BMWと言えば、おしゃれな輸入車メーカーとして知られております。販売台数でこそメルセデスベンツの後塵を拝してるものの、BMWは20代30代の比較的若い世代に受けてる印象です。
このBMWから2020年3月に発表されたのが「BMW新型i4」と呼ばれる新型車。車名を見ても分かるように、i3やi8に続くBMWの電気自動車(BEV)。新型i4の見た目も、かなりバチバチにエグい印象です。
そこで今回カーギークでは「BMW新型i4の最新情報」を徹底解説してみた。果たして新型i4はいつ頃発売されるのか?価格はいかほどになりそうなのか?
発売日は2021年秋以降か?
まずは「発売日」の最新情報。
BMW新型i4の発売日は2021年秋頃になりそう。何故なら、新型i4は2022年モデルとして開発されてるから。少なくとも、ヨーロッパやアメリカなど海外では新型i4は2021年後半までには発売されます。
一方、日本国内での発売時期は不明。日本の芸能人の愛車にi3やi8が愛用されてることからも分かるように、BMW新型i4も日本国内に導入されることはほぼ間違いないと考えていいはず。
基本的に輸入車は日本発売が遅れがち。でも最近フルモデルチェンジされたばかりのBMW新型2シリーズは、海外とほぼ同時に投入されてたはず。そのためBMW新型i4の国内の発売時期も大きく遅れることはないと予想してみます。
新型i4の航続距離やモーター出力は?
続いては新型i4の中身を解説。
BMW新型i4のベース車両は「次期4シリーズグランクーペ」になります。新型4シリーズそのものは2020年夏以降のフルモデルチェンジを予定してます。新型i4の予想主要諸元も4720×1830×1440mm(全長×全幅×全高)と新型4シリーズと大差ないはず。
プラットフォームは次期4シリーズと同様に「CLARプラットフォーム」を採用します。EV専用シャシーなどは開発されておらず、あくまで新型i4はガソリン車向けの従来のプラットフォームが流用されます。
この理由は既存の工場施設を活かすため。BMWの利益率の高さが垣間見えた気がしますが、今後プラグインハイブリッド車なども販売されそう。外観のイカツさも相まって高級路線を目指してるのかと思いきや、新型i4はアメリカのテスラ・モデル3をライバル視してるとされます。
ちなみに、当初はBMWは4ドアのグランクーペをフルモデルチェンジを機に廃止し、「4シリーズグランクーペの後継モデルとしてi4を発売する」とも言われてた。でもニュルブルクリンクでテストカーが走行する姿が確認されるなど、どうやら引き続きグランクーペが販売されそう。
一方、新型i4は床下に80kWhのバッテリーを搭載し、EV航続距離は600km(373マイル)に達する予定。またシステム総合出力は520PS以上を発生。最高速度は200km/hを超え、0-100km/h加速は4秒を切るとされます。ジャガーの電気自動車・I-PACEの0-100km/h加速が4.8秒でしたから、割と速い部類と言えそう。
またモデル3の0-100km/h加速が1モーターだと5秒前後、2モーターだと4秒前後なので新型i4がライバル視してるのもうなずけます。
奇抜なデザインはそのまま市販されるのか?
一方、気になるのは新型i4のデザイン。
やはり冒頭でも貼ったようにBMW新型i4の外観がいろいろとヤバすぎる。何と言ってもBMWの特徴的なキドニーグリルが目を引くわけですが、とにかくデカすぎる。誰が見てもデカすぎる。次期4シリーズも以下同文。
そのため車好きじゃなくても各方面を驚愕させてましたが、果たして新型i4はこのままのデザインで発売されるのか?
新型i4のテストカーを見ると偽装されてるものの、巨大なキドニーグリルはあまり確認できません。ちなみに新型i4は電気自動車だけあって、グリルの存在価値や機能面での効果は全くありません。
でもベース車両のBMW新型4シリーズが、どうやらコンセプトカー通りに発売されそう。ヘッドライトは最近のBMW車のように成形されるものの、新型i4も同様に特徴的な巨大キドニーグリルはそのまま市販されそう。
ただ新型i4の内装も次期4シリーズの内装と共用されそうですが、やはり電気自動車だけあってデジタルコクピット感が更に強められてる可能性はありそう。
新型i4の価格帯はテスラ3並か?
続いては「価格情報」を解説。
そこでBMW新型i4のライバルとされるテスラ・モデル3の価格を見ると、3万5000ドルから。日本円に換算すると380万円前後から。外車でありながら日産・リーフより少し割高な価格に収まってることから、めちゃんこ安い電気自動車として有名。
ただし、BMW新型i4がモデル3をライバル視してるとは言っても、BMW現行4シリーズの価格帯ですら最低でも600万円以上する。ましてや電気自動車。実際問題としてBMW新型i4の値段がそこまで下がるかは非常に疑わしい。
例えば、BMW新型i4がテスラをライバル視してる意味を解釈すると、あくまで「そこまで割高にしない」という程度に過ぎないんだと思います。そう考えると、モデル3の最上級グレードの価格56990ドル(615万円前後)あたりが参考になりそう。
つまり、BMW新型i4の価格帯は800~1000万円程度と予想してみる。
BMW・i3の値段が540~640万円程度のレンジに収まってることから、そこに+200~300万円程度を上積みするとちょうどええ感じに収まりそう。またCクラスベースのメルセデスベンツ・EQCの値段が1080万円程度なので、BMW新型i4の値段はこれを上回る可能性は低いか。
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