スーツケースも縦置きに置くことも可能になってる模様。ソリオに限らずですが、スズキ車全般は荷室が狭いイメージがあるんですが、今後はいろいろ改善していくのでしょう。
事実、新型ソリオのクォーターウィンドウ(小窓部分)はフルモデルチェンジ前より拡大してる。先代ソリオでは縦に若干細長かったので、ここらへんはライバルのルーミーを強く意識したのでしょう。おそらく新型ソリオはルーミーより開放感が強そう。
一方、室内高は+5mmとやはり拡大してるものの、全幅室内幅ともにフルモデルチェンジ前と変わってないので、新型ソリオでも5人乗り(後席3名乗車)は引き続きしんどい気がします。そこらへんスズキは「小回り性能」を重視したって感じなんでしょうか。
新型ソリオのカタログ燃費は?
続いてはパワートレインの最新情報。
新型ソリオの搭載エンジンは「1.2L直4ガソリンエンジン」が引き続き採用されます。スペックは最高出力が91PS、最大トルクが118Nmとフルモデルチェンジ前と変わらず。
また同エンジンにISGと呼ばれる小型モーターが組み合わさる仕組み(いわゆるマイルドハイブリッドシステム)は同じ。一応、モーター走行可能な領域を増やすそうですが、電気モーターのスペックはまだ不明。
新型ソリオの変速機はCVTを採用し、カタログ燃費はWLTCモードで19.0~19.6km/Lになります。
一応、非マイルドハイブリッドの廉価グレード「G」が設定されますが、新型ソリオもマイルドハイブリッド搭載の「MX」や「MZ」が売れ筋グレードになりそうです。
フルハイブリッドは販売終了へ
一方、先代ソリオに途中で導入されたフルハイブリッドは消滅します。当初はマイルドハイブリッドとフルハイブリッドが併売されると報じられていましたが、結果的に間違いでした。変速機は5AMTから「CVT」に変更されるといった情報も間違い。
ただ次期ソリオではフルハイブリッドの販売比率を「30%」まで高めたいとも報じられているので、新型ソリオもモデル途中でストロングハイブリッドが投入される可能性も。最近の自動車業界の構図も考えると、トヨタのTHS-Ⅱの搭載も期待したいところ。
とりあえず、走りの面で新型ソリオはスペック上の大きな進化は見られません。
次期ソリオの安全装備は?
続いては「安全装備」の最新情報。
新型ソリオの安全装備は「ステレオカメラ式の自動ブレーキ」が引き続き標準装備(G除く)されます。誤発進抑制機能など当たり前の機能は各種搭載され、サイドカーテンエアバッグなども全車で標準装備されます。
一方、現行ソリオも追従クルーズコントロール(ACC)を搭載してるものの、今回のフルモデルチェンジで「全車速域の追従クルーズコントロール(ACC)」が全車標準装備(廉価グレードGを除く)されます。
トヨタ・ルーミーも追従ACCは設定はされるものの、割高なカスタム系にしか標準装備されてないので、ソリオのほうがお得と言えそう。
ただし、車線逸脱は「警報」のみとなります。ここはトヨタ・ルーミーと変わらないんですが、そこらへんは性能を落とすことでコストを下げてるのかも知れない。
また新型ソリオでもヘッドアップディスプレイが上級グレードに設定されるもよう。スズキがやたらと推したがる機能ですが、個人的にそこまで必要性を感じない機能だったりします。
新型ソリオの価格一覧
続いては「価格」の最新情報。
- ソリオ・G…158万1800円
- ソリオ・ハイブリッドMX…185万0200円
- ソリオ・ハイブリッドMZ…202万2900円
- バンディット・ハイブリッドMZ…200万6400円
- 4WDモデルは+12万円
スズキ新型ソリオの価格一覧がこちら。ストロングハイブリッドが消滅したことで、パット見の値段は少し安くなったように見えるかも知れませんが、新型ソリオの価格帯は全体的に上昇してます。
例えば、MXとMZは+3~4万円ほどフルモデルチェンジ後は割高になってます。廉価グレードのGの値段は+13万円ほど割高になってる上、相変わらず自動ブレーキなどが非装着のため特に割高感が強いかも。
ただ商品力そのものがアップしてる。そこまで気になるほどの価格上昇幅でもないでしょう。室内が拡大し、安全装備も向上。外観デザインも洗練されたことで、先代ソリオを購入するか迷ってた人は素直にハンコをポンと押せそうです。
コメント
新型ソリオの正面画像良くできているでしょう?
私が制作しましたよ(*^^*)
本当ですか?(笑)
確かにすごく良く変わってると思います。
先代ソリオは正直トヨタルーミーと比べると見劣りしてましたが、
新型ソリオは見劣り感は一切ないと思います。
むしろ胸を張ってソリオのほうがいいと言えるレベルです。