【疑問】自動車の猛暑・熱中症対策はどうすればいい?真夏の車内温度を下げる方法まとめ【エアコン故障】

既に夏本番真っ盛り…と言いたいですが、今年は気温が低いため夏を実感する機会は少ないです。ただし、ここ数年の日本の夏を思い返すと、それでも「猛暑・酷暑」続きだったことは記憶に新しい。

電車の線路やレールが曲がるぐらいの猛暑ですから、自動車の車内はとてつもなく暑くなるのは言うまでもありません。ハンドルを持って火傷なんてことも。高温でエンジンやバッテリーで故障してもおかしくない。

そこで今回カーギークでは「自動車の猛暑対策」をご紹介したいと思います。本格的な猛暑が始まる前だからこそ、愛車とドライバー自身や同乗者、また赤ちゃんや犬の命を守るための対応策を講じておきたい。

車内の暑さ対策には「サンシェード」が効果的

まずは「車内の暑さ対策」。

(Amazon)

結論から書くと、やはり太陽光を防ぐための「サンシェード(日除けシェード)」が無難に効果的だと思います。

フロントガラスの内側にサンシェードを置いて遮光して影を作るだけでも、自動車の中の温度上昇をかなり防げます。アスファルトなど典型ですが、猛暑時の太陽光に直接当たり続けるとそれだけで凄まじい熱上昇を起こす。

サンシェードの価格も1000~2000円程度のものが多いので、誰でも対策できるお手頃な方法。サンシェードが不要という方は、例えば白い布をダッシュボードやハンドルに覆っておくだけでもそれなりに猛暑対策になります。

少なくとも、これらの方法を使えばハンドルなどが火傷するほど高温にならないはず。そのため窓ガラス全面に貼ることは法律上できませんが、カーフィルムやスモークフィルムも猛暑対策として一定程度は有効か。

黒(ブラック)と白(ホワイト)では温度の上がり方は違う?

ちなみに、自動車の車体カラーによって「車内温度」にも大きな違いが出てきます。

猛暑と聞いて思い出される悪名高い場所が、やはり埼玉県熊谷市。2016年7月8日にベストカーさんが最高気温が「37.3℃」に達した熊谷市でテストをした結果を見ると、それが明白。

(ベストカー8月26日号 講談社)

例えば、車体カラーが黒色ブラックの三菱・ギャランフォルティスの車内温度が70℃に対して、白色ホワイトのトヨタ・アリオンが63℃。つまり、車体カラーが違うだけで車内温度にして「7℃」の違いが発生する。

車内温度の時間帯推移を見ると、昼間にかけて車体カラーがブラックの自動車の方がぐんぐんと温度が上昇してることが伺えます。黒やはり色は熱を吸収してしまうことが影響。車は表面積が広く、それだけ太陽光が当たりやすい。

逆に言うと、夜や朝の段階からサンシェードを車内に設置しておくと、どれだけ猛暑になっても車内温度が一定程度抑えることができそうです。

最適な猛暑対策はやはり「エアコン」だった!

とはいえ、駐車する度にサンシェードを置いておくのは面倒。また気温40度近い真夏の炎天下では、実際に効果も限定的かも知れない。じゃあ、自動車の真夏の猛暑対策は一体どうすればいいのか?

(JAF8月9月号)

結論から書くと、車内温度を下げるには「エアコン」が最も有効な対策と言えます。

カーエアコンには内気循環や外気導入の2パターン存在しますが、どちらを使用しても車内温度を的確かつ順調に下げることが可能。敢えて言うなら、内気循環が車内温度を早く下げられます。

冷却スプレーはあまり効果は見られず、かえって発火する危険性もあって微妙。

また打ち水の原理で水を車体表面に直接かける方法も考えられますが、実際には車内温度を下げることは難しいです。むしろ急激な温度差から塗装にシミができる危険性があるためおすすめできません。

○窓は開けっ放し&エアコン付けっぱなしが最も効果的

そして、最も効率的な猛暑対策が実は「窓を全開にしてエアコンをガンガンかける」こと。

カーエアコンを使用する場合、まず普通は窓を閉めたままにした方が多いと思いますが、実はエアコン使用時は窓を閉めちゃいけない。むしろ、まず窓を開けるべきという衝撃の新事実があります。

更に具体的に言うと、ずっと窓は開けっ放しにするわけではなく、最初の2分間程度だけ。その状態で外気導入に設定して走行し、その後は窓を閉めて内気循環にして3分間ほど走行するだけ。

これだけで普通にエアコンを使用するよりも、もっと短時間で車内温度をグーンと下げることが可能。もちろん最初のわずか4分5分程度の話なので、最初から窓を閉めた状態でエアコンを使用しても構いません。

○車内にこもった熱気を直接外に出す方法がベター

この理由は至ってシンプル。

何故なら、車内温度が60℃も70℃もなってくると、車内にこもった熱気そのものが高温になる。その暖かくなった大量の空気をエアコンで直接冷やすより、まずその熱気を外に放出してしまった方が効率的に車内を冷やせる。

だから窓ガラスを開ける方法以外には、例えば自動車のドアを何回か繰り返しバンバンと開け締めする方法もおすすめです。これだけで車内の温度が54℃から45℃まで下がったことがJAFなどの実験でも明らかに。

むしろ赤ちゃんや犬も乗せる場合、先にドアの開閉を繰り返して車内の熱気を追い出してしまった方が健康に悪影響を与えないかも知れない。

エアコンがきかない?故障する前に点検

そのため猛暑の日本において「カーエアコンがきかない」のは自殺行為。自分も家のエアコンがいきなり故障して散々な目にあった記憶があります。だから真夏の炎天下が来る前にカーエアコンを点検しておきたい。

そこでチェックしたいのが「エアコンフィルター」。

何故なら、フィルターの目詰まりを解消するだけでエアコンのききや風量が随分と改善されるから。交換時期は走行距離5000km毎か半年毎が適切とされるため、意外とエアコンフィルターはホコリや花粉などで目詰まりしやすい。

「カーエアコンがきかない」「エアコンのニオイが臭い」と感じてる人は、猛暑が来る前にエアコンフィルターを交換しておきたい。それでもエアコンがきかないようであれば、早めにプロに修理してください。

猛暑に丸腰で立ち向かったらマジで死んでしまうので、定期的にカーエアコンだけは点検してもらいましょう。

自動車の「バッテリー」や「エンジンオイル」は猛暑や炎天下に弱い

でも、猛暑や炎天下に弱いカー用品はエアコンだけじゃない。例えば、バッテリーやエンジンオイルなどが好例。スマートフォンに代表されるように、バッテリーや電池が熱に弱いことは周知の事実。

だから猛暑になる前に、バッテリーは安価なものでいいからカー用品店などでやはり定期的に交換しておくとベター。最近は大容量バッテリーも低価格化が進んでおり、炎天下で車内に置き去りされる危険性も考えたらお安い投資。

○冷却水が足りないとエンジンがオーバーヒートしがち

またエンジン周りの部品も猛暑で消耗しやすい。

例えば、「エンジンオイル」。常に高温にさらされてる部分なので、猛暑でも特に問題なさそうですが既定値がちゃんと存在します。そのため高温になりすぎると、エンジン内部の潤滑性能が落ちてしまうことも。

そのため炎天下や猛暑では「粘度が高いエンジンオイル」を一般的に使用するのがベターとされます。

そして、「冷却水」も重要。

冷却水はエンジンを冷やすために必要なので、もし炎天下で冷却水が足りなくなるとエンジンがそれだけオーバーヒートしやすい。やはり猛暑になる前に冷却水の残量をチェックしておきたい。

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