【解説】レクサスがスピンドルグリルがイカつすぎる理由とは?【気になる疑問】

トヨタが誇る高級車ブランドが「レクサス」。最初はアメリカなど海外で人気の火が付き、日本でも2000年代以降に本格的に普及。レクサスは相次ぐ新型車の投入やテコ入れを毎年のように行っております。

レクサス新型ISフルモデルチェンジ最新情報レクサス新型RCマイナーチェンジ情報レクサス新型UX最新情報まとめなども参照。

(レクサスIS スピンドルグリル)

このレクサス車の特徴といえば、やはり「スピンドルグリル」と呼ばれる特徴的なフロントグリルでありましょう。誰もが一度見れば忘れないほどの存在感。逆に目立ちすぎたデザインのため、スピンドルグリルは特に海外だと意外とウケが悪いとか。

じゃあ、何故トヨタはレクサス車にスピンドルグリルを採用したんでしょうか?何故、こういった特徴的なフロントグリルに至ったのか?そこで今回カーギークでは「スピンドルグリルの謎」について解説してみました。

レクサス車にスピンドルグリルが採用されたのは意外と最近

スピンドルグリルの歴史に触れる前に、まずレクサス車が生まれた歴史を簡単におさらい。

レクサスブランドが生まれたのは1989年。ちょうど日本だとバブル真っ盛りの時期だったこともあってか、レクサスは最初アメリカでブランド展開された。現在も基本的に大衆車のイメージがある日本車のイメージを払拭したかったとか。

当時、日本ではレクサスのブランドは展開されてなかったものの、レクサスLSをセルシオ。レクサスGSをアリスト。レクサスRXをハリアーとして販売されておりました。厳密には当時もレクサス車を実質的に購入できた。

ただ、これらの車種からも分かるように、当時のレクサス車には「スピンドルグリル」は採用されておりませんでした。セルシオやハリアーのフロントマスクがあんなドギツいイメージを持ってる人は少ないはず。

○2012年に「レクサスブランド」に統一化するために採用

また2003年に日本国内でレクサスブランドが展開された当初も、やはり当時のレクサス車にスピンドルグリルは採用されてなかった。じゃあ、スピンドルグリルがいつ採用されたのかと言うと、これが2012年のレクサス新型GSから採用された。

既に「レクサス車=スピンドルグリル」のイメージが定着しておりますが、実はスピンドルグリルが登場してまだ10年も経過してない。逆に言うと、それだけスピンドルグリルがレクサスブランドを押し上げた貢献度は大きい。

じゃあ、スピンドルグリルが導入された背景は何があるのか?

簡単に言ってしまえば、理由はレクサスブランドを売り出すため。高級車ブランドほどデザインは画一的。例えば、BMWだとキドニーグリル、アウディだとシングルフレームグリル、ジープだとスロットグリルといったフロントグリルが採用されております。

国産車ですらマツダの鼓動デザインや日産車のVモーショングリルに代表されるように、フロントマスクは統一した方が消費者に対する訴求力が上がる。レクサスの場合、まさにスピンドルグリルがそれだった。

レクサス車の場合、特に当初はトヨタ車との区別が付きにくかった。高級車ブランドで売り出してるはずなのに、これでは大衆車のイメージが付いたまま。それゆえにスピンドルグリルはより差別化を図るためにドギツいデザインになったのかも。

【答え】スピンドルグリルのデザインに特に意味はないらしい

じゃあ、スピンドルグリルの形状やデザインに意味があるのか?

結論から書くと、スピンドルグリルのカタチやデザインに意味はないらしい。

スピンドルグリルの由来は「豊田自動織機」から来てると言われがち。豊田自動織機はトヨタ自動車…もといトヨタグループの本家。繊維機械を作ってひと財産を築き上げ、現在もカーエアコンのコンプレッサーなどを製造してる。

スピンドル(spindle)という英語の意味を直訳するとまさに「紡錘(糸を紡ぐ道具)」。そのためスピンドルグリルのデザインの参考にしてないとは考えにくいんですが、一応、レクサスデザイン部主幹だった稲富克彦は否定してるらしい。

(レクサスGS 初期のスピンドルグリル)

確かにスピンドルグリルは紡錘状に似ているものの、当初のスピンドルグリルは上下のグリルが分離されてた。現在のように一体型ではなかったため、実際どこまで「スピンドル(紡錘)」が参考にされたかは分からないか。

そもそもデザインの意味に言語化を求めても、なかなか難しいのが答え。なんでこのデザインにしたんですか?」と訊いた所で、「え?カッコいいと思ったから」としかデザイナーも答えようがないでしょう。

以上、レクサスのスピンドルグリルの謎でした。

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