【自動車】オーバードライブスイッチとは?【オーバードライブボタンの意味】

オーバードライブスイッチ・オーバードライブボタンの意味を解説・説明

オーバードライブとは、変速機の中で「一番高いトップギア」を直接的には意味します。

もともとは高速走行を可能にするための増速機みたいな機能らしい。そのためオーバードライブスイッチは「トップギアで走行するかしないかを選ぶ」ためのボタンと解釈して良いと思います。

ただし、一般的な自動車ではオーバードライブスイッチは常時ONの状態が基本。オートマ車は自動で変速するプログラムが組み込まれてるため、MT車のように手動でドライバーが変速に介入すると却って不都合が発生しがち。

つまり厳密にはオーバードライブスイッチは「トップギアでの走行をOFFにするためのボタン」と解釈するのが正しい考え方になるのかなーと思います。

オーバードライブスイッチの正しい使い方と燃費への影響

じゃあオーバードライブスイッチの使い方はどうすればいいのか?基本的にシンプルな使い方。トップギア(エンジン回転数が低い状態のまま)で走行することがデメリットに働く状況を思い返せば分かりやすい。

例えば、エンジンのパワーが欲しい時。雪道やぬかるんだ道などは走行しにくいですが、ギア比を落とすことで最初の出足が楽に加速できます。山道や坂道といったエンジンのパワーが求められる場面でも、オーバードライブスイッチは効果を発揮。他にもエンジンブレーキを多用したい時にオーバードライブスイッチを押すことで、意図的にブレーキを踏む回数を減らすことができます。

つまるところ、一般的に言われてるのはオーバードライブスイッチはスピードの加減速(頻繁な変速の切り替え)が求められる場面において重宝されます。

でも逆に言えばオーバードライブスイッチを多用しすぎると、当然アクセルの踏み込みやエンジン回転数が上がってしまうため燃費性能は悪化するので注意が必要。オーバードライブスイッチがあったとしても意味もなく押さないことがベター。

CVTにはオーバードライブスイッチがない?

このオーバードライブスイッチの場所はシフトレバーボタンの下に配置されてるのが一般的です。ボタン表面にも「O/D」というマークが刻まれているため、スイッチの場所は誰でも分かりやすいはず。

オーバードライブスイッチ(オーバードライブボタン)は、主にオートマ車に設定されています。しかしご存知のように最近の新車はAT(厳密にはステップAT)が組み込まれておりません。

このAT車の代わりに10年以上前から本格的に台頭したのがCVT車。

じゃあCVT車にオーバードライブスイッチモードがないかといえば「車種による」というのが答えになります。CVTも同じくオートマ車ではあるため、シフトレバーボタンの下にオーバードライブボタンがある車種もあれば、逆にない車種も存在します。

CVTは無段変速機。変速の違いやギアの段数が存在しないことが影響してるのかなーと推察されます。またCVTでは「スポーツモード」「ECOモード」など細かく変速モードを切り替えることができる車種も多く発売されていることも、オーバードライブスイッチの必要性がなくなった背景にあるのかも知れない。

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