【自動車】レギュラーとハイオクガソリンの違いとは?

自動車を走行させるために必要なのが「燃料」。ディーゼル自動車は軽油、ガソリン自動車はもちろんガソリン。

このガソリンには「レギュラーガソリン」「ハイオクガソリン」の二種類が存在するのは言うまでもありません。ただ分かるようで意外と知らないのが、レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違い。

そこで今回は「レギュラーとハイオクの違い」を解説したいと思います。既にセルフ式ガソリンスタンドが定着して20年以上経過する中、改めて知っておきたいガソリンの知識をまとめてみました。

そもそもハイオクガソリンとは?オクタン価とは何ぞや?

まず両者の違いを解説する前に、そもそもハイオクガソリンとは何ぞや?という話。

おそらく多くのドライバーさんはレギュラーガソリンを注入してると思われるので、ハイオクガソリンはあまり馴染みがないかも知れません。何故ハイオクガソリンの方が割高になってしまうのか?

ハイオクガソリンとは「オクタン価が高いガソリン」のこと。「HIGHなオクタン価」で「ハイオク」。まさにそのまんまの意味。ただルールに関しては各国バラバラらしく、日本のオクタン価は「RON」、アメリカは「AKI」という基準を用いております。

じゃあオクタン価はどういう意味なのかと言うと、「着火のしにくさ」をあらわす単位のことらしい。オクタン価の数字が100に近付けば近付くほど、ノッキングや自己着火しにくいガソリンになります。

そのためハイオクガソリンはエンジン内部で異常な燃焼が起こりにくく、耐ノック性が高い。ざっくり言えば、ハイオクガソリンはエンジンの爆発力や能力を最大限まで発揮できる。まさにエンジンの美味しいところ取りできちゃう。

だから、爆発的な加速感や瞬間的な走りが求められるスポーツカーの多くがハイオク仕様車なのも、そういったことが理由。

ハイオクとレギュラーガソリンの最大の違いは「燃えにくさ」

つまり、ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いはまさに「燃料の燃えにくさ」にあると言えます。

具体的にオクタン価の違いを見ておくと、レギュラーガソリンのオクタン価が「89以上」なのに対して、ハイオクガソリンのオクタン価は「96以上」。日本の法律でそう定められております。

ただ現実として流通してるガソリンは、レギュラーのオクタン価が91以上に対して、ハイオクのオクタン価は98以上と言われてる。規格の水準よりも性能が若干程度優れてるガソリンが流通してるらしい。

○日本と海外ではオクタン価が異なる

じゃあ日本も海外もオクタン価が同じなのかと言うと、前述のように基準が各国によってバラバラのため違うらしい。

例えば、お隣の「中国」はレギュラーガソリンのオクタン価が93に対して、ハイオクガソリンのオクタン価は99。むしろ日本よりも優秀。「台湾」はレギュラーのオクタン価が92に対して、ハイオクのオクタン価は98とほぼ日本と同じ。

「アメリカ」だとレギュラーのオクタン価が91に対して、ハイオクのオクタン価は100。「イギリス」はもっとすごくて、レギュラーのオクタン価が95に対して、ハイオクのオクタン価は100らしい。

ドイツだとレギュラーが91にハイオクが98、イタリアはレギュラーが95にハイオクが100。オーストラリアはレギュラーが91にハイオクが98。インドはレギュラーが90にハイオクが97とのこと。

だから日本のガソリンのオクタン価は「特別優秀でもないけど特別劣ってるわけでもない」という何とも中途半端な結果。ちゃんと法律で海外の厳しい水準で規定してしまってもいいのかも知れない。

ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れたら故障するか?

だからハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れると故障の原因になります。

やはり不完全燃焼を起こしにくいハイオクガソリンで動くように設計されているため、オクタン価が低い粗雑なレギュラーガソリンを入れればどうなるかは敢えて言うまでもないでしょう。

前述のように、海外と日本とではハイオクやレギュラーのオクタン価がそれぞれ異なる。そのため輸入車や外車のハイオク仕様車は特に気をつけましょう。逆に海外で日本車を走らせる場合にも注意したい所。

○ハイオク仕様車でも故障しないが…

でも、ハイオク仕様車でも「レギュラーガソリンにも対応」している車種は少なくありません。トヨタの先代オーリスなどが典型。ちなみに2018年夏頃に新型カローラハッチバックに変身したため、現在オーリスは発売されておりません。

ただ、レギュラーガソリンを入れることによるデメリットは存在します。先程ハイオクガソリンはエンジン出力を最大限に引き出すことが可能と解説しましたが、やはり本来の高性能な走りが発揮できないことがしばしば。

実際、自動車メーカーなどでは「エンジン出力が低下する」などとハッキリ注意しております。もちろん体感できるほどの違いがあるかはさておき、せっかく高性能なクルマを購入する以上は、しっかりハイオクガソリンで性能を引き出したい所。

○レギュラーガソリン仕様車にハイオクを入れても問題なし

だから逆にレギュラー仕様車にハイオクガソリンを入れても、特に問題ありません。エンジンが故障する可能性は限りなくゼロに近いです。

でも逆に言うと、ハイオクガソリンを入れても問題ありませんが、特にメリットもございません。エンジン内部を洗浄できるとも言われておりますが、基本的に効果は期待できないというか無意味だと思います。

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