世界の潮流は「脱炭素社会」にあります。二酸化炭素を排出するのは悪という考え方。そのため自動車業界はBEVといった電動車の開発発売に力を入れております。トヨタ自動車も全固体電池をHEVに近々投入していく模様。
その中で高級車ブランドのレクサスもご多分に漏れず。新型UXでは既にBEVモデルが投入されており、新型NXではレクサス初のPHEVも投入されたばかり。これは2022年以降も怒涛のように続いていき、2025年までに全モデルを電動化していく模様。
事実、レクサスからは「RZ450e」と呼ばれる新型のBEVが2022年半ば以降に発売されされます。そこで「レクサス新型RZ450e」の最新情報を簡単にまとめたいと思います。
RZ450eはトヨタ・bZ4Xの兄弟車
果たしてRZ450eとは一体何者なのか?
レクサス新型RZ450eは「トヨタ・bZ4Xの兄弟車」になります。
bZ4Xとはトヨタ自動車が今後2025年にかけて順次投入していくBEVモデル。そのためRZ450eの発売日もbZ4Xと同じく来年2022年半ば以降となる模様です。一応、「e」というBEVを象徴するグレード名は付いているものの、今後ガソリンモデルも発売されるかは微妙か。
例えば、シャシーには「e-TNGA」と呼ばれる電動車専用のプラットフォームを採用する点でも同じ。だからRZ450eの車体サイズも4690×1860×1650mm(全長×全幅×全高)とほぼ変わらず。少なくとも5.7メートルの最小回転半径、室内サイズは大きく変わらないはず。
またパワーユニットも同じとされます。具体的には前後ツインモーター方式を採用し、前輪モーターは150kW、後輪モーターは80kW。DIRECT4と呼ばれるトヨタが誇るトルクベクタリングを生かした4WDシステムがアピールされます。
そのためbZ4Xには設定されていた2WDモデルは設定されない見通しです。
レクサス新型RZ450eの内外装はどうなる?
続いては外観デザインの最新情報。
まず新型RZ450eの外観デザインがこちら。ヘッドライトはレクサスISのようにL字型ポジションランプをヘッドライト上部に配置している模様。
これは2021年3月にお披露目されたコンセプトカー「LF-Z」がベースになります。市販車でもコンセプト然とした雰囲気は維持されそう。クーペスタイルやブラックアウト化されたクォーターピラーなど、基本スタイルは変わらず。
逆に言うと、特徴的なレクサスのスピンドルグリルは「抑えめ」に仕上がります。そもそもBEVは空気を取り込む必要性がないですから。各社の電気自動車はテスラをモデルにしてるのか、華美なメッキ装飾はあしらわないのはRZ450eも以下同文といった所。
新型RZ450eのリアデザインがこちら。やはり一文字型のリアコンビランプが採用されている模様。
○意外と内装もそのまま踏襲?
一方、内装インテリアでは「Tazunaコンセプト」と呼ばれるデザインが採用されます。かなり独特の雰囲気ですが、特徴的なステアリングは意外とそのまま市販されるか。ステアリングスイッチ一つでヘッドアップディスプレイなどいろいろ操作できるっぽい。
他にもセンタークラスターパネルには14インチの巨大タッチスクリーンが鎮座します。センターコンソール部分にはダイヤル式のシフトコレクターやカップホルダーなどが設置される模様。
まだbZ4Xの値段も分かっていないため、レクサス新型RZ450eの価格も判明していません。ただUX300eの値段が600万円前後だったことを踏まえると、RZ450eの価格はおおむね900~1100万円程度と予想してみます。トヨタが本格的に普及させようとしている以上、それなりに手頃感はありそう。
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