【まとめ】期間工から正社員登用されるにはどうすればいいか?【自動車】

自動車期間工」は短期間でお金を稼げる職業として知られていますが、言っても短期間の有期雇用。

もちろん同じ自動車メーカーの生産ラインでずっと働くことはできません。現実はには何度も満了と採用を繰り返して、期間工として働き続けてる猛者もおります。ただ、やはり期間工から正社員登用されたいのが本音。

そこで今回は「期間工から正社員」になるにはどうすればいいか?などを徹底的に考察してみました。必ずしも上手くいくとは限らないものの参考にして読んでみて下さい。

期間工から正社員になるための最低条件

まずは期間工から自動車メーカーの正社員になるための最低条件。

○期間工として一定期間働き続けることが重要

結論から書くと、期間工として最低でも半年から1年以上は働き続けることが最低条件として挙げられます。

要するに満了まで働くのが大前提。確かに期間工をすぐ辞めちゃうような人を、自動車メーカー側からしたら正社員に登用したくはないでしょう。当然、遅刻やズル休みなどは厳禁。勤務態度が良好と言い換えてもいいかも知れません。

当たり面っちゃ当たり面の話ですが、期間工として長く働き続けられる人だけが正社員試験を受けることが可能。自動車メーカー側が正社員が大量に欲しいなら、最初から期間工を募集してませんからね。

○正社員登用は年齢も重要

あとは正社員登用される上では「年齢」も重要になってきます。「40代50代でも期間工になれるか?」という記事でも触れましたが、やはり自動車メーカーの正社員として働く以上は年齢は無視できません。

やはり正社員には定年が存在するため、あと10年で辞めざるを得ない人を自動車メーカーが正社員雇用したくはないのが本音。正社員として長く働いてほしいからこそ若い期間工が欲しいのが本音。

そのため一般的に期間工から正社員登用されるのは「35歳ぐらいまで」が限界かも知れないとは一般的に言われております。そのため40代以上の期間工の方が正社員登用されるケースは多くはないのが現実だと思います。

期間工から正社員に登用される人は少ない理由

ただ期間工から正社員に登用されるケースは、そもそも全体的に多くありません。

理由はシンプル。何故なら期間工を満期で終える人があまり多くないから。つまり正社員に登用される以前に、そもそも期間工を辞めちゃう人も少なくない。

期間工の仕事は流れ作業。どうしても合う合わないが露骨に顕著。いくら給料が良くても、割と仕事放棄してしまう期間工の方も少なくない。

○正社員試験を受けるには上司との人間関係が大事

また期間工が流れ作業とはいえ、メーカー側の上司との円滑な人間関係はそれなりに求められます。

正社員になれば完全にメーカー側の人間になるので当然の話ですが、正社員試験を受けるには「上司の推薦」が必須なメーカーも多い。あまりにコミュ障をこじらせると期間工から正社員になるのはしんどいでしょう。

例えば後述するトヨタ自動車の場合、ミーティングなどで積極的な発言や改善案の提言などが継続的に求められる。

だから単なる期間工として言われるがまま黙々と働いても、正社員への道は絶望的かも知れません。他にもメーカーのイベントや催し物に参加したり、飲み会への参加も積極的に務めなきゃいけないことも。

特に最初から正社員登用されることを大前提で期間工になった場合、やる気や意気込みだけが空回りして挫折するケースも多いらしい。期間工として働くなら、まずは目先の仕事とお金を頑張る必要があるようです。

正社員登用されても期間工の方が待遇は良い?

じゃあ正社員登用されてハッピーかというと、一概にそうとも言い切れません。

理由はシンプル。期間工時代より待遇が体感的に悪化することもあるから。

何故なら、期間工時代にあった満了金といった一時的なボーナスが支給されなくなる。期間工はあくまで非正規雇用。そのため正規雇用されれば福利厚生が更に充実するため、様々な部分で天引きされる。

結果的に正社員登用されて総支給額は増えても、手取り額が期間工時代より減ることが一般的。もちろん正規雇用の方が昇給などの面で優遇されてはいるものの、体感的にはちょっとガッカリ感はあるかも知れない。

当然、期間工より正社員になった方が仕事に対する責任の重さも違う。また由々しき問題ではあるものの、期間工より正社員はサービス残業も少なくない。目先のお金が得られる期間工時代と比べると、社会人として成長する以上に辛さは増します。

正社員登用されやすいおすすめの自動車メーカーはどこ?

また期間工から正社員登用されやすい自動車メーカー、逆に正社員登用されにくい自動車メーカーが存在します。

何故なら新車販売台数や国内生産台数はメーカーによって違う上、それぞれ経営方針といった背景や事情が異なります。

当然、正社員登用されやすい自動車メーカーに期間工として入った方がそもそもお得に決まってる。そこで各々の自動車メーカーの特徴を解説してみたいと思います。

○日産自動車の期間工は正社員雇用されるか?

まずは日産自動車の期間工。

どうやら場所によって異なるものの、日産自動車は割と正社員登用されやすいメーカーらしい。

追浜工場や栃木工場などは年間15名程度に留まっている模様ですが、日産自動車九州(日産車体九州)などは積極的に期間工を正社員登用しているとのこと。年間にすると100名以上?

理由はシンプル。

日産九州はアメリカで生産していた人気車種・エクストレイル(ローグ)の生産をつい数年前に移管したから。他にも日産九州は売れ筋のセレナなども生産してる。

要するに忙しい。しかも来年2019年には次期エクストレイルがフルモデルチェンジする予定のため、日産九州の生産ラインは更に忙しくなること請け合い。

つまり日産九州に限っては、特に期間工から正社員登用されやすいと考えられます。ただ日産自動車は海外生産の比率が高い自動車メーカーのため、そこら辺は今後注視していく必要はあるでしょう。

○スバルの期間工は正社員雇用されるか?

続いてはスバル。フォレスターといった人気車種を生産している自動車メーカー。

スバルで期間工から正社員に登用されたのは「年間およそ100名以上」に登るとのこと。スバルの公式サイトでも、期間工から正社員にキャリアアップできるよう促すページもあるぐらいですから充実。

ただスバルの正社員試験は意外と倍率が高め。

スバルの期間工は優秀かつ長続きしてる人も多いのか、応募者もそれなりに多い。また試験もそれなりにシビアなのか、そのため正社員試験の合格率だけ見れば門戸はそれなりに狭い模様。

ただスバルは特に国内生産が多い自動車メーカーとして知られてる。いきなり生産工場が海外に移るといった心配は少なめ。むしろ新車生産台数を日本国内で賄えないから、海外の製造工場を作ってるほど。そういう点でスバルの期間工は色んな意味で頑張れると思います。

○マツダの期間工は正社員雇用されるか?

続いてはマツダ。やはりスバルと同様に国内生産が多い自動車メーカー。

マツダの期間工は年2回ほど正社員試験が用意されており、若い期間工が正社員登用されているケースは多いそう。マツダも期間工から正社員に比較的なりやすい自動車メーカーかも知れません。

ただマツダの正社員試験の合格率は20%と、それなりにハードルは高め。特に若い期間工が多いため中高年の期間工は厳しいか。またマツダの生産工場は広島県にあるため、もし正社員に登用されれば広島県に定住することが大前提。

でも正社員になれば退職金は1000万円以上もらえるなど、平社員であっても魅力的な職場のはず。

○トヨタ自動車の期間工は正社員雇用されやすいか?

続いてはトヨタ自動車。日本が誇る大自動車メーカー様であります。

それだけあって、トヨタが期間工から正社員登用される門戸が一番広い自動車メーカーと言えます。

実際、トヨタグループ全体で正社員登用は年間1000名の目標に掲げてる。正社員試験も年間4回とダントツに多いのも特徴。もし期間工から正社員を目指すなら、まず第一候補に浮かぶのがトヨタ自動車と言っても過言ではありません。

◆トヨタ自動車の正社員登用は意外と難しい

ただ現実には、トヨタが期間工を正社員登用してる人数は年間数百名程度に留まっている模様。何故なら期間工から正社員合格までのハードルは意外と高いから。期間工と同じようなノリで行くと辛い。

まず期間工から一足飛びで正社員にはなれず、「準社員登用試験」を受ける必要がある。そこに合格してトヨタの「契約社員」として登用されなけばいけません。そこに合格してようやく正社員登用試験を受けるスタートラインに立つことができる。

つまりトヨタで正社員雇用されるには、期間工からは「二度試験」に合格する必要がある。

もちおrん準社員登用試験を受けるためにも、期間工として1年半近くは勤務し続ける必要がある。年齢などのことを考えると、正社員目的でトヨタの期間工として働く場合は忍耐力がまずは求められそうです。

さらなる詳細は「トヨタの期間工は本当におすすめなのか?」といった考察記事も御覧ください。

○トヨタ自動車系の部品メーカーは正社員雇用されるか?

ちなみに、期間工は自動車メーカー本体だけではありません。特にトヨタ自動車の場合、アイシンAWといった様々な部品メーカーを傘下に収めております。

例えば「アイシンAW」の場合、トヨタ自動車よりも期間工から正社員登用した人数は多め。2012年度が220名だったのに対して、2015年度は679名とトヨタ本体と比べると3倍超の規模を誇ります。

特にアイシンAWは40代50代の期間工が正社員登用されてるケースもあって、幅広く夢があるおすすめのメーカー。最近は変速機などをアイシン製に変更してる自動車メーカーもあって、今後も更に期待できそう。その分だけ技術面での能力が求められる模様。

○日野自動車の期間工は正社員雇用されるか?

続いては日野自動車。

日野自動車はトラックなどを主に生産している自動車メーカー。あまり知られていませんが、こちらもトヨタの子会社。そのためトヨタの新車販売台数には、もれなく日野自動車分も合算されております。

日野自動車でも多くの期間工を雇用しているものの、およそ年間50名程度が正社員登用されているっぽい。一見すると人数は少なそうですが、日野自動車の生産台数そのものが知れてるため十分多い部類ではないか。

日野自動車は30代40代の期間工でも正社員登用されたケースも割とあるらしい。正社員志望が強い期間工の方にとって、意外と狙い目かも知れません。

○ホンダの期間工は正社員雇用されるか?

続いてはホンダ。トヨタや日産と双璧をなす人気自動車メーカー。

ただホンダはここ数年、国内生産を急激に減らしてるのであまりおすすめしません。既に狭山工場の閉鎖がアナウンスされており、国内の新車販売台数もやや厳しい状況。バイクの製造に関しても厳しいなど、あまり良いニュースは聞きません。

2017年から100名以上を正社員登用するとアナウンスされたこともありますが、そもそもホンダは日本国内で製造工場を維持できるかというレベルのため、もはや期間工や正社員登用以前の話かも。

○三菱自動車の期間工は正社員雇用されるか?

続いては三菱自動車。

クルマに詳しくない方からすると「何か発売してたっけ?」と思われるかも知れませんが、三菱自動車は「新型エクリプスクロス」を最近発売するなど頑張っております。そろそろ次期パジェロもフルモデルチェンジ予定だったりします。

期間工として働く場合は結構おすすめと言われていますが、逆に三菱自動車はこと正社員登用に関しては厳しい雰囲気。トヨタと同じように準社員→正社員というステップを踏む上に、正社員試験の合格率は一桁台とも言われております。

理由はシンプル。

三菱自動車はそこまで売れていないから。正社員として雇用できるキャパシティが限られており、その裏腹として期間工の需要が大きい。でも、三菱自動車の正社員は期間工あがりの方も多いため、決して望み薄ってことではありません。