2021年秋にレクサス新型NXがフルモデルチェンジを果たしますが、このNXのお株を奪ったのが2018年に発売された「UX」。国産車でも数少ないプレミアムコンパクトSUV。
プラットフォームはトヨタ・C-HRと共用化されてるんですが、UXでは更に剛性感が増していてレクサスNXを上回る走りが体現されてるという評判。C-HRと比べてUXの車体サイズもやや一回りほど大きかったりします。
そこで今回カーギークでは「レクサス・UXのおすすめ人気グレードTOP3」を解説しようと思います。
UXの価格帯まとめ
まずはレクサス・UXの価格帯をおさらい的にまとめたいと思います。
○ガソリン車(UX200)の値段
- UX200…約397万円
- UX200 バージョンC…約421万円
- UX200 Fスポーツ…約451万円
- UX200 バージョンL…約482万円
○ハイブリッド車(UX250h)の値段
- UX250h…約432万円
- UX250h バージョンC…約457万円
- UX250h Fスポーツ…約486万円
- UX250h バージョンL…約518万円
- (4WDモデルは+26万円前後)
○電気自動車(UX300e)の値段
- UX300e Fスポーツ…約580万円
- UX300e バージョンL…約635万円
レクサスUXの価格帯を簡単にまとめるとこんな感じになります。
UXのパワートレインは「ガソリンモデル」「ハイブリッドモデル」「電気自動車」の合計3種類用意されております。ガソリンモデルもハイブリッドモデルも排気量は2000ccとどっちも同じですが、搭載エンジンは微妙に異なります。グレード名が異なるのはスペック差から来るもの。
例えば、ガソリンは最高出力が174PS/21.3kgmに対して、ハイブリッドは最高出力が146PS/19.2kgm。ただUX250hには更に強力な電気モーター(109PS/20.6kgm)が加わることで、システム合計出力は184PSとガソリン車を上回ります。
また更にUXで唯一設定される4WDモデル(E-Four)はEV走行だけで時速70キロに達するそう。ほぼ電気自動車に近い。他にも変速機もUX200が10速CVTに対して、UX250hは6速CVT。燃料タンク容量がガソリンが47Lに対し、ハイブリッドは43Lだったりします。
一方、価格差はガソリン車とハイブリッド車で約35万円前後にとどまっております。電気自動車はハイブリッド車と比べると、+130万円程度の割高になっております。
レクサス・UXのおすすめ人気グレードは?
続いてはレクサスUXのおすすめ人気グレードTOP3を解説します。
- UX250h Fスポーツ…29%
- UX250h バージョンC…23%
- UX250h バージョンL…16%
レクサスUXの実際の売れ筋グレードTOP3がこちら。これはガソリンモデルのUX200も含んだ数字になります。
つまり、レクサスUXはハイブリッドモデルしか売れていないと言ってよさそう。事実、UX250hの販売比率は全体の88%前後にものぼるんだそう。このハイブリッド比率の高さから消去法的に考えると、無印のエントリーグレードもそれなりに売れているはず。
前述のようにガソリンとHVの価格差は約35万円前後しかなかったため、価格帯400万円強のUXを購入する人にとっては微々たる金額。その程度の負担額であれば税金面などで相殺できることから、わざわざガソリンモデルのUXを購入する人が少ないんだと思います。
また4WDを選択できるのが唯一ハイブリッドのみという点も意外と無視できないはず。
一方、それなりに人気ですが最上級グレード「バージョンL」の値段は520万円近い。そうするとレクサス・NXも視野に入ってくることから、若干選択するユーザーが減るのかも知れません。
そのためUX250hでも売れ筋グレードの「Fスポーツ」や「バージョンC」の価格帯は450~480万円。これはトヨタ・ハリアーハイブリッドの価格帯とおおむね被る。UXは所詮C-HRがベースなので後席空間がやはり狭い。レクサスブランドに固執しないなら、普通にハリアーを選んでおくのが無難です。
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