トヨタの高級ミニバンが「エスティマ」。
現在はアルファードやヴェルファイアの方が有名ですが、エスティマは1990年のバブル期に販売されたミニバン。近未来的な卵型デザインは今もなお色褪せない先進性がありました。友達の親も意外と乗ってた記憶。
現行エスティマは2006年に発売されて以降はフルモデルチェンジされてないものの、2016年にビッグマイナーチェンジを施して外観デザインが大きく一新されたことで話題に。
ただ残念ながらマガジンXによると、2019年に「トヨタ・エスティマは販売終了・生産終了」してしまうとのこと。
最近トヨタは販売ラインナップの半減を公言したばかり。エスティマは無慈悲な判断の餌食になってしまったのか?
【生産終了】エスティマの搭載エンジンが古すぎた
ということで、何故エスティマは2019年に販売終了になってしまうのか?
結論から書くと、現行エスティマに搭載してるエンジンが特殊だから。2016年のビッグマイナーチェンジでハイブリッドエンジンに統一されたものの、現行エスティマは「2AZ型」と呼ばれる旧型エンジンを未だに搭載してる。
もちろん新型エンジンに換装すればええやんって話ですが、エスティマのデザインが独特なこともあってか、新型エンジンに置き換えるのは無理っぽい。だから現状、エスティマを販売するために「2AZ型エンジン」を生産してるような状態。
ただ前述のようにエスティマは数年前に大きくテコ入れされたものの、現在2018年の販売台数は月販800台前後をウロウロ。7月8月の販売台数はもはや50位以内にすら入らず、エスティマはランキング圏外。
さすがにコレは誰が考えてもムダということで、旧型エンジンの生産終了に伴って現行エスティマの販売も終了されるという流れらしい。具体的な時期こそ確定してませんが、確かに現在の販売状況を考えたら早晩にエスティマが販売終了してもおかしくないでしょう。
もしエスティマの購入を考えてる方はお早めに。
【復活】2020年以降に新型エスティマはフルモデルチェンジ?
ただ既に当ブログ・カーギークでも触れてますが、トヨタ・エスティマは2020年以降にフルモデルチェンジすると言われてる。
具体的にはエスティマ、プリウスα、既に販売終了済みのアイシスを統合させるカタチで「新型三列シートミニバン」をトヨタは開発中。この次期ミニバン車はTNGAプラットフォームを採用したことで、室内空間が更に広がって走りも改善される予定。
例えば、現在人気のシエンタ。これも先代モデルが販売終了して一年の期間を経て、再びフルモデルチェンジして爆発的にヒットしました。これと同じことがエスティマでも起きる可能性がある。
ただ「エスティマ」の名前が残るかは不明。ご存知のように、トヨタは既にMクラス以上のミニバン車のラインナップは非常に豊富。敢えて、エスティマの車名をそこまで残す必要があるのかは疑問。
またプリウスの販売台数は常に上位5位以内には入ってるものの、いささか微妙。そのため「次期プリウスα」として販売した方が、結果的にプリウスブランドの底上げにつながるでしょう。
実際、どうやら次期三列シートミニバンはサイズ感的にエスティマとは程遠いらしく、確かにプリウスαやシエンタあたりのミニバン風ラインナップを充実させていく方が今後の活路を見いだせるのかも知れない。
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