ついにトヨタ新型クラウンがフルモデルチェンジを久しぶりに行う予定。クラウンは日本を代表する高級セダンだけあって、既にフルモデルチェンジ前から非常に注目されております。
だからということでもないですが、クラウンは日本の警察のパトカー(パトロールカー)に採用されていることが多い。実際、街中でクラウンのパトカーを見かけて震えた人は数知れずでありましょう。
そこで今回カーギークでは「パトカーにクラウンが多く採用されている理由」を考察・解説していこうと思います。
【解説まとめ】クラウンの基本性能が高いから
結論から書いちゃうと、パトカーに求められる基本性能をクラウンが満たしているから。
やはりパトカーは緊急車両。容疑者の車を追跡するなど、それなりに性能の高さが求められる。自動車警邏隊などごく一部のパトカーは時速180km/hまでスムーズに加速しなければいけないとか。
またケガをした被疑者や酔っぱらいを保護するときなど、ゲロや体液などがシートに付着しても丸洗いできるように、パトカー向けクラウンのシート素材は水洗い可能なビニール製のものが採用されているとのこと。
残念ながらパトカーにお世話になったことがないので不明ですが、他にも防犯板や警察無線といった特別な装備も必須。60kgの荷物をトランクに搭載した状態で20万km走っても問題ないかなど、「要求仕様書(納入仕様書)」の中にはエンジンの排気量や乗車定員なども細かく規定されてる。
こういった様々なパトカーの諸条件を満たすのがトヨタ・クラウン。
クラウンには「パトカー専用グレード」があるらしい
そのためクラウンには「パトカー専用のグレード」すらカタログに用意されてるらしい。例えば、ハイエースにも確か幼稚園向けの送迎バスや消防車仕様のグレードも設定されておりますが、パトカー専用のクラウンもそれと似たようなノリか。
実際、いわゆるパトカーと呼ばれる車種の99%はクラウンとのこと。警察白書によれば全国で4万台前後のパトカーが配備されてるらしく、覆面パトカーも含めるともっと台数は存在するか。
一応、全国の警察に納入されてるパトカーは年間1000台もないそうですが、パトカー需要があることは間違いなく、それなりに旨い商売なのかも知れない。
ちなみにパトカークラウンは400万から500万円程度で警察に納入されており、割と正規の価格に近そう。自治体に納入される車などはほとんどが競争入札で選定されてる。また大量に発注して一台あたりの価格を抑えるとされてるものの、実際には知れてそう。
そのためパトカーであってもクラウンはクラウン。正直、「ムダ使いだなぁ」という感想も否めません。
本当にパトカーはクラウンだけなのか?
でも厳密にはパトカーの全部が全部、クラウンというわけではございません。クラウン以外にはスバル・レガシィやスズキ・キザシ仕様のパトカーも探せば意外と見つかります。特徴的なマフラーなのですぐ分かるはず。
ただキザシはまさに少数生産。そのため利益が取れず、いつの間にか販売終了車になってました。だからパトカーに限らず、消防車や救急車なども限られたメーカー(ざっくり言うとトヨタ)に車種が集中するのも致し方ないのか。
また首相クラスの要人を送迎する時に使われるのはレクサス車やメルセデスベンツなども多い。そこらへんは「いわゆる接待用」として警察(というか行政や自治体)が用意している様子。
また「犯罪抑止対策活動車」という防犯目的のパトカーは、スズキ・ソリオやミニバン車など幅広い車種が使用されている模様。例えば軽自動車なども使用されるミニパトカーなんかも好例。そのため一部のパトカーにおいては、そこまで基本性能の高さは求められてなさそう。
ちなみにトヨタ新型クラウン試乗インプレッションは既にレビュー済み。
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