スバルの中核車種が「インプレッサ」。バブル直後に1992年の発売され、インプレッサの歴史は約30年と意外と古い。
現行インプレッサのデザインを見ると結構かっこいい部類に入るかも知れません。自分の近所の主婦さんもインプレッサに乗ってました。今のインプレッサは万人受けする顔つきと言えそう。少なくとも、オタク臭は漂いません。
ただスバル・インプレッサのオーナーは「オタク(ヲタク)というイメージ」が世間では何故か強いです。
そこで今回カーギークではインプレッサは何故オタク臭いのか考察してみようと思います。
インプレッサのイメージカラーが原因?
まずは「インプレッサのイメージカラー」について考えたいと思います。
インプレッサの車体カラーと言えば、やはり「青色(ブルー)」。そして、ホイールカラーが「黄色(イエロー)」という組み合わせが有名です。
この理由はインプレッサがラリーカーとして活躍した雰囲気が踏襲されてるから。車体にスポンサーの企業ロゴがたくさん貼り付けられることからも分かるように、昔の車好きの中では「インプレッサは強いラリーカー」というイメージが強かった。
この色こそが「ブルー×イエロー」という組み合わせ。
もちろん普通のホイールデザインのインプレッサも発売されてはいましたが、インプレッサに乗るのであれば「青の車体色と黄色のホイール」を組み合わせて乗る人がやはり多かった模様。
ただラリーカーのインプレッサは企業ロゴがペタペタ貼ってるから目立たないんですが、「青の車体色」と「黄色ホイール」の配色の組み合わせがどうしても毒々しい。ブルーとイエローの配色を華麗に使いこなせるのはヴィンセント・ヴァン・ゴッホだけでしょう。
キモオタブルーとの親和性
でも車体色の組み合わせだけで「インプレッサ乗り=オタク」のイメージが付くとは考えにくい。
でも、オタク(ヲタク)のイメージカラーがそもそも「青」だった。いらすとやで「ヲタク」と調べても分かるように、何故かオタクは青い服装を着用してるイメージが一般的には強いらしい。確かにオタクがよく履いてるジーンズやジーパンも青色系統。
昔のヲタクたちは自嘲気味に「キモオタブルー」と名乗っていたように、まさに青色は自他共に認めるオタクのイメージカラー。インプレッサもオタクもイメージが青色と共通だった。両者を関連付けない人はむしろ少ないでしょう。
インプレッサの「痛車」もブルーが多い
そしてオタクの車と言えば、やはり「痛車(いたしゃ)」の存在は欠かせません。あらゆる負のイメージの諸悪の根源とまで言えそうですが、インプレッサのオタク乗りイメージを植え付けてる可能性が考えられます。
でも痛車はインプレッサ以外にも数多く存在します。グーグル画像検索で試してみるといいんですが、トヨタ車から輸入車まで幅広い痛車が表示されます。さすがに「痛車≒インプレッサ乗り」と結び付けるのはやや安直。
ただし、「インプレッサ×痛車」の組み合わせで少し絞って画像検索すると青色のインプレッサをベースにした痛車の画像がもれなく表示されます。だから、少なくともブルー色のインプレッサ乗りにはオタク君が多いのはどうやら間違いなさそう。
これらの情報が総合的に判断されて、「インプレッサ≒オタク乗りが多い」というイメージ(偏見?)が世間の間で定着したに違いない。だから世間の偏見もあながち間違ってはないと言えそう。
でも現行インプレッサのイメージカラーにはシルバー色などが推されてるので、こういった先入観は今後徐々に薄らぎそうです。
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