トヨタのLクラスミニバンが「アルファード」と「ヴェルファイア」。
2000年代に登場して以降、今や高級ミニバンとして定着しました。2019年12月にビッグマイナーチェンジを施して以降も、車両価格の割に特にアルファードは新車販売台数ランキングでも常に上位に位置します。
そこで今回カーギークでは「トヨタ新型アルファード・ヴェルファイアのフルモデルチェンジ最新情報」をまとめてみました。
発売日は2023年初夏?
まずは「発売時期」の最新情報。
トヨタ新型アルファードの発売日は2023年以降と見られます。車格がひとつ下の新型ノア・ヴォクシーが2022年1月にモデルチェンジするんですが、次期アルファードの発売時期もそこから半年から一年程度は間が空くと見られます。
当初は2022年中のフルモデルチェンジが予定されていましたが、半導体不足などが原因で発売時期が大幅に遅れる模様です。現行アルファードは2015年1月に発売しているため、モデル周期としては8年以上とサイクルとしては割と長め。
事実、トヨタ新型アルファードは2022年5月に一部改良が施されます。具体的にはブラインドスポット警告やリアクロストラフィック警告などが標準装備されます。他にも特別仕様車のシート表皮の素材やメーターリングのデザインが変更されるそう。
だから、新型アルファードの発売時期としては2023年5月前後になる可能性が高いはず。
ヴェルファイアは「販売終了」へ?
一方、各自動車メディアによって既報ですが、ヴェルファイアだけは販売終了される可能性が高いです。
理由はシンプル。アルファードよりも不人気だから。
個人的にもヴェルファイアの方がずっと人気だったイメージも強かったですが、近年ではアルファードが販売台数で上回ってる。当初は法人需要が多かったアルファードですが、デザインが一新されたことで一般ユーザーにも浸透。
逆にヴェルファイアのデザインはクセが強すぎたのか、2018年を境に新車販売台数ではアルファードと逆転する状態が続いてる。トヨタは数年前から「ラインナップの整理縮小」を進めており、ヴェルファイアは2023年のモデルチェンジを待たずに販売終了か。
新型アルファードとレクサスLMの発売時期は同じ?
その代わり、アルファードは「別の車種」が新たな兄弟車になりそう。
それが「レクサス新型LM」。レクサス新型LMは2019年の上海モーターショーで初お披露目された高級ミニバン車。価格はなんと2000万円超え。既に中国では発売されており、いずれ日本国内にも導入されるという噂があります。
実際、レクサス新型LMのサイドやリア周りを確認すると、特徴的なピラーやサイドウィンドウの形状などがアルファードと同じ。レクサス特有のスピンドルグリルを除けば、ヘッドライトなどむしろ両者の違いを探す方が難しいほど。
レクサス・LMとトヨタ・アルファードは兄弟車と言って何ら支障はないでしょう。「トヨタ新型ランドクルーザーとレクサス新型LX」「トヨタ新型ランドクルーザープラドとレクサス・GX」といった関係性で考えると分かりやすいはず。
このレクサス新型LMのフルモデルチェンジは2023年以降と言われており、その際に日本市場にも導入する可能性が指摘されてます。つまり、トヨタ新型アルファードの発売時期とまさに合致するため、レクサス・LMの国内投入の可能性も俄然高まっているか。
次期アルファードのプラットフォームは?
続いてはプラットフォームの最新情報。
トヨタ新型アルファードのシャシーは「GA-Kプラットフォーム」が採用されます。ただし、いわゆるロングホイールベース版が投入される見通しです。既に海外ではハイランダーのシャシーに使用されており、これが次期アルファードにも適用される模様。
一方、新型ノア・ヴォクシーと同じGA-Cプラットフォームの改良版が流用されるという情報もあります。結局ミニバン用TNGAプラットフォームが開発されていたのかよく分かりませんが、新型アルファードでは少なくとも既存のシャシーのロングホイール版が応用されそう。
そのため新型アルファードのホイールベースは3000mm前後まで拡張されるため、三列目シートの居住性や積載性といった実用面でも向上しそう。また低重心化が図られて現行比で全高が10mmほど下がることで、モデルチェンジ後は操縦安定性が増すはず。
また現行アルファードでは「エグゼクティブラウンジ」という最高級グレードが発売されて話題になりましたが、それを上回るVIPグレード(価格1000万円)が新たに追加される噂もあります。他にも「GRブランド」も次期アルファードには用意されてる予定。
新型アルファードの「次期デザイン」は更にゴリゴリに?【リーク画像】
続いては「次期デザイン」の最新情報。
トヨタ新型アルファードの予想デザインがこちら。
巨大なギラギラのメッキグリルが採用されるなど基本的にはキープコンセプトですが、変更点も多い。例えば、ヘッドライトはやや細型に成形されます。Aピラーの位置や角度が調整されることで、いわゆる三角窓の面積が拡大して視界性が更に改善しそう。
また特徴的だった真ん中のBピラーは、無難にブラックアウト化されます。一般的なミニバン車と同じく、サイドウィンドウが一続きに繋がったデザインに変更されます。スズキ・ワゴンRなどもパクったデザインでしたが、サイドの雰囲気は大人しく仕上がります。
フルモデルチェンジ後もオラオラ感やギラギラ感を残しつつも、一般受けする素直さが取り入れられたデザインに仕上がっている模様です。
一方、リア周りのデザインは、横一文字型に繋がったリアコンビネーションランプが採用されます。現行アルファードはウルトラマンの釣り上がった目玉みたいなデザインでしたが、レクサス・UXから始まる「最近の流行り」がしっかり取り込まれている模様。
またナンバープレートを取り囲むように「特徴的なメッキガーニッシュ」が施されているのも目を引きます。現行アルファードやヴェルファイアは悪趣味なギラギラ感がありましたが、フルモデルチェンジ後は「洗練されたデザイン性」を感じさせます。
また内装面では更に上質感が追求され、マッサージ機能やオットマンなど、二列目シートの快適性は更に追求されそう。またチップアップ式の三列目シートは新型ノア・ヴォクシーと同様、左右に格納させる際の操作性が改善しそう。
アルファードに派生モデルが登場?ヴェルファイアは存続?
続いては「派生モデル」の最新情報を解説します。
どうやら新型アルファードには【エアロ仕様】の派生モデルが発売されそう。
当初から噂されていましたが、ヴェルファイアに置き換わるモデルになりそう。さしずめアルファードカスタムとでも名乗る?とはいえヤリスクロスやカローラクロスのようにほぼ別車種と呼べるものではないため、あくまで「グレードの一つ」と表現するのが正しい気もしますが。
具体的には、フロントグリルに新型ランドクルーザーのようなメッキトリムの横ルーバーが配置され、左右の巨大なダクトと一体化したような顔付きが採用される模様です。新型ノアの顔付きから更にゴリゴリのメッキ感を強めたような感じか。
現行アルファードにもエアロ仕様が発売されていましたが、それよりも露骨にデザインに差別化を図ってくる模様です。ノアにもデザインを差別化したエアロ仕様が用意されていたことから、新型アルファードでも既定路線とは言えそうです。
またヴェルファイアは結局存続される説もあります。つまりアルファードの派生モデルは発売されないという見立てもあります。事実、ものの、根強いヴェルファイアファンはいるはず。
とはいえ、既にグレード展開が露骨に減少されているため、ヴェルファイアの販売終了はやはり既定路線ではありそう。ノア・ヴォクシーも結局は併売されましたが、販売台数ではヴォクシーがノアを上回っていた。でもヴェルファイアはアルファードより販売台数が劣っている。
新型アルヴェルの「搭載エンジン」はどうなる?
続いては「パワートレイン」の最新情報。
トヨタ新型アルファードの搭載エンジンは「2.5L直4ガソリン&ハイブリッド(A25A型)」「2.4L直4ターボ(T24A型)」の合計3種類になります。
2.5Lと排気量は全く同じですが、現行アルファードの2AR型から最新型のA25A型に進化します。これはTNGA設計のもとで開発された「ダイナミックフォースエンジン」と呼ばれる次世代エンジン。従来と比べて、VVT-iEを搭載することで燃費性能や加速性能がアップ。
具体的にはガソリンモデルには「A25A-FKS」、ハイブリッドには「A25A-FXS」がそれぞれ搭載されます。
ガソリン車のA25A-FKSのスペックは最高出力は151kW(203PS)/6600rpm、最大トルクは25.5kgm(250Nm)すら4800rpm。
ハイブリッド車のA25A-FXSの最高出力が135kW(184PS)/6000rpm、最大トルクが22.5kgm(221Nm)/3800~5400rpm。電気モーターは143PS/300Nm。現行アルファードと比較するとそれぞれ大幅にパワーアップ。
また新開発の「2.4L直4ターボエンジン(T24A型)」のスペックは320PS/45.0kgmを予定。280PS/43.8kgmという情報もあります。そのためこれと置き換わるように、現行アルファードに搭載される3.5L V6エンジンは廃止されます。
1モーター式のマイルドハイブリッドシステムが採用される情報もありましたが、結果的には誤報でした。
結局、新型アルファードPHEVは発売されるのか?
一方、「プラグインハイブリッド(PHEV)」はどうなるのか?
トヨタは2030年までに新車販売の大半を「電動車」にすると公言してる。そこにはMIRAIのような燃料電池車が含まれるものの、やはり今後はプラグインハイブリッド車がメインになると考えるのが自然でしょう。実際、新型アルファードに「PHEVモデル」が投入されるとかねてから噂されてる。
ただし、現状だと「新型アルファードPHEV」に関する情報は少ないです。高級車との相性は決して悪くないのでいずれ投入されると思いますが、次のフルモデルチェンジでPHEVモデルが発売される可能性は…。
一応、トヨタ新型エスティマが2023年以降を目処に復活する情報が流れており、BEVモデルやPHEVモデルとして生まれ変わると言われてます。
コメント
次期デザインがこれだったら超ダサすぎ!
購入を考えていたが絶対買わない。
トヨタが新型トヨタアルファードを超えるLLサイズの高級ミニバンを出すみたいですよ!
トヨタミニバンの皇帝アルフアード、ウ”エルファイア販売7年なっても販売維持続けていますね、来年5月アルフアードフルモデルチェンジされますね、スポーティなイメージのウ”エルファイアが存続する噂だニューマガジンXが出ています。公式サイトhttp://mag-x,comアルフアードに顔違いそしてトヨタアルフアードの弟分ノア、ウ”オクシーも兄弟車として販売しています。アルフアード、ウ”エルファイアは東京小池百合子都知事が白のアルフアードハイブリッドの公用車若大将こと加山雄三さんも仕事用運転手付きの白のウエルファイアハイブリッドも乗っています。この間BSプレミアムで放送した加山さんの復活若大将でウ”エルファイアハイブリッドを後席から降りるシーンを見ていましたよ。次期アルフアードエンジンは売れ筋2.5ダイナマミックフォースエンジン、ハイブリッドそして新エンジン2.4ターボエンジンが登場ですねV63.5エンジンからダウンサイジングスタイルも間違いない。