トヨタが世界に誇る大衆車が「カローラ」。世界新車販売で累計5000万台を超えたそう。2018年のフルモデルチェンジ以来、日本国内でも3ナンバーサイズに拡大。そのこともあって国内の新車販売ランキングでも上位に位置することも増えました。
そこで今回カーギークでは「トヨタ新型カローラクロスの最新情報」を簡単に解説しようと思います。カローラにはセダンタイプなどいろんな種類が用意されていますが、いよいよSUVタイプのカローラが発売されます。
発売日は2021年9月14日
まずは発売日の最新情報。
トヨタ新型カローラクロスの発売日は2021年9月14日になります。正確には発表日と言ったほうが正しそうですが、既にタイを皮切りに東南アジアでは2020年夏頃からカローラクロスは発売されております。アメリカ向けカローラクロスも6月2日に既にお披露目されてる状態。
そう考えると日本市場が軽んじられている気もしますが、新型カローラクロスがいよいよ2021年9月14日に発売されます。
カローラクロスの車体サイズはRAV4未満C-HR以上
続いてはカローラクロスの車体サイズを確認。
トヨタ新型カローラクロスの車体サイズは4490×1825×1620mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2640mm。言うまでもなく、カローラがベース車両になります。
そのため大雑把に説明すると、トヨタ車だとRAV4未満C-HR以上といったサイズ感になります。RAV4の車体サイズが4600×1855×1685mm。C-HRの車体サイズが4385×1795×1550mm。まさに中間サイズ。
また最近トヨタ車ではヤリスクロス(4180×1765×1590mm)が人気ですが、それと比べるとカローラクロスは一回りほど大きい感じです。他社のSUVと比べると、最近フルモデルチェンジしたホンダ新型ヴェゼルよりも大きく、一番サイズ感が近いのは三菱・エクリプスクロス。
車体サイズが拡大したメリットとしては「荷室の広さ」が挙げられます。
事実、カローラクロスのラゲッジスペースは487L。ヤリスクロスの390L、C-HRの318Lと比べるとかなり大きいことが分かります。ハリアーですらラゲッジスペースは409Lだった。同車格の車ではトップクラスの荷室の広さを誇るため居住スペースも広いはず。
車体カラーやデザインは?
続いては車体カラーの最新情報。
カローラクロスの顔付きは「普通のカローラ」とは随分異なります。特にフロントグリルが目に付きます。ハイラックスのそれを彷彿。フェンダーアーチモール含めて樹脂パーツをふんだんに使用することでSUVらしさが無難に強調されています。
また海外向けのカローラクロスと違って、日本仕様はフロントグリルが下端に配置されて、またグリルを覆うようにメッキガーニッシュが施されてる点も特徴。日本人ウケしそうなデザインに作り変えられている印象。
そこでカローラスポーツの顔付きと比べてみると、カローラクロスとの違いは一目瞭然。カロスポの方が顔付きは鋭いものの、圧という点ではカロクロに軍配。足回りと言った部分まで手を加えられてるようではありませんが、パット見の違いは購買意欲にも影響を与えてくるはず。
新型カローラクロスの車体カラーは合計8種類。全12色だったカローラスポーツと少ないですが、これぐらい用意されていれば十分でしょう。強いて言えばツートンカラーは欲しかったところ。
ちなみにカローラクロスの内装インテリアがこちら。基本的にノーマルのカローラと同じ。
搭載エンジンは?燃費は?
続いてはパワートレインの最新情報。
トヨタ新型カローラクロスのパワートレインは「1.8L直4ガソリン(2ZR-FAE型)」と「1.8L直4ハイブリッド(2ZR-FXE)」の2種類。そのため搭載エンジンもカローラと同じものが踏襲されます。ただし、カローラスポーツの1.2L直4ターボは設定されません。
1.8L直4ガソリンのスペックは最高出力が140PS、最大トルクが17.3kgm。1.8L直4ハイブリッドはエンジンが98PS/14.5kgm。電気モーターが72PS/16.6kgm。システム総合出力が122PSになっております。
ちなみに、駆動方式はハイブリッドにのみ「4WD(E-Four)」が設定されます。
アメリカ向けのカローラクロスには2.0L直列4気筒のダイナミックフォースエンジン(M20A型)が搭載されます。スペックは170PS/20.8kgm。これはカローラクロスが数年後にマイナーチェンジする際に新たに設定されるそう。
カローラクロスのカタログ燃費はガソリンモデルが13.7km/L、ハイブリッドモデルが24.3km/L(4WDは21.8km/L)とのこと。ノーマルのカローラの燃費と比べると、およそ数km/Lほど落ちてこんでます。
ただ1.5Lエンジンを搭載するヤリスクロスのHVが26~28.7km/Lでした。排気量の違いを考慮すれば大きくは見劣りしません。
グレード構成は3種類?装備は?
続いてはグレード構成や装備面の最新情報。
カローラクロスのグレード構成は「GX」「G」「S」「Z」の合計4種類。GXは法人向けのグレードのためガソリンにしか設定されないため、基本的にGがエントリーグレードと考えると良いでしょう。前述のように、4WDはハイブリッドのみ。
それぞれのグレードの装備面を簡単に解説すると、【G-X】はレンタカーといった法人向けのグレードですがLEDヘッドライトやトヨタセーフティセンスが標準装備されます。また7インチディスプレイオーディオが与えられますが、いわゆるコネクテッドカーに対応しているのはG以上。
その【G】には本革巻ステアリング&シフトレバー、ヒーター付きのオート格納式ドアミラー、インテリジェントクリアランスソナーなどが標準装備。ハイブリッドモデルにはAC100Vコンセントがオプション装備で追加されます。
【S】には17インチアルミホイール、ルーフレールなどが標準装備。オプション装備には9インチディスプレイオーディオ、パノラマルーフが加わります。
【Z】は流れるターンシグナルランプ、ハンズフリーの電動ハッチゲート、18インチアルミホイール、自動防眩ルームミラー、運転席パワーシートなどが標準装備。
価格は199万円から?
続いては新型カローラクロスの価格。
- GZ…199万円
- G…224万円
- S…240万円
- Z…264万円
まずガソリンモデルの価格帯がこちら。法人向けとは言っても、それなりに装備が最低限充実してて199万円は正直安いでしょう。前述のように、ガソリンモデルに4WDはありません。
- G…259万円
- S…275万円
- Z…299万円
続いてハイブリッドモデルの価格帯がこちら。4WDは+20万円高になります。
そこで他の車の値段と比較すると、ヤリスクロスのHVが228万~258万円だったので、カローラクロスは+30万円に留まっております。ヴェゼルHVの価格(PLAY除くと265~289万円)と比べても若干割高。それでも排気量の300ccの差を考えると許容範囲か。
ベース車両のカローラスポーツのHVが248~284万円だったので、カローラクロスの値段は+10~15万円高に留まってる。標準カローラと運動性能などは変わらないものの、カスタムグレード的な位置づけで考えるとお買い得。
室内空間の広さではカローラやヤリスクロスは上回っているため、実用性の面で十分お釣りは来るでしょう。
コメント
新型トヨタカローラクロス日本仕様はフロントグリルが異なりますよ!
コメントありがとうございます。
日本仕様のカローラクロスについて追記しておきました。
海外向けのカローラクロスの顔付きだとパット見、
カローラの派生車種だと分かりづらいって判断もあったんでしょうかね。