【解説】ガソリン車のメリット・デメリットまとめ【自動車】

つい先日、カーギークでは「ハイブリッド車のメリット・デメリットまとめ」という記事を執筆したので、今回はガソリン車のメリットとデメリットを解説していこうと思います。

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世界的に環境規制が強まり、電気自動車や水素燃料電池車が普及し始めているものの、やはり未だに新車販売の大半はガソリン車。いずれ淘汰されていくことは間違いないものの、今更ながらガソリン車の魅力について考察してみましょう。

ガソリン車のメリットやお得なおすすめポイント

最初はガソリン車の魅力から解説。どこがメリットなのか、またおすすめなのか。

○ガソリン車は車両本体価格が安い

まずガソリン車は何と言っても「車両本体価格が安い」こと。最近の新車価格はどんどん値上がりしているものの、ハイブリッド車やEVと比べるとガソリン車は断然お安い。じゃあ、どれぐらい安いのか?

例えば、トヨタ・シエンタの「G」グレードで比較してみると、ガソリン車は約198万円。一方、ハイブリッド車は約232万円。価格差は軽く約30万円超え。さらにXグレードで比べると、ガソリン車は約40万円ほど安くなる。

また修理費用や車検費用の点でも、ガソリン車は高価な部品を使用していないのでハイブリッド車やEVと比べるとお得な点も大きなメリット。

○ガソリン車はいつでも給油可能

続いてのガソリン車のメリットは「すぐ給油できる」という点。

EV(電気自動車)は満充電するには8時間9時間かかることもしばしばですが、ガソリン車は満タンに給油する時間はせいぜい4分5分程度。また最近ガソリンスタンドが自然淘汰されて減ってはいるものの、給油・給電スタンドの数はガソリン車が圧倒的に多い。

○ガソリン車は航続距離が長い

あとはガソリン車のメリットは「航続距離が長い」ということ。

ガソリン車であれば一回の給油で航続距離が1000kmを超えることもしばしば。大型SUVともなれば実燃費は低いものの、給油タンク容量が80Lを超えるものも少なくなく、結果的に意外と航続距離が長かったりします。

でも、電気自動車は最新EVでも航続距離が長くて400km前後というものが大半。「電気自動車の普及の課題」でも既に考察してますが、EVはバッテリーの問題(容量や充電時間)が大きい。

そういう点でガソリン車が有利なメリットはまだまだ多い。

ガソリン車のデメリット・不利な点まとめ

続いてはガソリン車のデメリットや不利な点をまとめてみたいと思います。

○ガソリン車は燃費が悪い

まず最初のガソリン車のデメリットは「燃費が悪い」という点。

前述のトヨタ・シエンタで比べると、ガソリン車のカタログ燃費は20.2km/Lに対して、ハイブリッド車は27.2km/L。ちなみに2018年夏に新型シエンタはマイナーチェンジするため、カタログ燃費はもしかすると多少誤差は出るかも。

それでもガソリン車とハイブリッド車のカタログ燃費差は7km/L。車種によっては更に燃費差が広がることがあります。EVは航続距離が劣るものの、電気代はガソリン代よりも非常に安い。

ただ実燃費はガソリン車もハイブリッド車も実は大差ない。ストップアンドゴーが多い市街地燃費ではやはりガソリン車は不利なものの、高速燃費だとハイブリッド車は意外と伸びない。

前述のようにガソリン車は車両本体価格が数十万円ほどお安いため、結果的に維持費や燃料費との点でハイブリッド車が圧倒的に有利ということにはならない。だから世間が感じるほどガソリン車のデメリットではないかも。

○ガソリン車は走り味が劣る

あとガソリン車のデメリットは「走り味や加速感が劣る」ということ。

自動車メディアの中ではガソリン車の走りをおすすめする声もありますが、EVの電気モーターがもたらすトルク感ある加速感は見事。止まる走るの切れ味あふれる走りは、初心者からプロまで満足できる。

またハイブリッド車もガソリンエンジンにモーターの走りがプラスされるため、加速感ではガソリン車が見劣りする。車重がガソリン車よりも増えるものの、結果的にマイルドな乗り味に繋がることが多い。

そのためエンジンのみで勝負してるガソリン車の走りは見劣りする。強いて言えば、電気モーターは高速域は苦手にしてるので、時速100km/hを超えてくるとガソリン車の走りが有利かも…という程度。

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