つい先日、ホンダ新型シビックが復活。最近はトヨタ新型ハイラックスなど再び日本市場で再販される車種も増えましたが、新型シビックはCセグメントカーとはいえ車体サイズがアメリカンサイズ。だから日本市場にはマッチングしにくいと考えられてた。
そのため誰とは言いませんが、某自動車ジャーナリストも「絶対売れへんしwww」と豪語してました。いくらONE OK ROCKをCMに起用しても自分も新型シビックは売れないと思ってた口ではあるものの、いざフタを開けてみると新型シビックの受注と納期が大変なことになっていたwwwというお話。
そこで今回はホンダ新型シビックの納期と受注数に関する考察記事を作ってみました。新型シビックは良くも悪くも特殊なため、もし購入を考えてる方は参考にして下さい。果たして新型シビックはいつ購入することができるのか?納車されるのか?
新型シビックの受注数は一ヶ月で1万2000台超え!
まず受注数から言うと、新型シビックは発売されてからわずか一ヶ月足らずで受注数が1万2000台を超えたらしい。もはやそこそこ人気の軽自動車並。新型シビックの価格帯は250~280万円ってことを考えると、この数字は驚異的。
受注の大半はシビックハッチバック
詳しい受注の割合を見ると、受注の半分近くはシビックハッチバックらしい。このハッチバックの価格帯はシビックセダンよりも+15万円ほど割高なのに何故。
理由はシンプル。シビックセダンよりややスポーティーに仕上がってる(エンジントルクがやや太く、タイヤのインチ数も大きいetc)から。【評価】ホンダ新型シビック試乗インプレッションまとめも執筆済みなので、もし興味がある方はチェックしてみて下さい。
しかもシビックハッチバックのみに用意されている6速MTの受注数が2100台と好調。このハッチバック(6MT)はCVTよりもエンジントルクが更に野太い。シビックハッチバックの受注動向を見ていくと、日本市場にもまだまだスポーツカー好きの需要が眠っていることが伺えます。
シビックタイプRの受注も好調
また価格が450万円と割高のシビックタイプRの受注数も2100台と、ノーマルシビックハッチバック(6MT)とほぼ同水準並みに売れてる。
新型シビック全体の月販目標台数が2000台だったらしいですから、まさに驚異的。先代シビックタイプRは数年前に750台ほど限定販売されて即完してた事もうなずけます。
自分でも何回「驚異的」という言葉を使ったのか分かりませんが、初期受注としては「これぞ好調」と表現する以外にないでしょう。
新型シビックハッチバックはヨーロッパから輸入してるため納期は遅い…
ただ、それ故に新型シビックの納期はかなり遅くなっている模様。
具体的には2017年11月半ば時点に注文をしても、シビックハッチバックの納期は2018年4月前後(納車まで半年程度)。そして意外にもバク売れしてるシビックタイプRの納期は2018年夏頃(納車まで10ヶ月程度)と、特に納車が遅れてしまっている模様。
あとは受注増以外にも、シビックハッチバック系は「ヨーロッパからの輸入してる」ことも納期遅延の大きな理由。最初から新型シビックの各国へ割り当てられている輸出台数が限られるため、どうしても予想以上の受注が増えるとすぐには対応できない。
少なくとも新型シビックタイプRに関しては、かなり前に2017年分に割り当てられている販売数は完売済みだそう。納期が来年2018年夏頃にまで遅れてしまうのも納得。今後はイギリスでのシビック生産を増やしていくようですが、それでも急激に納期が早まる可能性は低いか。
もちろん新型シビックの人気沸騰が数年単位で続くとは思えないので、2019年頃にはノーマルシビックの納期はいずれもっと数ヶ月程度に短くなるはず。
でも、ことシビックタイプRに関しては受注と生産のバランスはなかなか逆転しない気がするので、基本的には早めに注文しといた方が無難でしょう。
シビックセダンの納期が早い理由
一方、シビックセダンに関しては埼玉県のホンダの工場で生産しているため、シビックセダンの納期に関しては2018年1月初旬(納車まで数ヶ月)と早め。場合によって、埼玉県のホンダの工場でシビックハッチバックを生産する可能性もありそう。
だからホンダ新型シビックが欲しいのであれば、敢えてシビックセダンを選択するのもあり。シビックハッチバックよりトルクは落ちるものの、荷室容量はかなり大きく実用性が高い。これを機にセダン車に手を出すのも面白いはず。
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