新車が初めてお披露目されることが多いのが「モーターショー」。日本だと東京モーターショーが有名ですが、世界各地で毎年のように開催されてます。今年2020年も色んなモーターショーが開催予定でした。
（NHK）
ただし、2020年3月に開催予定だったスイスのジュネーブモーターショーの中止が正式に決定。
この理由はコロナウイルス。もちろんジュネーブモーターショーはTMSと違って毎年のように開催されてることも判断の早さに繋がったと思いますが、延期じゃなくて「中止」という点が大きそう。それだけに日本以外でも影響の大きさを感じさせます。
そこでジュネーブモーターショー中止の影響や今後の自動車メーカーの動向を簡単に予想してみました。あと4ヶ月後に迫った2020年7月の東京オリンピックは無事開催されるのか？
新車の発表は独自で行う？
まずは新型車の発表はどうなるのか？
前述のようにモーターショーをキッカケに新車を発表する自動車メーカーは多かった。今後もアメリカではニューヨークなど大規模なモーターショーが開催を予定しており、ジュネーブモーターショーと同様に中止される可能性は十分考えられる。
結論から書くと、各自動車メーカーは単体で新型車の発表を行う可能性が高そう。モーターショーが中止されたとしても、フルモデルチェンジを遅らせる理由にはならない。既に日産新型ルークスなどはコロナウイルスの影響でネット中継も生かして発表してました。
今後、他の自動車メーカーや新型車も似たような対応を取りそう。直近だとトヨタ新型ハリアーなどは既に4月8日に発表することが決定してますが、それに大きな影響を与える可能性は低そう。
ただし、コロナウイルスの影響で自動車部品の製造や調達が間に合わず、生産そのものが既に難しくなってる車種もあります。そのため結果的に日産新型ノートといった車種のフルモデルチェンジが遅れる可能性も高そう。
東京オリンピックに来る海外選手はいるのか？
続いては「東京オリンピックへの影響」を考察しようと思います。IOCの委員などは予定通り東京オリンピックを開催すると公言してますが、果たして本当につつがなく開催できるのか？
結論から書くと、東京オリンピックが開催される可能性は五分五分以上だと思いますが、中身は非常に微妙なものとなりそう。トヨタ新型MIRAIやレクサス新型LSなど東京五輪と同時に発表されそうですが、どこまで注目を浴びることができるのか。
何故なら、仮に開催したところで海外の選手がわざわざ日本に来てくれるのか？という疑問が残ります。中華ウイルスと揶揄されていたりもしますが、既に日本も立派なコロナウイルスの感染大国。実際、今日行われた東京マラソンでもアフリカ人選手はこぞって出場しなかったとか。
安倍政権がろくに検査してないだけだと思いますが、ヨーロッパの国々では日本以上に感染者が出てる国もあります。それが今回のスイス・ジュネーブモーターショーの中止にも繋がってるんだと思いますが、わざわざ日本に感染しに来る選手がいるのか？
あとは「東京オリンピックまで残り4ヶ月」という期間も絶妙に微妙。もし来月開催されるのであれば中止の流れが強まりそうですが、漠然とコロナウイルスが終息するんじゃないのか？という甘い期待を抱く関係者も多そう。
実際、その見通しの甘さや場当たり的な対応が安倍政権の顛末を招いたわけですが、現状だとコロナウイルスは世界的に拡散されてる状態。東京オリンピックまでに顕著に終息してるとは考えにくい。
だから「コンディションの調整」や「モチベーションの維持」など、当事者である選手たちの一番大変だろうなと思います。たとえ今回のジュネーブモーターショーのように中止にまで踏み込まなくても、猛暑対策を考えても半年程度延期したって良さそうです。決めるなら早めに決断したほうが良さそうです。
コメント