トヨタ自動車のスポーツカーブランドが「GR」。ガズーレーシングの頭文字を取った略語。GRスポーツ→GR→GRMNの順番でカスタマイズの度合いが向上。とりわけGRMNモデルは搭載エンジンまで変えちゃう力の入れよう。
一方、スープラは「GRスープラ」という通称で表現されるだけあって、もはやGRブランド専用車。わざわざカスタマイズする必要がないほど、スープラの走りはヤバいという裏返し。じゃあ、スープラGRMNなどは発売されないのか?
でも、「スープラGRMN」という新型車はどうやら今後発売される模様。
そこで今回カーギークではトヨタ新型スープラGRMNの最新情報をまとめてみました。発売日や価格、スペックなどはどうなっているのか?
発売日は2023年以降
まずは発売日や発売時期の最新情報。
トヨタ新型スープラGRMNの発売日は2023年頃になりそう。現行スープラは2019年5月に復活したことを考えると、タイミング的にはそんなもんかなって感じです。基本的にBMW製だけあってトヨタの都合で発売スケジュールを進めにくいことも影響か。
だから中身がBMW製にも関わらず、トヨタのスポーツブランドとして発売していいのか?という疑問も湧きますが、既にトヨタはダイハツ・コペンを自社のGRブランドとして発売してる前例があるので特に問題もないのでしょう。
とりあえず現状だとスープラGRMNの開発そのものは着実に進んでいる模様。
スープラGRMNのベースはMシリーズ?
続いては「スペック」やパワートレインの最新情報。
結論から書くと、トヨタ新型スープラGRMNのベースは「BMWの次期M4」になりそう。いわゆるBMWのハイパフォーマンスブランドの「Mシリーズ」。やはりスープラの中身はBMW製のため、GRMNモデルであってもトヨタ製に変わることはありません。
2020年末にBMW新型4シリーズがフルモデルチェンジしますが、この次期4シリーズのMモデルに搭載される予定のエンジンやシャシーがスープラGRMNに流用されます。
それでもトヨタとBMWはスープラGRMNの発売のために共同開発を進めている模様。しかも、面白いのはスープラの兄弟車であるBMW・Z4には流用されないということ。まさにスープラGRMNオリジナル。
具体的には「3.0L直6ツインターボエンジン」が搭載されます。次期M4を参考にすると、520PS/62.0kgm程度のスペックを発揮しそう。現行スープラは387PS/51.0kgmですから大幅進化。変速機は7速M-DCTが組み合わされそう。
またスープラGRMNのシャシーにはニュルブルクリンク24時間耐久レースのトヨタの知見も活かされる模様。だからノーマルスープラはBMW色が強いものの、スープラGRMNに関してはよりトヨタ色が濃くなった商品に仕上がりそう。
スープラGRMNの価格は1200万円超え?
最後は「価格や値段」の最新情報。
トヨタ新型スープラGRMNの価格帯は1200万円前後になりそう。
やはりベースはBMW新型M4ですから、価格帯も似たような値段になるはず。現行M4の価格帯は1200~1300万円前後。次期M4の価格帯が少し割高になると仮定した場合でも、スープラはZ4より何故か価格帯が割安。そのためスープラGRMNの値段は1200万円前後に落ち着くと予想できそう。
またスープラGRMNは数百台前後の「限定販売」になりそう。いわゆるファイナルエディションという位置付けで発売される可能性が高い。GRMNというブランドの価値も合わせて考えると、ノーマルのスープラと違って値段を抑えてくるかは微妙か。
だから簡単に手が出る価格帯ではないと思いますが、スープラの希少性やGRMNの価値を考えるとお金持ちのクルマ好きは十分購入する価値はありそう。
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