ホンダのヒンジドアタイプのミニバン車が「ジェイド」。普通ミニバン車と言えばスライドドアを採用してるんですが、ヒンジドアは前後に開閉するタイプのドア。そのためミニバン車と言うよりも、ジェイドはステーションワゴンに近かったかも知れない。
しかしながら、ホンダ・ジェイドは2020年8月を目処に生産終了されることが決定。7月という情報もありますが、他にもホンダ・グレイスも同じタイミングで生産終了する可能性。あくまで生産終了のタイミングに過ぎず、実際に販売終了する時期はもう少し遅れそうですが、既にオーダーストップの状態。
そこで「ホンダ・ジェイドが販売終了するに至った理由」を簡単に解説してみたいと思います。
ジェイドが販売終了する理由とは?
結論から入ると、ホンダ・ジェイドがとにかく販売台数が少なかったことが原因。
もちろんコロナの影響も大きかったですが、2020年4月の販売台数はわずか47台。同じく販売終了するグレイスでも297台だったことを考えると、いかにジェイドが売れてなかったかが分かります。
じゃあ、ホンダ・ジェイドが一体何故売れなかったのか?
この理由もシンプル。ジェイドはとにかく割高だった。パワートレインはフィットとほぼ同じだったにも関わらず、当初の価格帯は272万円から。同価格帯のライバル車種はまさに群雄割拠の状態ですから、さすがに無謀。
普通にミニバン車がほしければ、ホンダであればステップワゴン、トヨタであればノア・ヴォクシー、日産だとセレナを購入します。確かにプリウスαもそこそこ売れていたためホンダ的には勝算はあったんでしょうが、うーん。
この背景には、ホンダは2019年に「ローカルで販売されてる地域専用車の整理縮小」を進めてることがあります。そのためホンダが軽自動車事業からの撤退も噂されてるほど。ただし、今年2020年には新型N-ONEのフルモデルチェンジも予定しており、さすがにそこまでいくと販売するものがなくなる。
だから、それはないにしても今後もシャトルあたりも販売終了になる可能性はありそう。ちょっとホンダ車はフィット顔の金太郎飴のデザインが多かった。さながら劣化マツダといった感じ。ジェイドが販売終了するのもむべなるかな。
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